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『ゴールデンカムイ』実写版の監督は誰にやってほしい? ハリウッド勢や故人の名も

マグミクス / 2022年6月4日 19時10分

『ゴールデンカムイ』実写版の監督は誰にやってほしい? ハリウッド勢や故人の名も

■感情闇鍋ウェスタン『ゴールデンカムイ』を「実写化」できる人物は?

 2022年4月19日に実写化が発表されてから、ネット、SNSで話題が尽きない人気マンガ『ゴールデンカムイ』。もともとが北海道が舞台の「ウエスタン」風味の作品であり、映画的な演出もパロディネタもあるマンガです。しかし、複雑なストーリーとキャラ描写、数々のアイヌ文化や歴史に関する細かい考証、下ネタ込みの独特なギャグ、激しいアクションにバイオレンス、裸と筋肉、狩猟グルメなど再現しなければならない要素が多すぎるため、実写化のハードルはかなり高いと言えるでしょう。ファンの間では、一番重要な「誰が監督になるのか」に関して、色んな予想や願望が飛び交っています。

●現実的路線……国内の監督なら誰?

 日本映画では過去数々の実写作品が作られており、実写映画を重点的に手掛けている監督も何人もいます。実写化が発表されたその日に、「この人が監督じゃないか」という予想で福田雄一監督(『銀魂』『今日から俺は!!』)の名前がTwitterのトレンド入りしていましたが、当の福田氏のTwitterアカウントは発表前の4月12日から更新がありません。

 その他、三池崇史監督(『殺し屋1』『無限の住人』)、山崎貴監督(『ALLWAYS 三丁目の夕日』『寄生獣』)、大友啓史監督(『るろうに剣心』)、英勉監督(『ぐらんぶる』『東京リベンジャーズ』)などこれまで実写化の経験が多い面々が監督になるのではないかと、予想が飛び交っています。『GANTS』『キングダム』と「週刊ヤングジャンプ」作品をヒットさせてきた佐藤信介監督も有力候補ですが、『僕のヒーローアカデミア』のハリウッド実写版も監督することが予定されているので、スケジュール的に無理かもしれません。

 また、これまでマンガ実写化の経験はありませんが、ハードなバイオレンスと男くさい世界観が得意な白石和彌監督(『凶悪』『孤狼の血』など)を希望する声もありました。白石監督は北海道出身というのも推される理由のひとつです。

 さらに、22年4月30日放送のTBS「情報7daysニュースキャスター」に出演した三谷幸喜氏が、『ゴールデンカムイ』のファンであることを明かし、SNSでは「脚本やってくれないかな」「豪華キャスト集められそう」「もはや大河でやってほしい」「原作愛があるのは大事」などと反響を呼んでいます。『鎌倉殿の13人』も好評な三谷氏が脚本や監督を担当すれば、話題性も抜群でしょう。

●予算、現実性度外視……ハリウッド監督を希望する声も

 前述のようにかなりクリアしなければならないハードルが多い実写化のため、「いっそハリウッドから監督を呼んでくるorハリウッドで実写化しては」という意見・願望も出ています。シリアスとギャグのバランスが秀逸で、映画ファンからの信頼も抜群なジェームズ・ガン監督(『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』)や、タイカ・ワイティティ監督(『ジョジョ・ラビット』)などを提案するツイートが支持されていました。確かに原作の殺し合いの最中でも唐突なギャグが挟まれるテイストを再現するなら、適切な人材かもしれません。

 また「ウエスタン風味」や「唐突なバイオレンス」という点でクエンティン・タランティーノ監督(『ジャンゴ 繋がれざる者』『ヘイトフル・エイト』)、ジェームズ・マンゴールド監督(『3時10分、決断の時』『LOGAN/ローガン』)の名前も挙がっています。映画の上映時間だけでは、ある程度「別モノ」となることは避けられないので、「いっそハリウッド風味にしてほしい」という意見もあるようです。

■野田サトル先生に監督してほしい?

戦争映画なのに、西部劇感もあり、ギャグもあってどこか明るい。『ゴールデンカムイ』も影響を受けている?岡本喜八監督作品『独立愚連隊』DVD(東宝)

●実現不可能ながら想像してしまう、邦画の巨匠たちによる『ゴールデンカムイ』

 実写化発表時から、頻繁に「この監督だったら」と名前が挙がっていた故人の巨匠がふたりいます。ひとりは『独立愚連隊』や『血と砂』『殺人狂時代』など、血なまぐさい世界観を扱いつつも、ハイテンションなコメディ要素もあるエンタメ作品を撮ってきた岡本喜八監督。もうひとりは『仁義なき戦い』を始め、ぎらついた男くさいバイオレンス作品を多数手がけてきた(実写版『ドーベルマン刑事』も監督)深作欣二監督です。

 邦画バイオレンスアクションの巨匠ふたりは、作品の常連俳優も濃ゆい面々だらけなので、「杉元は深作欣二、白石は田中邦衛」「尾形は中丸忠雄」「佐藤充は月島軍曹にピッタリ」「親分と姫はまんま若山富三郎と仲代達矢」と、映画も『ゴールデンカムイ』も大好きなファンの方々の妄想がはかどったようです。『ゴールデンカムイ』そのものがいろんな映画を連想させるからこそ、ここまでいろんな予想が出てくるのでしょう。

●野田サトル先生本人が監督すべき?

『ゴールデンカムイ』完結後に、初連載作『スピナマラダ!』の再創生を発表した野田サトル先生ですが、ファンの間で「野田先生に監督・脚本をやってほしい」という意見も挙がっています。作品を一番理解していて、アイヌ文化、歴史考証も丁寧に扱える作り手となると、確かに野田先生しかいないかもしれません。

『ゴールデンカムイ』だけでなく『スピナマラダ!』でも数々の映画ネタ(『ビルマの竪琴』『フルメタル・ジャケット』など)を扱っている映画好きの野田先生は、『ゴールデンカムイ公式ファンブック 探究者たちの記録』のインタビューでも「映画監督になりたいという希望もあった」と語っており、まったくない話でもない気もしますね。

 映画評論家の町山智浩氏との対談でも、「DVDに収録されている監督の解説をよく見ている」「マイケル・マン監督、デヴィッド・フィンチャー監督はキャラの作り方とか、シーンごとの演出の意味を丁寧に説明してくれるのですごく勉強になる」と、映画作りをマンガ作りの参考にしていることを語っていました。そんな野田先生監督の実写版『ゴールデンカムイ』が実現すれば、ファンとしては一番アツいのではないでしょうか。監督とまでは言わなくても、監修にしっかり関わってほしいという意見も多いです。

 制作発表以降、続報がない実写版『ゴールデンカムイ』ですが、果たしてどんな映画になって、いつ見ることができるのか、まだまだ予想がつきません。原作ファンも、映画好きも、新規の観客も楽しめる作品になることを願うばかりです。

(マグミクス編集部)

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