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悪逆非道だけど人気者も ひどすぎる実験をしたマッドサイエンティストキャラたち

マグミクス / 2022年7月7日 20時10分

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■汎用性高すぎな名言で有名なタッカー

 どんな作品にも個性が特出したキャラはいるものですが、今回は現実にはいてほしくない、でも人気な「マッドサイエンティスト」キャラを紹介します。

●あの名セリフが有名!……『鋼の錬金術師』ショウ・タッカー

 まずマッドサイエンティストと言えば、『鋼の錬金術師』のショウ・タッカーでしょう。名前に聞き覚えがない、という方もいるかもしれませんが「君のような勘の良いガキは嫌いだよ」という名セリフで大変有名なキャラクターです。画像やセリフだけは知ってる、という方も多いのではないでしょうか。

 タッカーは人語を理解する合成獣(キメラ)の錬成で、国家錬金術師に認められた男です。しかし妻は逃げて行方知れず、幼い娘と犬との3人暮らしでつつましく暮らしていましたが、研究の成果が振るわず国家錬金術師の資格を剥奪される瀬戸際に立たされます。そんな時、再び人語を理解する合成獣の錬成に成功するのです。

 しかし、実はかつての合成獣は逃げたということにした妻、そして次は自分の娘と飼い犬を合成して作り上げたものでした。それをエドに勘づかれてしまい、出てきたセリフが「君のような勘の良いガキは嫌いだよ」だったのです。家族を犠牲にしても地位を望む姿は、まさに狂気と言えるでしょう。

●絶対敵にしたくない強すぎる科学者……『BLEACH』涅マユリ

 護廷十三隊の十二番隊隊長で、技術開発局の局長でもある涅(くろつち)マユリは自分の身体を改造し、武器や仕掛けを隠し持っています。普段は合理的で理知的に振る舞っていますが、倫理観のない人体実験などを数多く行っているマッドサイエンティストです。

 部下を人間爆弾に仕立て上げ、敵にけしかけた上で使い捨てるなど、冷酷で情に左右されない作戦をいとも簡単に行い、さらに滅却師には生きたまま頭蓋に穴を開けたり自分の手で我が子を殺させたりと、ドロドロになるまで非道な人体実験を行っています。石田雨竜がその事実を知り、怒りに燃えるのも当然です。

 そんな残忍さを持ってはいますが、彼の研究は組織のためでもあり、味方としては大変心強く、ネットでも「マユリ様」と呼ばれ読者に愛される人気キャラクターです。

■外道に鬼畜……でも嫌いになれないボンドルド

ボンドルドと娘のプルシュカが描かれる『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』キービジュアル (C)2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

●まさに外道! 典型的マッドサイエンティスト……『ONE PIECE』シーザー・クラウン

『ONE PIECE』に登場するシーザー・クラウンは、元は世界政府で№2の科学者として働いていましたが、大量殺戮兵器の研究を専門とし、その危険性から研究室を追い出され賞金首となります。

 パンクハザードの研究室では、何の問題もない子供たちを病気と偽って誘拐、さらに覚醒剤をキャンディとして与えて家に帰さないようにし、巨人化の人体実験を行っていました。パンクハザードは毒ガスが蔓延する「死の島」とされていましたが、それもシーザーが原因です。しかしそれを秘匿したまま、シーザーは取り残されていた囚人たちを救い、崇拝されながらのうのうと毒ガス殺戮兵器「シノクニ」の研究を行っていました。

 シーザーは清々しいまでに自分のためだけに研究を行っており、いかに多くの人間を殺せるかという点でしか結果を評価できない、まさに正真正銘のマッドサイエンティスト。けれど一度ルフィに倒されてからはどうにも憎めない性格で、ある意味人間味あふれる小物感が清々しいキャラクターです。

●人を愛せる心を持ちながら鬼畜の所業を繰り返す異常性……『メイドインアビス』ボンドルド

『メイドインアビス』のボンドルドは、最高位の探窟家である「白笛」のひとりです。『メイドインアビス』の世界では縦穴アビスに潜れば、のぼると上昇負荷がかかります。身体や精神の損傷、そして深さによっては人間性を失いますが、その一歩手前である第5層で上昇負荷への対抗策研究など多数の功績を挙げているのがボンドルドです。他者への物腰は非常に柔らかく、死の間際まで穏やかな口調を崩すことはありませんでした。

 しかし彼は、身寄りのない子供たちや自分の娘まで使って、非道な人体実験を行っています。なかでも最も残虐なのは「カートリッジ」と呼ばれる箱形の装備で、上昇負荷の呪いを肩代わりさせる実験です。素材は生きた人間の子供であり、脳と脊髄と数日間生存可能な消化器官以外のすべてをそぎ落とし、小さくなった状態で箱に詰めて死ぬまで呪いを押しつけるというもの。もちろん、苦痛は死ぬまで続きます。そして義理の娘であるプルシュカまでも、ボンドルドはカートリッジへ……。

 ここまで残虐で悪逆非道な実験を平然と行えるボンドルドですが、プルシュカを愛していたことは事実で、プルシュカも父をしたう娘に成長しています。本物の愛情を注ぎながらも、最初から使い潰すつもりで育てるなど、常人にできることではありません。まさにサイコパスであり、究極のマッドサイエンティストです。しかしながら、その行動の異常性と複雑な精神に人間としての破綻ぶり、度し難いインパクトがあり、読者の心をとらえて離さない人気キャラとなっています。

(綿貫)

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