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それぞれ「連載再開」「終了」の『シャーマンキング』2作品 今後の展開の焦点は?

マグミクス / 2022年6月21日 12時10分

それぞれ「連載再開」「終了」の『シャーマンキング』2作品 今後の展開の焦点は?

■麻倉花のフラッシュバックに現れた、奇妙な光景とは……?

 今月、2022年6月発売の「少年マガジンエッジ」最新号では、ビッグニュースが3つありました。

 1.『SHANAN KING THE SUPER STAR』の連載再開!
 2.一挙2話同時掲載!
 3.『SHANAN KING マルコス』最終回!

 まず『SUPER STAR』を軽く振り返っておきましょう。4月までTVアニメで放送していた「SHAMAN KING」の続編で、2014年を舞台に麻倉葉の息子・花が主人公となって活躍している作品です。現在は、今代シャーマンキング・ハオとその資質に異を唱える歴代キングが、代理戦争「FLOWER OF MAIZE(フラワー・オブ・メイズ)」を行うことになり、そのためのチームビルドが描かれています。

 また『SUPER STAR』は、武井宏之先生の過去作品を包括するものになっていて、連載休止前は「ダイ仏ゾーン」編の途中、つまり先生の連載処女作品『仏ゾーン』に関連する内容の途中でした。『仏ゾーン』と言えば、「SHAMAN KING」でもガンダーラのリーダーとして、ヒロイン・西岸サチの成長した姿、サティが登場しましたが、本作でも鍵を握る存在です。ただ今回はいったんカメラを外し、京都にやって来た麻倉花たちを描いています。

 彼らは中泉八雲と名乗る正体不明の人物と出会い、彼が営む宿坊「知出坊(ちいずぼう)」に招かれます。そこでは持霊はおろか霊の存在を感じられず、花たちは「ただの少年少女」になってしまいました。話はそれが敵の罠なのかさえわからないまま、やむを得ず眠りにつくところから始まります。すると花は、夢か現実かわからないさまざまなフラッシュバックを見るのですが……。

 我々読者にとっては、それらの多くはいつか見た場面ですが、花が知っているはずのない情報があります。そしてさらに、花にも我々にも未知の場面がありました。それが遮光器土偶、及び「仮面の女神」土偶に似たデザインの「何か」と、パッチ族十祭司・ラザホーが立っていた円盤を思わせるものの上に立つ、女性らしき人物です。

 遮光器土偶も「仮面の乙女」土偶もとても有名ですが、普通の人間とは思えないデザインです。どちらも縄文時代のものですが、花が見た場面はもしかしたらその根源に迫るものかもしれません。強烈に印象に残る場面なので、ぜひ本誌でご覧いただきたいところです!

 ただ今回一番のポイントはそこではありません。その答えは話のタイトル「こだま」に隠れていました。

■話のタイトルに込められた意味は実生活にも通じる?

『SHAMAN KING THE SUPERSTAR』現時点の最新刊である第4巻(講談社)。ガンダーラのリーダーであるサティが登場するエピソードが描かれる

 ここ数回の「SUPER STAR」の各話タイトルは新幹線の名前シリーズなので、「こだま」とは恐らく花たちが京都に来る際に使った新幹線の名前です。しかしそれだけの意味で終わるはずがなく、作中で八雲が花に「相手を敵だと思うから彼等は敵になる。敵が生まれる原因の半分は自分にあって、こだまのように返ってくる」という趣旨のことを語る場面があるのです!

 これはとても響く言葉ですね。私たちの実生活でも常に直面するような身近なことです。納得のタイトルでした。

 なお一挙掲載の2話目のタイトルは「こまち」です。これは秋田新幹線の名前です。これに込められた意味はなんでしょうか? 筆者の想像が正しければ、秋田新幹線の名前の由来「秋田小町」に関係していると思います。お読みいただければ、これも納得のタイトルだと思っていただける気がします……想像が正しければ!

 この他、今回は「仏ゾーン」の名を掲げるにふさわしい驚きの展開もあるのですが、これらすべてはどうか実際に本誌でご覧いただければと思います!

 では次に、ジェット草村先生によるスピンオフ作品『マルコス』の最終回について触れたいと思います!

 ジェット先生の前作『SHAMAN KING レッドクリムゾン』も本作も、本編『SUPER STAR』とは密接な関係があり、登場するキャラクターたちの動機や思いを掘り下げたり、同時刻に起きた別の場所を描く役割を担っています。これを全て本編でやろうとしたら時間がかかる上、いつまでも話が進まない問題を抱えることになるので(月刊誌という点でもそうでしょう)、別枠にするやり方はとても上手いと思います。

 また単に分散しただけでなく、独立させるにふさわしいブ厚い内容なので、大いに読み応えがありました。具体的には『マルコス』ではラキストがハオに寝返った動機について、『SHAMAN KING』では描かれなかった詳細に触れている……といったことです。

『マルコス」が完結したということは、今度はいよいよ本編に登場するのか!? と期待が高まります。もしかしたらそれは「ダイ仏ゾーン」編が終わった後のことかもしれませんが、今から楽しみで仕方がありません。

 それでは今回はこの辺で! 次回もよろしくお願いします!

(タシロハヤト)

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