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ルパンは本当に「ふ〜じこちゃあん」て言ってる?アニメ最新作で検証したら衝撃…

マグミクス / 2022年6月9日 11時50分

ルパンは本当に「ふ〜じこちゃあん」て言ってる?アニメ最新作で検証したら衝撃…

■「ふ〜じこちゃあん」はただのイメージ?それとも実際に言っている?

 かつて、日テレ系列『伊東家の食卓』(2000年3月7日放送)の企画で「ルパン3世のモノマネを振られたらほとんどの人は『ふ〜じこちゃあん』というのでは?」といった検証が行われ、実際に多くの人が「ふ〜じこちゃあん」とモノマネしていました。

 ルパンといえば、正体不明のヒロイン・峰不二子に首ったけ。あの絶妙に声の震えた「ふ〜じこちゃあん」は、作品全体を象徴するセリフのようです。とはいえ『巨人の星』の星一徹のちゃぶ台返しが世間のイメージとは違い、実際に行われたのは一度きりであるように、イメージだけが先行してしまっている場合もあります。果たしてルパンは本当に、「ふ〜じこちゃあん」と言っているのでしょうか?最新作『ルパン三世 PART6』を、じっくり確認してみましょう。

※なお「ふ〜じこちゃあん」にはバリエーションがあり、本稿においては「ふ〜じこちゃん」も「ふじこちゃあん」も「ふ〜じこちゃあん」に含むことにします。……一体、何を言っているのでしょうか。

●さっそく、第1話から確認していった結果……あれ?

「ふ〜じこちゃあん」の単騎待ちということで、ストーリーの紹介は省略させていただきます。『ルパン三世 PART6』は「ホームズ編」と「トモエ編」に分かれており、それぞれルパンの過去をめぐるもの。全体的に、シリアスなテンションで展開されていくのです。

 第1話は不二子とのタンデムでロンドンの路地を爆走するシーンがありますが、甘い言葉はなし。続く2話は「不二子」と呼び捨てが一回あっただけで、3話も鉄道オタクの大富豪の豪邸のお宝を一味が狙うという、絶好の「ふ〜じこちゃあん」チャンスのように思えましたが、特になし。4話では不二子の料理の才能をルパンと次元が茶化し、互いに銃を向けあって終わり。やはり、不二子の神秘性は弱まり、いわゆる正ヒロインめいた言動が目立ってきます。5話は、ルパンが江戸川乱歩の世界に迷い込む物語。当然、不二子もいない回ということで期待できなかったのですが……不二子そっくりの美女に、「ふ〜じこちゃあん」と呼びかけるシーンがありました。

 現在、1回です。続く6話はなし。そして7話も、8話もなし。9話ではさらりと「ふ〜じこちゃあん」発言あり。現在、2回目。「始祖鳥化石」をめぐる、とびきりお洒落な10話は「不二子」と呼び捨て。11話も次元との会話中に、「不二子ちゃん」発言があるのみ。「ホームズ編」がひと段落の12話もなし。……0ではありませんが、なかなか寂しい状況です。

■ついに飛び出した完璧な「ふ〜じこちゃあん」

ルパンが「ふ〜じこちゃあん」とゾッコンになるのもよくわかる峰不二子が主人公のスピンオフ映画『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』ビジュアル 原作:モンキー・パンチ (C)TMS

●後半の「トモエ編」で追い上げなるか……?

 さて、後半です。ルパンの「母」をめぐるストーリーの幕開けとなった13話。やっとです。これまで最高の「ふ〜じこちゃあん」を確認できました。アジトでルパンと次元がじゃれ合うなかで、不二子が颯爽と登場。暇していたルパンが、ひょこひょこ跳ねながら近づいていき……それはもう、お手本のような「ふ〜じこちゃあん」でした。さらに追い「ふ〜じこちゃあん」が続き、なんと13話だけで3回。今のところ合計5回です。追い上げてきました。

 打って変わって、14話は「不二子」と呼び捨てのみ。15話は不二子登場せず。16話では「ふ〜じこちゃん」が一発。現在6回です。17話でも出会い頭に「ふ〜じこちゃあん」、計7回。18話は物語が大きく動き出しはしたのですが、不二子は登場せず。19話も出番なしでした。20話は不二子メインながら1回で計8回。21話も不二子フィーチャリング回で2発の「ふ〜じこちゃあん」を獲得しました。これで計10回です。

 このまま続くかと思うと、22話は不二子登場なし。23話は不二子の方からルパンにいキスする歴史的シーンがありますが、0回でした。そして最終話、不二子とルパンの絡みは多かったのですが、ここも0回。最後で少し伸び悩みました。

 さて結果としては、全24話のなか「ふ〜じこちゃあん」の回数は……合計10回。

 衝撃です。イメージ先行ではなく、普通に何回も言ってました。それもほぼ2話に1回のペースで。誇張ではなく「ふ〜じこちゃあん」なくして『ルパン3世』は成立しえない、とまで言えそうです。「不二子」と呼ぶこともありますが、それは一仕事するときの、「仲間」だった場合。出会い頭の喜びの表現としての、「ふ〜じこちゃあん」が多いのです。検証したことで、ルパンのモードの切り替えもよくわかる結果となりました。それにしても、誕生から半世紀以上経ちながら、イメージ通りのセリフをしっかりやっているのはすごいことです。

(片野)

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