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「すごい嫌だ」彼氏への不満を我慢してしまう女性 心に刺さった、友人の「損やね」

マグミクス / 2022年5月30日 16時10分

「すごい嫌だ」彼氏への不満を我慢してしまう女性 心に刺さった、友人の「損やね」

■ 言えずに溜まっていく、心の「モヤモヤ」

 主人公・「うの」の友達は元カレに貸したお金を返してもらえませんでした。飲みながらのその話をし、「その状況になったら、諦める」と口にしたうのに友人のえっこは「損やね」と言います。人に本音をぶつけるのが苦手なうのは、普段から恋人への不満を吐き出せずにいて……。

 ヤチナツさん(@11yc4)による創作マンガ『大切な人にわがままを言えるようになるまで』がTwitter上で公開されました。多くの共感を得た作品で、読者から「グサッときた」「めっちゃ分かる!」という声があがっています。いいね数が3万を超えている、『大切な人にわがままを言えるようになるまで』の作者・ヤチナツさんにお話を聞きました。

ーーヤチナツさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 描きはじめたのは意識のない幼少期なのできっかけは分かりません。ノートに絵を描いていたのがどんどんシーンになってストーリーが付いていった、みたいな流れだと思います。

 Webにあげるようになったのは大学時代です。小山健さんのマンガ『手足を伸ばしてパタパタする』を読んで、それを真似して半径2メートルの出来事をマンガにしてWebにアップしはじめたら友達が楽しんでくれて調子づいたので、今まで続いてます。

ーー『大切な人にわがままを言えるようになるまで』のエピソードはどのように生まれたのでしょうか? この作品が生まれたきっかけを教えて下さい。

 これは2021年にWebメディアで連載していた作品です。『20時過ぎの報告会』では昔、お悩み相談コーナーをやっていました。そこに「彼氏に遠慮して言いたいことを言えない」というお悩みをいただき、アンサーマンガを描きました。

 そのWebメディアでどんな話を描くか考える段階で、担当さんが昔のアンサーマンガを掘り起こしてくれて、これを元に長編を描いたらどうかと提案してくださいました。そうして生まれた作品です。

著:ヤチナツ『20時過ぎの報告会』第1巻(KADOKAWA)

ーーこの作品を描くうえで気を付けた点や工夫した点はありますか?

 ストーリーなので「何か事件を起こさなきゃいけない」と思っていて、フォロワーの方に彼氏と揉めたエピソードなどを募集したりもしたんですが、集まったネタがなぜか全然ハマらなくて……。これは「何も起きてない」ことを細かく描く話だったんだなと途中で気づきました。そこからはすんなり描けました。

ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「これ私~」みたいな声が多かった気がします。連載していたWebメディア「cakes」の担当さんに選ばれたように、この題材はとても共感度の高い話だったんだなと再認識しました。

ーー『大切な人にわがままを言えるようになるまで』のエピソードのように、アラサー女子の本音がつまった『20時過ぎの報告会』が第2巻まで発売中です。この作品の見どころを教えてください。

 謳い文句は「さわやかエッチな赤裸々女子会マンガ」です。「赤裸々女子会」と言うと、強そうで本当のことばかり言われそうで読むのに体力がいるもの、と思うかもしれませんが(たしかにそういう側面も十分にあるんですが……)この作品のポイントはシスターフッドなところですかね。

 登場人物はみんな自立していて、それぞれの考えを受け入れあって大切な友達の人生を気持ちよく応援します。登場人物と一緒に年をとれる作品でもあります。1巻では「女子」だった彼女たちが、2巻では「女」に成長していたり。社会と共に代謝する作品です。

ーーTwitter以外でもさまざまな活躍をされているヤチナツさんですが、今後の創作活動などでチャレンジしてみたいことはありますか?

 NFTとかは今気になっていますが、それよりもまず仲間をつくりたいですね……。今後もいろいろなことをやりたいな~と思うと思うんですが、開始ばかりしていて継続も終了も下手くそなので、補い合える仲間がほしいです。なかなか難しいんですが、仲間を作って創作活動に厚みを出していきたいです。

(マグミクス編集部)

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