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病弱だけど強いジャンプキャラ4選 制限時間との戦い、全盛期との差も話を盛り上げる

マグミクス / 2022年5月21日 18時10分

病弱だけど強いジャンプキャラ4選 制限時間との戦い、全盛期との差も話を盛り上げる

■もはや伝説となっている「病弱なのに強いキャラ」

 マンガには戦闘能力や頭脳、美貌などに長けた個性的なキャラがよく出てきます。そんななかでも異彩を放つのが「病弱」であるにもかかわらず、「強い」キャラクターたちです。この記事では、ジャンプ作品を盛り上げた「病弱だけど強い」人気キャラたちを振り返ります。

●『BLEACH』の浮竹十四郎

 2022年10月から、シリーズ最終章のTVアニメ「千年血戦篇」が放送されることがアナウンスされた『BLEACH』。その主人公・一護に力を与えた死神の少女・朽木ルキアの直属の隊長が浮竹十四郎(うきたけ・じゅうしろう)です。

 下級貴族出身の浮竹は、生まれつき病弱で肺を患い、そのせいで髪の毛は白くなっています。時おり血を吐き寝込むこともありますが、明るく優しい人柄で部下たちからは慕われています。彼の持論は、戦いには「命を守るための戦い」と「誇りを守るための戦い」の2種類があるというもので、ルキアもこの考えに影響を受けています。

 浮竹は100年以上にもわたって護廷十三隊の十三番隊隊長を務めていたことからも、その強さを推測することができるでしょう。また、霊圧量は隊長格の中でも飛び抜けて高いばかりか、ルキアの処刑をめぐって総隊長・山本元柳斎重國と対峙した際には、七番隊の副隊長・伊勢七尾が体力を使い果たすほどの距離でも、息を切らさず「瞬歩」をしていました。

 また、斬魄刀『双魚理(そうぎょのことわり)』は、始解すると二刀に変化し、『反射』の能力を使うことができ、片方の刃で受けた技をもう一方の刃から放出できる能力の強力な斬魄刀です。総隊長も浮竹(と京楽)の強さについて、「同輩にも先達にも並ぶ者無し」と認め、「自慢じゃった 我が子の様に」と言うほどでした。

 そんな浮竹ですが、登場の時から謎めいた雰囲気があり、一時はファンの間では「黒幕説」も流れたほど。最終章である「千年血戦篇」では、その謎が解き明かされますが、悲しい別れも……。アニメを楽しみに待ちましょう。

●『北斗の拳』のトキ

「病弱だけど強いキャラ」と聞いて多くの人が思い浮かべたのが、『北斗神拳』の主人公・ケンシロウの兄弟子・トキではないでしょうか?

 北斗神拳とは一子相伝の暗殺拳で、人体にある経絡秘孔(けいらくひこう)を突いて、相手を内部から破壊する拳法です。トキは病弱とは言っても、生まれながらのものではなく、かつては「北斗神拳2000年のなかでもっとも華麗な技を持つ」と言われ、次期伝承者の最有力候補と目されていたほどでした。

 ところが、核戦争が勃発した際、トキとケンシロウ、その恋人のユリアが入ろうとしたシェルターでドアが故障。外からドアを閉めなくてはいけない事態となったのです。トキは、ケンシロウとユリアを突き飛ばしてシェルターに入れると、自らを犠牲にして外からシェルターのドアを閉めました。その後、大量の放射能を浴びて、死を覚悟したトキは、北斗神拳の経絡秘孔を医療に活かし、人々を救うために残りの人生をささげるのです。

 この出来事をさかいにトキの黒髪は白髪になりました。憂いを秘めた眼差しや枯れた容姿、優しい性格、人を救う医療行為と相まって、ファンからは聖人のように崇められています。

 ラオウの兄弟対決では、命と引き換えにすさまじい力を得られる秘孔、刹活孔(せっかつこう)によって得た力でラオウを追い詰めます。ただ、天翔百裂拳を受け、崩れ落ちたラオウにとどめの一撃を放つトキでしたが、その拳にはもはやラオウを倒す力は残っていませんでした……。『北斗の拳』のなかでも、哀しき名勝負として人気です。

■スポーツ界でも活躍している「病弱だけど強いキャラ」

●『火ノ丸相撲』の辻桐仁

『火ノ丸相撲』(著:川田)は、160cmにも満たない小柄な主人公・潮火ノ丸(うしお ひのまる)が、恵まれない体格でも諦めることなく、横綱を目指して仲間たちと相撲にまい進する物語です。

 同作の「病弱キャラ」は、長髪の美男子・辻桐仁(つじ・きりひと)です。火ノ丸の幼馴染であり良きライバルでもありましたが、持病があり、激しい運動に関しては制限がありました。そのせいで相撲では20秒以上は呼吸がもたず、一時は相撲を離れていましたが、その後、体格的なハンデに抗って横綱を目指す火ノ丸をサポートするため、相撲部の監督兼選手となったのです。

 監督としての桐仁は、部員たちの力を分析し、それぞれのために練習方法を編み出したり、練習メニューを組んだりと非常に優れていました。一方、学業に関しては優秀とは言い難く、定期テストは赤点ギリギリ……。「病弱だけど強い」というギャップだけでなく、「イケメンで戦略家なのに、勉強は苦手」という残念なギャップもあるところもまた、桐仁の魅力と言えるのかもしれません。

 あくまで監督としてチームにいた桐仁ですが、栄華大附属とのインターハイ団体決勝戦では負傷した三ツ橋蛍(みつはし・けい)に代わって公式戦初出場。巨漢の栄華大・澤井相手に多彩な技と限界を超えても戦う精神力を見せて勝利し、チームに貢献しています。

●『キャプテン翼』の三杉淳

『キャプテン翼』(著・高橋陽一)は、サッカーが大好きな主人公の大空翼と彼の仲間、ライバルたちの成長を描いた大ヒットマンガ。空前のサッカーブームを巻き起こし、1993年のJリーグ発足にも大きな影響を与えたと言われている名作です。

 同作に登場する三杉淳(みすぎ・じゅん)はサッカーの技術、キャプテンとしての統率力も翼に引けを取らず、さらには頭脳明晰で実家が裕福、小学生ながらファンクラブまであるという超正統派なイケメン設定の人気キャラ。そんな三杉には、心臓病で短い時間しかピッチに立てないというハンデがあり、「フィールドの貴公子」のほかに、「ガラスのエース」とも呼ばれています。

 三杉君の小学生ばなれした華麗なボールさばき、強烈なシュート、抜群のセンスを見せつけてくれたのが、翼との対決となった全日本少年サッカー大会「南葛SC vs武蔵FC」の「ひとり中央突破」でした。ボールを真上に挙げて向かってくる相手を抜き、走りながら体を回転させて相手をかわし、ふたりがかりのタックルも華麗にかわした勢いで、最後は豪快なボレーシュートを決めます。「ぼくは心臓病なんかには 負けない!」「そして 翼くん ボクはキミにも負けない」の名言もかっこいいです。

(山田晃子)

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