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『ワンピース』敵キャラの心に響く名言 ドフラミンゴのセリフに「グサッときた」

マグミクス / 2022年5月14日 17時10分

『ワンピース』敵キャラの心に響く名言 ドフラミンゴのセリフに「グサッときた」

■ドフラミンゴだからこその、言葉の重み

 数多くのキャラクターが登場する『ONE PIECE(ワンピース)』。そのキャラたちが発するセリフのなかには、多くの読者の心に残る名言がたびたび登場します。なかでも、印象深いのは敵キャラが放つ「確かに」と納得してしまうセリフです。この記事では、かっこよすぎる悪役の名言を紹介します。

●「勝者だけが正義だ」

 不敵な笑みを浮かべながらドフラミンゴが発した、このセリフは人それぞれ違う「価値観」を示唆しているように感じます。天竜人から堕ち、一度は殺されかけたドフラミンゴ。そこから「世界を壊す」ために王下七武海にまで登りつめたドフラミンゴだからこそ、より言葉の重みを感じます。

 確かにほかの作品や、今までの歴史を振り返ってみると「敗者のほうが正しかった」と言われることは、ほとんどありません。世界の核心を突いたかのようなこのセリフは、読者の印象にも強く残っているのではないでしょうか。

●「弱え奴は死に方も選べねえ」

 ルフィ、ローとの交戦中でのドフラミンゴのセリフです。力がなければ、最後でさえ納得できずに終わってしまう、ドフラミンゴは実父からそう学んだようです。「パンクハザード編」で、ローがたしぎに言ったセリフでもあります。幼少期、ドフラミンゴに教えられたこの言葉は幼かったローにとっても、印象深かったセリフだったのかもしれません。

●敵キャラたちのかっこいいセリフの数々

 ほかにも「弱ェと言われてとりみだす奴ァ、自分で弱ェと認めてる証拠だ」という首領クリークのセリフは、敵ながらかっこいいと感じます。このセリフはルフィたちに雑魚扱いされた、クリーク海賊団の船員たちが怒り出したときに首領クリークが放った言葉です。東の海(イーストブルー)で最強と言われていたクリーク海賊団の船長らしい、堂々とした態度で部下たちを安心させました。「東の海最強」と言われただけあって、大勢を束ねる長としてはなかなかのカリスマ性を持っていたのかもしれません。その証拠にこのひと言で、取り乱していた船員たちは落ち着きを取り戻していました。

 さらに、クロコダイルの「負け犬は正義を語れねえ」や、ティーチ(黒ひげ)の「笑われていこうじゃねぇか。高みを目指せば出す拳の見つからねぇケンカもあるもんだ!」なども多くの読者に響いたセリフだったことでしょう。クロコダイルのセリフはロビンに負けてしまった、たしぎへの言葉です。力がなければ自分の理想は貫けない、というのは現代社会においても当てはまります。理想を叶えるために、それ相応の努力をしなければいけないんだ、と実感させます。

 逆に黒ひげのセリフは、夢を追いかける人への励ましの言葉になりそうです。目標のために悔しい想いも乗り越えるべきなんだ、とつらいときも踏ん張れそうな気がしてきます。しかし、読み進めていくうちに、ここでいいやつかも、と思ってしまった自分を恨めしく感じた読者もいたのではないでしょうか。

(マグミクス編集部)

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