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声優・子安武人の巧みなる演技力 「好きな子安キャラ」を挙げると年齢がバレる!

マグミクス / 2022年5月5日 6時10分

声優・子安武人の巧みなる演技力 「好きな子安キャラ」を挙げると年齢がバレる!

■二枚目からギャグキャラまでどんな役柄でも演じる匠の技

 5月5日は声優の子安武人(こやす・たけひと)さんのお誕生日。ちなみに、この名前は本名だそうで、「こどもの日」生まれが由来でつけられたそうです。

 子安さんといえば、シリアスな二枚目、凶悪な敵役、壊れたギャグキャラなど、さまざまなキャラクターを演じてきました。その代表的なキャラたちを振り返ってみましょう。

 子安さんの声優デビューは『どんどんドメルとロン』(1988年)だったそうです。そして、初めてのレギュラーとなった『天空戦記シュラト』(1989年)の夜叉王ガイ(黒木凱)で、そのクールな演技と独特の低音ボイスが好評を得て、ファンの間でも急速に名前を覚えられるようになりました。

 このガイの演技でファンの間でも二枚目声の声優として意識された子安さんは、『魔動王グランゾート』(1989年)の黒武者、『楽しいムーミン一家』(1990~1992年)のスナフキン、『ピグマリオ』(1990年)の銀騎士マリウスなど、その直後からクールなイメージを持つキャラを次々と演じています。

 しかし、この間の子安さんは自分の演技にとても悩んでいたそうで、そこから立ち直るきっかけになった役として『宇宙の騎士テッカマンブレード』(1992年)のテッカマンエビル/相羽シンヤを挙げていました。

 その後の目まぐるしい活躍は、それ以降に演じてきたキャラたちを挙げると一目瞭然。『マクロス7』(1994年)のガムリン木崎、『スレイヤーズ』(1995年)の赤法師レゾ、『ふしぎ遊戯』(1995年)の星宿(ほとほり)、『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)の青葉シゲル、そして『新機動戦記ガンダムW』(1995年)のゼクス・マーキス/ミリアルド・ピースクラフトです。

 このゼクスをはじめとして「ガンダム」シリーズでの出演が多いことで知られている子安さん。『∀ガンダム』(1999年)のギム・ギンガナムや、『機動戦士ガンダムSEED』(2002年)のムウ・ラ・フラガをはじめ、脇役やモブキャラも含めると10作品以上に出演しています。さらにシリーズ定番の仮面キャラとラスボス役も二度演じているなど、「ガンダム」シリーズを語るうえで外すことのできない声優でしょう。

 また、子安さんといえばメディアミックス作品『ヴァイスクロイツ(Weiβ kreuz)』の原案を担当、声優ユニット「ヴァイス」を結成したことも忘れられません。自身もアヤ(藤宮蘭)役を熱演して、アニメだけでなくラジオやライブでの活動で、キャラクター同様に女性を中心に絶大な人気を得ています。

■どんな作品でも存在感のある魅惑のボイス

『ボボボーボ・ボーボボ』ボボボーボ・ボーボボ役 (C)澤井啓夫/集英社・東映アニメーション

 長期にわたって代表作の多い子安さん。ファンからは子安さんの演じたキャラで好きなものを挙げていくと、その人の年齢が分かるとまで言われているほどインパクトのあるキャラを演じてきました。そこでここからは筆者チョイスで記憶に残っている子安キャラたちをご紹介しましょう。

 個人的に子安さん自身も楽しそうに演じている雰囲気がするキャラが、『セイバーマリオネットJ』(1996年)の花形美剣、『ボボボーボ・ボーボボ』(2003~2005年)のボボボーボ・ボーボボ、『ケロロ軍曹』(2004~2014年)のクルル曹長、『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』(2014年)のデッドプールなどでしょうか。どこまでシナリオで、どこからアドリブか分かりません。

 逆にアドリブ無法地帯の作品で、唯一アドリブを禁じられたという『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』(1997年)のコンボイはストレスだったんじゃないか? と心配で見ていました。

「ガンダム」シリーズの他にも、「勇者」シリーズや「プリキュア』シリーズでの出演が多い子安さんですが、「週刊少年ジャンプ」作品の出演も多いことで知られています。

『ONE PIECE』(1999年~)の青雉(クザン)、『銀魂』(2006~2018年)の高杉晋助、『魔人探偵脳噛ネウロ』(2007年)の脳噛ネウロ、『ジョジョの奇妙な冒険(2012年~)のディオ・ブランドー/DIO、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(2020年~)のミストバーン、『SHAMAN KING』(2021年)のファウストVIII世など、他にも挙げきれないほどメインキャラだけでも演じていました。この他にも今後の予定に『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』(2022年予定)のダイ=アモンがあります。

 また、『頭文字D』(1998~2014年)の高橋涼介は子安さんの理知的な面が出ていた良キャラでしたし、シリアスだかギャグだか分からないテンション高めの『カードファイト!! ヴァンガードG』(2014~2018年)の神崎ユウイチロウ、完結編が楽しみな『進撃の巨人』(2013年~)の獣の巨人/ジーク・イェーガーなど、主だったものだけでもご紹介しようと思いましたが、とても文字量が足りません。

デビュー以降、つねに声優として最前線でさまざまなキャラを演じている子安さん。その演技の幅の広さには限界なんてないと思えるほど。これからも我々ファンに魅惑の声をお聞かせいただければと思います。 

(加々美利治)

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