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人生初、投稿が「バズった」が? 誹謗中傷の恐怖に「共感」が続々

マグミクス / 2022年5月31日 16時10分

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■不特定多数にSNSで注目されることでの喜びとリスク

 Twitterでの何気ない日常のツイートが注目されて、初めての「バズる」という状態を経験した楠あやとさん(@Kusunoki_Ayato)。鳴り止まない「通知」に、最初は大喜びします。しかし、だんだん否定的なコメントや誹謗中傷のDMも届くようになって……。

 この実体験を描いた『バズったらマンガが描けなくなった話』が公開中です。読者からは「気持ち分かります」「これは他人ごとではない」「頑張って下さいね」などの感想が寄せられ、投稿には3000件を超える「いいね」が集まっています。

 作者の楠あやとさんに、お話を聞きました。

ーー楠あやとさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 もともと、学生時代に二次創作で活動していたこともあるのですが、社会人になってからは読む専門でした。しかし、コロナ禍に入ってから、「一度きりの人生ならば好きなことをしよう」と考え、思い切ってペンタブレット(板タブ)を購入しました。

 板タブを購入したのはデジタルで描くことに憧れがあったからですが、予想以上にデジタルで描くのに苦戦して、半年はずっとアナログで描いていました。コロナ禍=マンガ活動歴なので、現在は2年目です。うまく描けないながらも楽しんで描いています。

ーー今回のエピソードをマンガに描いて公開したのは、どのような思いからでしょうか?

 マンガの学校の卒業制作で、32ページのマンガを描かないといけなかったのですが、自分の思うように創作マンガを描けませんでした。しかし、「描けないなら!」と、無理矢理エッセイマンガとしてその状況を描きました。

 その時に、アドバイスしてくれた同期の友人たちに、この場を借りて改めて感謝の気持ちを伝えたいです。あの時は助かりました! おかげさまで何とか描き切りました!

ーー同じような悩みに直面する人たちは、きっと多いと思います。そのような人たちに向けて、今回のご自身の体験を踏まえて、何かアドバイスがあればお願いします。

 マンガというジャンルに関わらず、作り手である限りは他人に評価され、そしてつらいことも言われることがあると思います。しかし、その時に立ち止まって振り返ることにより、なぜ自分が作りたいのか、その気持ちが浮き彫りになると思います。

 自分と向き合えるのは自分だけなので、一番最初の想いを大切にしてほしいです。他人がどう言おうと、自分の好きな気持ちは、自分だけの感性なので。

誹謗中傷も増えて「通知が怖い」状態に(楠あやとさん提供)

ーーそのほか、マンガのなかでは描き切れなかったことや、作品の制作と公開を通じて、あらためて感じたことなどがありましたらお願いします。

 この作品は、自分と向き合う過程を整理しながら描いたのですが、予想以上に反響があり、とても驚きました。皆つらい思いをしながら、それでも表現することを続けているんだと知り、作品を作ると言うことは、その積み重ねなんだと同時に思いました。

ーー作品に対する読者からの反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。

 似たような経験をされて描けなくなった方から直接DMをいただき、「好きなものを描きたいという気持ちを思い出した!」と言っていただけて、とってもうれしくなりました。描いて良かったと思えたできごとです。そのほかにも、応援のDMを下さった方たちがいて、その気持ちがありがたかったです。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 自分の作品には「マンガを通して人に伝えたい」という強い気持ちが根底にあります。それは、自分の好きなモノの布教活動や、ライフハック、人を笑顔にしたいなどの欲求からきているものです。

 とはいえ、まだまだ技量が追いついていないので、描きたいものが描けるよう精進します。「この作品好き!」と言ってくれる方がいてくれれば幸いです。

(マグミクス編集部)

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