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劇場版『コナン』爆破シーンが早かった作品ベスト3は?意外な共通点も…

マグミクス / 2022年5月20日 15時10分

劇場版『コナン』爆破シーンが早かった作品ベスト3は?意外な共通点も…

■1位は1分以内のスピード爆破!

 映画館で公開中の『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』、もうチェックしましたか? 予告映像では人気キャラクターの安室透に首輪爆弾が取り付けられ、SNSでも話題となっていました。
 
『ハロウィンの花嫁』に限らず、『名探偵コナン』の映画では爆破シーンが毎年のように登場しています。そこでふと気になったのが、爆破のタイミング。筆者の漠然としたイメージですが、序盤で派手な爆破シーンが流れる印象があります。

 そこで今回、『名探偵コナン』歴代24作品を徹底検証! もっとも早く爆破シーンが登場した作品ベスト3を紹介します。

 まず第3位は2010年公開の『名探偵コナン 天空の難破船(ロストシップ)』。テロリスト「赤いシャムネコ」が微生物研究所に潜入し、1分9秒付近で研究室を爆破しました。その部屋に保管されていたのは、致死率80%の殺人バクテリア。コナンたちは事件の真相に加えて、細菌という見えない敵も相手にしなければなりませんでした。
 
 第2位は2012年公開の『名探偵コナン 11人目のストライカー』。1分6秒付近で毛利探偵事務所の前に停められていた黒い車が爆破されました。犯人からは大規模爆破予告の電話が。小五郎はいたずらだと思っていましたが、「窓の外を見てみろ」と言われその通りにすると、車が大爆発しました。犯人の予告が本気だとわかる、緊迫感をあおる爆破シーンです。

 そして第1位は2005年に公開された『名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)』。爆破タイムはなんと59秒でした。『タイタニック』がモチーフとなった本作。冒頭では15年前に起きた、貨物船の氷山衝突事故が描かれました。氷山にぶつかった貨物船内では、エンジンルームなどが大爆発。船長とクルーのひとりが犠牲になってしまいました。ただの開幕爆破ではなく、事件の幕開けとなる重要なシーンです。

 爆破シーンのタイムを検証してみると、2010年以前の作品がトップに。何となく近年のほうが早いイメージだったため、意外な結果でした。

 さらに上位3作品には共通点がありました。それは、すべて監督もしくは総監督が山本泰一郎さん、脚本が古内一成さんだったこと。ふたりはTVアニメ版制作に初期から参加していたクリエイター。山本さんは『銀翼の奇術師(マジシャン)』から『天空の難破船』まで劇場版の監督も担当しています。古内さんは『名探偵コナン』アニメ版のメインライターで、2016年に急逝されるまでほとんどの劇場版脚本を手がけました。
 
 山本さんと古内さんは、まさにアニメ版『名探偵コナン』を作り上げた立役者。ふたりの手によって、爆破シーンというお約束のイメージが作られたのかもしれません。

※本文の一部を修正しました。(2022年5月23日 12:50)

(ハシビロコ)

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