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『アイナナ』の「しんどすぎる」ストーリーが話題に 挫折シーンに胸えぐられる

マグミクス / 2022年5月7日 19時10分

『アイナナ』の「しんどすぎる」ストーリーが話題に 挫折シーンに胸えぐられる

■まるで、映画を見ているような満足感

『アイドリッシュセブン』(通称:アイナナ)とは、プレイヤーが7人組のアイドルグループ「IDOLiSH7」のマネージャーとなり、アイドルとして成長させていく音楽ゲームです。よく練られたストーリーに多くのファンがとりこになったコンテンツで、CDが発売され、ライブも行われています。2018年にはアニメ化もされました。

 アイドルを目指すメンバーが、さまざまな苦難を乗り越えてトップにのぼり詰めていく物語は涙なしでは語れません。2022年で7周年を迎え、まだまだ人気も高まっている作品です。

 2022年にアニメ版が放送される3部のストーリーは1部、2部とは比べ物にならないほど「重い」ストーリーが展開されます。読むのがつらい、でも面白いから読んでしまう不思議な中毒性を持っています。この記事ではゲームなのに読みごたえがあるストーリーをもとに、『アイナナ』の魅力に迫ります。

※この記事には、ゲーム『アイドリッシュセブン』の1部、2部の内容を含みます。

『アイナナ』の魅力はなんといってもエピソードの「重さ」にあります。キャラクターの境遇や家庭環境、アイドルとしての苦悩、さらには芸能界だからこその陰謀や思惑にマネージャー(プレイヤー)の感情はジェットコースター状態です。現実離れしたエピソードばかりではあるものの、よく練られた細かい描写によってリアルさが増しています。

 特に挫折のシーンは、読んでいて心にズシンと来るものがあります。まず、グループを結成してすぐに、3000人ほど入る野外ステージでの初ライブが、お客さん数人しか入らず失敗に終わる、ショッキングな出来事がありました。この出来事は、メンバーたちはそこまで気にしていないというものの、ライブに対してのトラウマができてしまったことは間違いないでしょう。

 挫折のシーンは他にも、特大番組「ミュージックフェスタ」という生放送の舞台で、歌詞を飛ばしてしまうミスをきっかけにパフォーマンスがグダグダになってしまいます。その結果、グループ内で知名度が高かったふたりだけが、先にデビューする事態になってしまうのです。この「失敗」という大きな傷は、無事デビューを果たしたあとでも、メンバーにとって乗り越えるまで時間がかかる存在でした。

 また、登場するキャラクターそれぞれの背景をしっかりと掘り下げてくれるところもハマってしまう要因のひとつです。生き別れの兄弟や、大御所芸能人の隠し子、毒親など、普通のゲームでは考えられないインパクトの強いエピソードばかりです。この重すぎる過去があるからこそストーリーの厚みが感じられ、多くのファンがとりこになりました。

 さらに、ファンの声によって自分の存在意義を見失ってしまう、アイドルとしての苦悩や葛藤を描いたエピソードも登場します。アイドルたちの姿だけではなく、たびたび登場するファンの声がリアル感を与え、感情移入しやすくなっています。このエピソードは、ゲームをプレイする私たち自身へ「ファンの行動」について訴えかけられているようにも感じます。

 第1話はなぜかバスケットボールをするシーンからエピソードが始まります。これ以降バスケシーンが登場することはなく(今のところは)、どうしてバスケだったのか、いまだにファンの間で疑問が残っています。こういった珍妙なエピソードがちりばめられているところも魅力なのかもしれません。

(マグミクス編集部)

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