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ゾクッ&キュンが止まらない!「人間×人外」の恋愛マンガ4選 神秘的で切ない禁断の恋

マグミクス / 2022年5月25日 19時40分

ゾクッ&キュンが止まらない!「人間×人外」の恋愛マンガ4選 神秘的で切ない禁断の恋

■愛しているからこそ一緒にはいられないという哀しみ

 童話や伝説などではおなじみの魔法使いや妖精、人魚、悪魔、吸血鬼、鬼など「人間ではない異種族のもの」をサブカルチャー界隈では「人外(じんがい)」と呼びます。マンガにおいてはダークファンタジーやSF、ギャグなど、人外が登場する作品は古くから人気があるジャンルです。

 この記事では、そんな人外が人間と恋に落ちるマンガのなかから、その世界観にどっぷり浸れるオススメの5作品をご紹介します。生きる世界が違うことで生じる葛藤や哀しみ、苦悩、喜びもあり、ゾクッ&キュンが止まりません!

●吸血鬼と人間のハーフ×ヒトの大学院生『デビルズライン』

『デビルズライン』(著・花田陵)は2013年に連載がスタートしたダークファンタジーで、続編が2022年3号より連載中です。

 主人公である安斎結貴は、見た目は普通の人間と同じなりをしながらも吸血欲を持つ「鬼」と人間のハーフであり、警視庁の鬼専門の公安チームの一員として主に鬼の取締りを行っています。ある事件の捜査で大学院生の平つかさを助け、次第に惹かれあっていくふたりですが、それは切ない恋の始まりでもありました。

「吸血鬼は人間的かつ本能的 ヒトの血を見た瞬間 我を忘れる恐怖と いつも戦っている」ため、安斎は、鬼とヒトは一緒にいるべきではないという考えを持っていました。また、鬼は性的に興奮すると吸血欲が発生するため、愛する相手を傷つけ、命すら奪ってしまうこともあるのです。愛する相手と触れ合いたいのに、それができない……。鬼である安斎とヒトであるつかさの恋愛には、常にこの葛藤がつきまといます。そんな運命に抗い、想いを深めていく安斎にゾクッとキュンが止まりません。

●サキュバス女性教師&デュラハンJK×生物教師『亜人(デミ)ちゃんは語りたい』

『亜人ちゃんは語りたい』(ペトス)は、2014年から連載が始まった学園コメディです。バンパイヤやサキュバス、デュラハン、雪女など「亜人」の持つ特別な性質が「個性」として、認められるようになった時代の高校が舞台となっています。

 主人公の高橋鉄男は、赴任して4年目の生物教師。学生時代から亜人に興味を持ち、会いたいと思い続けていましたが、その機会には恵まれませんでした。サキュバス(相手をみだらな気持ちにさせる淫魔)の佐藤早紀恵が赴任してきたのをきっかけに、バンパイアの小鳥遊ひかり、デュラハン(頭部と胴体が分離した亜人で、アイルランドに伝わる妖精がルーツ)の町京子、雪女の日下部雪と出会った鉄男は、彼女たちの悩み相談に乗るなど、それまでの興味の枠を超えて親身に向き合います。

 見た目は野暮ったい鉄男ですが、彼の優しさとたくましい胸がデュラハンの京子のハートを奪い、手が触れても催淫されなかった自制心の強さ(本当は催淫されたのを必死に隠していただけ)で、サキュバスである早紀恵から想いを寄せられることになりました。ちょっと抜けているようで、包容力と温かみのある男性を好むのは亜人も人間も同じなのでしょうが、「亜人だからこその悩み」を抱えている彼女たちにはなおさら、ちょっと頼りない鉄男の飾らない優しさが沁みるのかもしれません。

■絵が美しすぎる「人外×人間」のマンガ

『魔法使いの嫁』第1巻(マッグガーデン)

●異形の魔法使い×孤独な少女『魔法使いの嫁』

『魔法使いの嫁』(著・ヤマザキコレ)は、2014年から連載がスタートしたファンタジー作品です。異形の魔法使いに始まり、妖精や魔女、ドラゴンなど人外が数多く登場する同作ですが、ファンタジーの世界にすんなり入っていける理由にはストーリーの秀逸さはもちろん、絵の美しさ、繊細さもあるでしょう。

 主人公の羽鳥智世(はとり・ちせ)は、生まれつき「人には見えないもの」が見える特異体質で、家族や周りの人々から疎まれ、孤独のなかで育ちました。15歳のある日、自暴自棄になっていた彼女は、謎の男に誘われるままイギリスの闇のオークションで商品となり、動物の骸骨の頭部を持つ魔法使いエリアス・エインズワースに落札されます。屋敷に引き取られ、共に暮らすうちに智世は少しずつ前向きに変わってゆき、そしてエリアスもまた彼女の存在に癒され、救われるのです。

 タイトルには「嫁」とありますし、恋愛要素がないわけではありませんが、智世の立場としては「弟子兼妻」であり、魔法使いの修業のなかでお互いの理解や信頼関係が築かれていくため、「成長の物語」と見るのがもっともふさわしいかもしれません。

 ヤマザキコレさんの描く人外のエリアスの頭部は動物の骸骨ですから当然、彼の瞳から何かを読み取ったりはできませんし、表情の変化もありません。しかし、まがまがしさよりも紳士的で理知的な印象のほうが勝るように感じさせる画力こそが同作の大きな魅力です。

●悪魔×女子大学生『この恋は、異端。』

『この恋は、異端。』(著・森山絵凪)は、2016年から連載スタートしたラブストーリーマンガです。青年マンガのため、ちょっとエッチなシーンも多々ありますが、絵がキレイなので、いやらしさを感じずに読め、女性ファンも多い作品です。

 たぐいまれな美しい魂を持つ主人公の淑乃は生まれる前から悪魔・ベリアルに見初められ、守られていました。両親を失って天涯孤独の身になった彼女は、古本屋で見つけた1冊の本からベリアルを呼び出してしまい、キスを対価に「ひとつ対価を支払えば、ひとつ願い事を叶える」という契約を結び、死ぬまでずっと悪魔とともに過ごすことになるのです

 悪魔であるベリアルは、淑乃を守るためとなると強引にも残酷にもなりますが、普段は彼女のために家事をこなし、勉強を教え、健気さすら感じさせます。父親のように温かく優しいまなざしで彼女を見守っていたり、わがままに振り回されたりするときと、濃厚なキスシーンなどで見せる男性らしさのギャップにドキドキ……。そして、「かわいい かわいい 私のよしの…」という言葉がベリアルの言葉で何度も出てきて、彼の想いの深さを思い知ります。

 淑乃とベリアル、お互いに惹かれていながら、それを隠している切なさが幻想的で美しい絵とあいまって心に響く作品です。

(山田晃子)

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