超横暴！権力持ちすぎな2次元の恐ろしい生徒会4選！家族まで巻き込まれる…

■主人公の前に立ちふさがる圧倒的な生徒会メンバーたち

　学園アニメには、教師以上に権力を持っている生徒会がたびたび登場します。学校行事の運営に携わったり、委員会を取りまとめたりする程度の現実世界の生徒会と比べると、その横暴ぶりに驚く人も多いのではないでしょうか。

　今回は絶対的な権力を持つ生徒会の驚くべき行動を紹介します。

●『監獄学園』女風呂を覗いたばっかりに懲罰棟へ投獄？

『監獄学園（プリズンスクール）』（原作：平本アキラ）は、共学になったばかりの元女子校・私立八光学園を舞台に、ひょんなことから懲罰棟に投獄された男子5人の悪戦苦闘がメインとなる作品です。

　八光学園の生徒会がどれくらい厳しいかというと、主人公・キヨシたちは女風呂を覗いた罪から、裏生徒会によって懲罰棟へ投獄されてしまいます。そこでは授業と休み時間は肉体労働を課せられるほか、自由に外出できないといった過酷な生活を強いられることに。さらに裏生徒会長の万里が発案した「男子退学オペレーション」（Danshi Taigaku Operation/DTO）によって退学を迫られますが、キヨシたちは裏生徒会との駆け引きを展開して抵抗していきます。

学園を牛耳る裏生徒会は万里、芽衣子、花とわずか3名の組織ではありますが、いずれも高いルックスやカリスマ性から学園内にファンも多く存在します。キヨシたちは果たして圧倒的に不利な状況から自由を手にすることはできるのか、ときに過激なシーンを交えながら描かれる展開は必見です。

●『キルラキル』生徒会の権力は学園に留まらず、町をも支配

　大迫力のバトルシーンが人気の、バトル学園アニメ『キルラキル』は、父親の仇を探して本能寺学園にやってきた主人公・流子が、生徒会長の鬼龍院皐月と彼女につき従う生徒会四天王と激しいバトルを繰り広げる作品です。

　舞台である本能寺学園では、生徒会によって厳格な階級制度が敷かれています。人知を超えた力を与える極制服（ごくせいふく）による武力と恐怖で生徒たちを支配する生徒会に、流子は正面から立ち向かっていきます。

本能寺学園の生徒会は生徒の持つ極制服のランクによって階級を定めており、貧富の差も生じています。階級が高いと庭つき一戸建ての豪邸に住める反面、最低ランクの場合は食事の確保すら難しく、風呂もない家にしか住めません。本能寺学園は、家族でさえも生徒のランクによって生活環境が決められてしまうという点からも、かなり通いたくない学校と言えるでしょう。

■ギャンブルで学園生活以上のものが左右される！？

生徒の生涯を担保として預かる恐るべき生徒会　画像は『賭ケグルイ××』ビジュアル　(C)2019Homura Kawamoto・Toru Naomura/SQUARE ENIX

●『映像研には手を出すな！』類似する部活を合併・統合しようとし、大・生徒会と部活のバトルが勃発！

2020年にアニメが放送され、実写作品も制作された『映像研には手を出すな！』(原作：大童澄瞳)に登場するのは、その名も「大・生徒会」という曲者揃いのメンバーです。他のアニメ作品に比べると常識的にも思えますが、新たに「映像研究同好会」（通称：映像研）という部活を立ち上げようとする主人公・浅草、金森、ツバメたちの前には強敵でした。

舞台となる芝浜高校には多様な部活があることから、部活を立ち上げるには大・生徒会の予算審議会で承認を得る必要があります。しかし大・生徒会は予算を与えるどころか、類似する部活を合併・統合しようと考えており、容易ではありません。 映像研を立ち上げるため、3人は大・生徒会との「予算審議委員会」に参加しますが、お互いに譲れないものがある両者によるハードな会話の応酬は見どころのひとつです。

●『賭けグルイ』生徒会がギャンブルを公的に認め、生徒のその後の人生まで左右

人気アニメ『賭ケグルイ』(原作：河本ほむら、 尚村透)では、賭博による厳しい階級制度が採用された超名門校・私立百花王学園で、激しいギャンブルが繰り広げられます。

百花王学園ではギャンブルで勝つと人望と資金を集められる一方、ギャンブルに負け続けると「家畜」と呼ばれ、壮絶な差別と虐待が待っているという恐ろしい場所です。ある日転校してきた主人公・蛇喰夢子（じゃばみ・ゆめこ）は、常人離れした才能で次々と強敵を蹴散らしていきます。

私立百花王学園は、最初からギャンブルによる階級制度が敷かれていたわけではありません。本編が始まる約2年前に現生徒会長・桃喰綺羅莉（ももばみ・きらり）が前生徒会長をギャンブルで打ち負かし、上記の恐ろしい制度を定めています。

そんな生徒会長が率いる生徒会メンバーも、ギャンブルの才能を持った強敵揃い。負債を抱え込んだ生徒に「人生計画表」という、学園卒業後の障害を強制的に決定するペナルティまで課すなど、その横暴さは留まることを知りません。

（田中泉）