ニコニコ超会議で盛り上がった「VTuberフェス」 8人揃っての圧巻パフォーマンスも
マグミクス / 2022年5月20日 12時30分
■オープニングは『ルカルカ☆ナイトフィーバー2015』
2019年に第1回が開催されて以来、事務所や所属の垣根を超えて集結したトップVTuberたちが一堂に会し、歌やパフォーマンスを披露する「VTuber Fes Japan」も、この2022年で3回目を迎えました。3年ぶりに「ニコニコ超会議」内で開催された当イベントには、開始前から会場を埋め尽くすほどのファンが詰めかけ、期待のうねりで会場を埋め尽くしていました。
「VTuber Fes Japan」の1日目「DAY1」(2022年4月29日)のトップバッターとなったのは、774inc.(ななしいんく)所属の因幡はねる、宗谷いちか、周防パトラ、堰代ミコによる『ルカルカ☆ナイトフィーバー2015』。ボーカロイド「巡音ルカ」のために今は亡きsamfree氏が紡ぎあげた曲が、令和の世に集結したVTuberたちにより再び命を吹き込まれ、多くの人を感動させた光景は、新たな時代のイベントの幕開けにふさわしいものとなりました。
ここから『Cantare!』、『キラメキスプリンクル』と続いた後にバトンを受け取ったのは、同じ774inc.の龍ヶ崎リンと小森めと。龍ヶ崎リンのラップと小森めとのダンスと共に披露された『ニートミートガール』、そして不意打ちで繰り出された小森めとの土下座に、会場は大きな盛り上がりを見せました。
再び因幡はねる、宗谷いちか、周防パトラ、堰代ミコも戻ってきて、総勢6人で歌い上げたのが、周防パトラのオリジナルソング『ぶいちゅっばの歌』。まるでフィナーレを飾るような歌声が会場を包み、イベントは一旦の幕引き……とはなりません。
続いて現れたのは、かしこまりとおめが レイ・おめが リオのおめがシスターズ。3人のテンポの良いトークで再び会場が活気にあふれるなかで送り出された『シュガーソングとビターステップ』は、一転してクールな雰囲気を醸し出し、トークと歌唱のギャップに観客は酔いしれていました。
続いて登場したのは獅子神レオナ。彼女がオリジナル曲『頑張れ頑張れ超頑張れ』を披露すると、会場のスクリーンは「頑張れ」の弾幕で埋め尽くされ、いかにもニコニコという雰囲気に包まれました。
■アンコールは出演者全員で『ピース!!』
ご当地VTuberの3人、春日部つくし、戸定梨香、茨ひより(左から)のステージ
さらに天神子兎音が『今回の騒動につきまして』、デュオユニットVESPERBELLのヨミとカスカが『RISE』を披露し、前半部分のフィナーレへ。朝ノ瑠璃、VESPERBELL、おめがシスターズ、天神子兎音、獅子神レオナ、MaiRの8人が声を合わせ歌い上げたのは『戦姫絶唱シンフォギア』の劇中歌である『虹色のフリューゲル』。力強いサウンドと歌声が繰り出すハーモニー、そしてパフォーマンスに、聴衆は心の中で歓声を挙げていました。
中盤戦はTacitlyのリリアとシエルによるオリジナル曲、『Waku Me Up』からリスタート。続いて奏みみの『Hello-Hello』、花鋏キョウの透明感ある『蒼に躊躇う』と立て続けに披露された後には、たみーがキュートな歌声の『だっこしてぎゅっ!』に続いて一転してクールな声での『キミノヨゾラ哨戒班』を展開し、聴衆を大いに驚かせました。
ここで登場したのが、ご当地公認のVTuberのお三方。千葉県松戸市のご当地VTuber・戸定梨香は「甘~い梨」、埼玉県のご当地ちっくVTuber・春日部つくしは「美味しい狭山茶」茨城県公式VTuber・茨ひよりは「干し芋」をPRし、アイドルパフォーマンスも披露してくれました。
ここでDAY1もいよいよ後半戦に。夏色まつりが『ほめのび』、ミライアカリの『雨恋い』、戌亥とこが『地獄屋八丁荒らし』、星川サラが『ワールドイズマイン』、ヒヅキミウ、ミツルギリアの獣耳コンビが『チューリングラブ』を歌い上げ、96猫は圧倒的なパフォーマンスで『ボッカデラベリタ』を披露。さらに96猫とミライアカリのコラボで『ロキ』、エルセとさめのぽきの『星詠みの唄』とデュエット曲が続きます。
貴重な時間が間もなく終わりを迎えようとするなか、姿を現したのはMaiR、朝ノ瑠璃、AZKi、戌亥とこ、エルセ、かしこまり、宗谷いちか、花鋏キョウの8人。全員の声が溶け合った『Snow halation』は会場に響き渡り、観客を魅了しました。
残る曲もあとわずか。ときのそらが『Equation of love』をダンスとともに披露した後は、夏色まつり、AZKiがときのそらと3人で『Shiny Smily Story』を歌い上げ、いよいよイベントはフィナーレへ。
コロナ対策で声を出せない観衆の代わりに夏色まつりがアンコールを行ない、この日登場した全VTuberで公式テーマソング『ピース!!』を熱唱。出演者全員が個別パートを担当、さらにパフォーマンスも行われ、圧倒的な満足感とともにDAY1は幕を閉じました。
(早川清一朗)
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