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為せば成る!もはや理屈じゃない漫画キャラの凄すぎる努力・根性 ジェバンニが一晩で…

マグミクス / 2022年5月7日 15時10分

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■マンガだからこそできる現実では考えられない離れ業

 マンガの世界ではよく、「こんなこと根性や努力だけではどうにもならない」と思ってしまう、現実では考えられない出来事が描かれます。例えば『DEATHNOTE』のクライマックスのニアの有名なセリフ「ジェバンニが一晩でやってくれました(ステファン・ジェバンニが魅上照が所有していたデスノートを内容も筆跡も消耗具合も一晩で再現して複製を作った)」のように、マンガでは凄すぎる気合いと努力でどうにかなってしまう展開が多々あります。

 今回は、そんな努力や根性で現実では考えられないようなことを成し遂げてしまったキャラたちのエピソードをご紹介します。

●『HUNTER×HUNTER』ネテロ会長の『一日一万回 感謝の正拳突き』

 まず、最初に取り上げたいのが、『HUNTER×HUNTER』(集英社)に登場するハンター協会の会長、アイザック・ネテロのエピソードです。ネテロ会長は、作中でも最強クラスの強さを持ち、根強い人気を誇っています。

 そんなネテロ会長が修行で行った努力が、「感謝の正拳突き」です。これは自分を育ててくれた武道への感謝を表すために1日1万回、「気を整える→拝む→祈る→突く」という一連の流れを行うという修行。作中時間における60年以上も前、ネテロが46歳になった頃、才能の限界を感じ思案の末に行ったのがこの修行でした。

 当初は正拳突きを1万回繰り返すのに、18時間を要していましたが、続けるにつれそのスピードは上がり、わずか1時間でこなせるようになります。最終的にはあまりの速さに、「パン!」という音が後から聞こえてくる音速越えのスピードまで達しました。

 正拳突き1万回を1時間で消化、これは単純計算すると1回の正拳の動作を0.36秒で行っていたことになります。そして、この動作を極め抜いたことにより、ネテロはキメラ=アントの王・メルエムの動きすら上回るスピードの念能力「百式観音」を身に着けたのです。ネテロの規格外の強さの根拠を示した描写として、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?

■3700年間の超正確カウント

主人公・レオが人語を話せるようになる手塚治虫文庫全集『ジャングル大帝』1巻(講談社)

●『ジャングル大帝』レオ「野生のライオンが独学で人語習得」

 マンガやアニメでは、人語を話す動物キャラがよく出てきます。そのなかには、努力で喋れるようになったキャラもいます。たとえばアニメ『ポケットモンスター』のニャースは、惚れたメスニャース・マドンニャちゃんのために頑張って人語を習得しました。

 そんな後天的に人語を覚えた動物キャラの元祖的存在が、マンガの神様・手塚治虫先生の代表作『ジャングル大帝』の主人公・レオです。同作はアフリカのジャングルを舞台にレオの成長と、人間との関わり、弱肉強食の世界を描いています。

 母親エライザが動物園へ送られる途中の船のなかで生まれ、その後は人間の少年・ケン一にひろわれたことで、人間社会で生活するようになったレオ。人間社会に身を置き揉まれていくなかで、人語を理解するようになります。

 そして、故郷・アフリカに帰ってからは、ケン一と心を通わせたい一心で、独学で人語を習得。口の動きの違いまで乗り越えるとは、すごすぎる努力です。最初は片言の人語でしたが、物語が進むにつれ上手くなり、ほかの動物たちに人語を教えられるほどに上達しています。そして、レオの息子のルネも幼少期から人語を覚えました(それが裏目に出ますが)。

 頭脳が人間並みに発達したとしても、ライオンと人間では口の構造が違い過ぎるので、現実では到底不可能な描写です。これぞ理屈では説明できない、「マンガならではの努力」といえるのではないでしょうか。

●『Dr.STONE』石神千空「3700年間秒数を数え続ける」

 最後に紹介したいのが、「週刊少年」ジャンプにて2022年3月まで連載されていた『Dr.STONE』の主人公・石神千空が見せた脅威の頭脳と精神力です。

 同作は、謎の光によって地球上の全人類が石化したのち、文明が崩壊したはるか未来の世界「ストーンワールド」で、主人公・石神千空と仲間が科学の力を使って再び文明を築いていく物語。物語の序盤、人類が石化して主人公の石神千空が石化解除されるまで、おおよそ3700年の月日が経っていました。

 なんと千空はその間意識を失わないように保ち、ずっと正確に秒数を数え続けるという、常人では考えられない精神力を発揮しています。秒数を数えたのには理由があり、例えば冬に起きた場合、食料が取れずに死んでしまうため、石化が解除された時のことを考えて、季節や経過した年数を把握する必要がありました。いつ石化が解けるかもわからない状況で、未来のことを予測して行動していたのです。

 そして、千空の石化解除までの秒数はなんと、1173億5489万3870秒。数え続けたことは理にかなっているといえばかなっていますが、これをやり遂げられる人が果たして現実にいるでしょうか。この描写だけで千空の精神力と頭脳の凄さが伺えますし、その後のチート級の発明の数々にも説得力が出てきます。

(井上椋太)

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