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『SLAM DUNK』の人気キャラ・流川楓はクールでハンサムなムードメーカ? 魅力を振り返る

マグミクス / 2022年5月13日 19時10分

『SLAM DUNK』の人気キャラ・流川楓はクールでハンサムなムードメーカ? 魅力を振り返る

■モデルは「バスケの神様」?流川楓はこんなにも魅力的

『SLAM DUNK』は1990年代に空前の「バスケブーム」を巻き起こし、2022年の映画化が決まればいまだに大いに話題になるジャンプ黄金期を支えた名作です。躍動感あふれる試合描写や、魅力的なキャラたちによる人間ドラマ、ギャグ描写も、見る人の心をつかんで離しません。

 そんな『SLAM DUNK』において、イケメンキャラの筆頭格として必ず名前が出てくる男が流川楓です。90年代に「週刊少年ジャンプ」の女性読者が大きく増えたのは、流川の存在も大きいと言われています。今回はそんな、主人公・桜木花道のライバル的ポジションの天才バスケットマン・流川の魅力を改めて振り返ります。

●抜群のルックス

 流川楓がイケメンと言われる所以はまず、その端正なルックスにあります。身長187㎝という長身と、たゆまぬ努力で培われた筋肉がありながら、花道や他の選手と並ぶと色白の肌が目立ちます。切れ長の目の下のまつ毛は長く、眉はキリッと太いために目力が強いのも特徴的です。リアルに存在すれば、モデルとしてスカウトをされてもおかしくないルックスと言えるでしょう。ファンクラブの面々があれだけ熱狂するのも納得です。

●孤高の天才にして負けず嫌いの努力家

 中学の時から有名だった流川楓は、神奈川のスーパールーキーと呼ばれた存在です。圧倒的なオフェンス力は、他強豪校の選手が見ても目を見張るものがあります。自分こそがスーパールーキーだという海南大付属の清田信長と対峙してもその力の差は歴然ですし、自称天才バスケットマン・桜木花道も彼を嫌いながらも彼の超絶プレイを見ると圧倒されてしまいます。流川楓のモデルは、アームバンドの位置やシュートフォームなどから史上最高のバスケットボール選手、マイケル・ジョーダンと言われており、それくらい圧倒的な強さを持っている人物として描かれているのは間違いないでしょう。

 しかし流川楓自身は、自分を天才とは思っていないはずです。インターハイ1回戦・豊玉高校戦でエースキラー・南のラフプレーによって左目を負傷し、フリースローの権利が与えられたときには、流川は両目をつぶった状態でシュートを決めます。その際、彼は「体が覚えてらっ 何百万本もうってきたシュートだ」と言い放つのです。スーパールーキーと呼ばれる彼の実力は、今まで繰り返し練習し、努力を続けてきたから培われた力でもあります。

 海南大付属戦でも、爆発的な攻撃力を見せながらも、スタミナでは2、3年生には及ばず、ベンチに倒れ込みながら交代するというシーンもありました。海南と互角に渡り合えたのは流川の力があってこそですが、それでも負けたのは自分のせいだと現状に満足しません。その後、陵南の仙道彰にもまだまだ及ばず、アメリカ行きを志願したものの「とりあえず日本一の高校生になりなさい」と安西先生から言われ断念、そこからさらなる成長を見せました。

 そしてクライマックスの山王戦、沢北栄治という天才と対峙したことで、湘北は苦戦を強いられます。そんななかでも、流川は「山王が日本一のチームなら…蹴ちらすまでだ」「…まだまだ 負けねーぞ…」と負けん気を見せました。努力を積み重ねて登り詰めてきた、実績と自負があるからこそ言えるセリフでしょう。また、この試合の最中に流川は珍しく笑みを見せます。自分の方が劣っていると分かっても弱気にならず、さらなる強者に対して燃える彼の姿勢は、読者の心を熱くさせてくれます。

■ニブイし直情型だし口が悪い。そこにも隠れた魅力があった

●ニブイ!天然!眠い!

 人間、長所もあれば短所もあります。流川は、赤木晴子から想いを寄せられているのに全く気づきません。流川楓ファンクラブの、チアの女の子たちからも黄色い声援を度々浴びますが、それも無視です。基本的にバスケのこと以外には興味がないため、中学からの先輩にあたる彩子からも「図太いを通り越してニブイ」と評されます。

 陵南の田岡監督から陵南への入学を薦められたときも、三井や宮城は「安西先生がいるから湘北に行く」と言ったのに対し、流川は「近いから」という理由で湘北を選びました。このハッキリとした理由に、田岡監督は言い返す言葉もなかったでしょう。悪びれもなくそう言い放った流川楓はスゴイと思う反面、天然すぎますが、そこも魅力です。

 流川が天然だと思わされるもうひとつのエピソードとして、不良時代の三井がバスケ部を潰しにやって来たときの行動も挙げられます。バスケットボールに煙草を押しつけられ、唾を吐かれたことに怒った流川は、三井達にボールを拭けと言います。そして、不良グループのひとり・竜にモップで殴られ、頭から出血させられた流川は全力で彼を殴ってしまったのです。さらに小暮や宮城から止められても、「コイツらが悪い」と言って三井の髪を掴み、足を蹴ってきた不良の腕を掴んで捻り上げてしまいました。

 花道でさえ、廃部や大会への出場停止になる事態は避けなければとグッと我慢をしていたのに、先に手を出す流川。行動は向こう見ずでも、それだけバスケットが好きで、許せないと思ったら何があっても許さない男なんだと思わされます。

 また、バスケの技術は素晴らしいものの、学校の成績はヒドく、桜木、三井、宮城とともに赤点軍団の一員でもありました。授業中に爆睡して怒られても、教師に「何人たりともオレの眠りを妨げる奴は許さん」と言える神経、見習いたいものです。しかし、それでインターハイに出れなくなってはマズいと焦るところにはかわいらしさも感じます。

●流川の口癖と言えば「どあほう」。無口、毒舌だけど、実はムードメーカ?

『SLAM DUNK』の登場人物の大半は口が悪いのですが、流川も例外ではありません。普段無口な上に、いきなり「センスが邪魔なんだよジジイ」などと暴言が飛び出すので、より口が悪い印象になります。

 しかし、言葉数が少ないからこそ、たまにその場の空気を変えるような一言を言ってくれるのも魅力です。桜木花道が初めての公式戦で緊張している時は、彼の背中を蹴り飛ばし「らしくねーんじゃねーのか」と言い、翔陽戦で劣性に立たされた時には単騎で道を切り開き、「全員動きが硬いからパスが出せない」と言って、仲間たちに火をつけました。

 彼の一言によって変な緊張や不安が打ち砕かれた局面は、他にも多々あります。流川楓という男は、実はムードメーカでもあるのです。

 ルックスだけではなく、実力や熱くて努力家な性格まで、流川の魅力は計り知れません。2022年秋はスクリーンのなかで縦横無尽に動く流川の姿を見られると思うだけで、非常に楽しみです。

(弁天寿)

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