クセが強い!実写タレントゲーム3選 顔面ドアップ映像に恐怖
マグミクス / 2022年5月16日 18時50分
■タレントの個性がギラリと光る実写ゲーム
40年以上の歴史を誇るビデオゲーム市場では、比較的早い段階から芸能人や著名人とタイアップしたゲームソフト、いわゆる「タレントゲーム」が作られてきました。
当初のタレントゲームはハードの性能上ドットなどでグラフィックを描いていましたが、時代が進むにつれ、実写映像を取り込んだゲーム(以下、実写タレントゲーム)も数多く誕生。近年では俳優の本郷奏多さんや栗山千明さんが出演した『デスカムトゥルー』が話題を集めるなど、今なおゲーム業界で一定の存在感を放っています。
今回は過去に発売された実写タレントゲームのうち、ひときわ「クセの強い」作品を3本ピックアップ。ゲーム内容を振り返りつつ、ほかの実写タレントゲームと一線を画したユニークなポイントをご紹介します。
●『松方弘樹のワールドフィッシング』
日本映画史に残る名作「仁義なき戦い」シリーズの演技が色あせない俳優、故・松方弘樹さん。松方さんと言えば大の釣り好きでも知られ、プライベートで361kgの巨大マグロを釣り上げたこともある相当な腕前の持ち主でした。
そんな松方さんの代表的なタレントゲーム『松方弘樹のワールドフィッシング』(1996年)では、なんと松方さん本人がゲーム内に登場(実写映像)。プレイヤーと一緒にトローリングやバス釣りにチャレンジします。
PlayStation(以下、PS)とセガサターンの2機種で展開された本作は、収録映像のバリエーションがとにかく豊富。「専門店で釣りの知識を女性アシスタントにレクチャー」、「海図を指さしてフィッシングスポットを解説」、「身振り手振りを交えて釣りの醍醐味を熱弁」……などなど、ゲーム進行に合わせて松方さんがさまざまな表情を見せてくれます。
本作は釣りを題材としたスポーツゲームとしても完成度が高く、「トーナメント」(釣果を競い合う)や「レクチャー」(基礎知識を一から学べる)といったモードにより、初心者から上級者まで幅広いユーザー層が楽しめました。
●『STOLEN SONG』
ロックバンド「BOOWY(ボウイ)」のギターを務め上げ、ソロデビュー後に『スリル』や「バンビーナ』などの名曲を送り出した布袋寅泰さんは、PS/PC用ソフト『STOLEN SONG』(1998年)の主役に起用されています。
同作はギター演奏をモチーフとしたリズムゲームで、「画面上を通過するアイコンに合わせてコマンドを入力する」というゲームシステムを採用。ゲーム中に流れる音源はすべて布袋さんのコンサートツアー(SPACE COWBOY TOUR)から引用しており、プレイ時に大きく実写映像が映し出されるのが特徴です。
なお、同作には専用コントローラー「Vピック」が同梱済み。PSやPCの端子へ接続すると、通常のコントローラーやキーボードよりも直感的に演奏することができました。近年では「ギターヒーロー」や「ロックバンド」といった楽器型の専用コントローラーを扱うリズムゲームが増えましたが、『STOLEN SONG』はある意味でその先駆けだったと言えるでしょう。
●『稲川淳二 真夜中のタクシー』
PS用ソフト『稲川淳二 真夜中のタクシー』(2000年)はその名の通り、怪談の蒐集家であり自身も怪談ライブを行う稲川淳二さんが出演&監修したサウンドノベルゲームです。
ゲームの舞台はどこか不穏な空気が漂う「恐町」。主人公のタクシードライバーは業務をこなして日々を過ごす傍ら、稲川さんを乗せたことがきっかけとなり、日常にじんわりと異変が生じていきます。
特筆すべきは全34本あるシナリオ(怪談)のうち、半数近くの語り(フルボイス)を稲川さん本人が担当している点。ゲーム中は車を運転する主人公の視点で進むのですが、ふとバックミラーを見上げると、神妙な表情で怪談を披露する稲川さんが生々しく映し出されているのです。その臨場感もさることながら、時おり挿入される稲川さんの顔面ドアップ映像がプレイヤーの恐怖心を否応なく刺激しました(プレイヤーによっては逆に面白く感じる場合も?)
ちなみに、稲川さんは同作以外にも多様な怪談ゲームの監修を担当。PCエンジンの『百物語~ほんとにあった怖い話~』(1995年)、その続編『古伝降霊術 百物語~ほんとにあった怖い話~』(1997年)をはじめ、PlayStation 2用ソフト『四八(仮)』(2008年)では本人役として久々に出演。怪談ライブ主催者……もといゲストキャラクターという立ち位置で、各地方にちなんだ怪談を作中で大々的に披露していました。
(龍田優貴)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「PS5のゲームソフト」売れ筋・予約ランキング 2位は「真・三國無双 ORIGINS」、1位は?【2025年1月20日】
Fav-Log by ITmedia / 2025年1月20日 20時45分
-
中山秀征 「強いなんてもんじゃない」芸能界随一だった酒豪とは「ウイスキーを金魚鉢みたいなグラスに…」
スポニチアネックス / 2025年1月12日 16時24分
-
中山秀征「1番すごかった」酒豪の大スター明かす 「金魚鉢みたいなグラス」でストレートウイスキー
スポニチアネックス / 2025年1月12日 16時15分
-
仁科克基、妻&息子との“顔出し”親子3ショット添え新年あいさつ「本年も宜しくお願い致します」 松方弘樹さん&仁科亜季子の長男
ORICON NEWS / 2025年1月6日 18時57分
-
「PS5のソフト(ステルス)」おすすめ3選&ランキング あの名作が3000円台で買える!? 1位の「Black Ops」シリーズ最新作など注目タイトルをピックアップ【2025年1月版】
Fav-Log by ITmedia / 2025年1月4日 18時19分
ランキング
-
1東京都の新アプリ、マイナカード本人認証で7000円分ポイント付与 報道
ASCII.jp / 2025年1月20日 14時30分
-
2ワールドプレゼントのポイントからAmazonギフトカードやdポイントなどへのポイント交換サービスを終了
ポイ探ニュース / 2025年1月20日 11時51分
-
3「じっと見て、やっと理解した……」現役美大生の“ある投稿”にダマされる人続出 驚異的な表現に「なんだこの立体感」と騒然
ねとらぼ / 2025年1月20日 9時0分
-
4セゾンカード、不正懸念の顧客に「ご利用内容確認のお願い」動画送信へ
ITmedia NEWS / 2025年1月17日 16時56分
-
5「またモスが狂ってる」 モスバーガーの作る“卒業アルバム”に困惑 公式の暴挙に「笑いすぎてお腹痛い」
ねとらぼ / 2025年1月20日 12時44分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください