『SPY×FAMILY』アニオリ描写が良改変すぎる！ 「イケメン」「萌え転がった」

■ロイド、イケメンすぎ！　ダミアンのかわいい特訓とは？

　2022年春アニメの「覇権」と言われる『SPY×FAMILY（スパイファミリー）』は、2022年6月25日（土）の放送で1クールめのクライマックスを迎えます。原作の良さを尊重し、さらに面白くアレンジされた「アニメオリジナル」部分も高評価です。たくさんの「アニオリ」描写のなかで、特にキャラクターへの愛が深まるエピソードを振り返ります。

●ヨルにも新しい服を！　ロイドがイケメンすぎる

　MISSION：3「受験対策をせよ」では、イーデン校受験の準備のためにロイドがヨルとアーニャを美術館やオペラに連れ出します。アニメ版では、ロイドとヨルが出会った洋裁店でのエピソードが描写されています。この時のやりとりがファンの間で「萌える！」と評判でした。

　アーニャは洋裁店でよそ行きの服を着て「おでかけ記念日」とご満悦です。さらにヨルも、面接に着ていく予備の服を仕立ててもらいます。

　洋裁店を出て、「すみません、何着も」と礼を言うヨルに、ロイドはこう返します。「ヨルさん、赤や黒以外も似合いますから。これからお出かけの機会も増えますし」。さらりと、「どんな色でも似合う」とヨルを褒めるロイド。「さすが西国一のスパイ」「萌え転がった」と好評なシーンです。

　この日にヨルが仕立ててもらった服は、MISSION：4「名門校面接試験」で着用したもののようです。「こんなこともあろうかと」と何着も登場するピンク系の服はどれもとても似合っていました。

●お城を借り切って豪華なごっこ遊び！

　MISSION：5「合否の行方」では、繰り上げでイーデン校に合格できたアーニャがご褒美に「お城で助けられごっこ」がやりたいと言い出します。

　このエピソードはアニメ化にあたり、大幅にオリジナル要素が追加されています。まず、ロイドが操縦する小型飛行機でアーニャとヨル、そしてフランキーの4人で遊園地に改装された「ニューストン城」へ向かう描写が追加されました。

　お城ではしゃぐアーニャですが、やがて「敵と家来がいないお城なんてお城じゃない」と落ち込みます。「アーニャしょんぼり。学校行けなくなりそう」とまで言われて、ロイドは組織の諜報員を動かします。

　東国で動けるだけのスパイが城に集まります。原作ではパーティーが開催されただけですが、アニメではスパイたちがノリノリのフランキーから指示を受け「アーニャ姫を助けるロイドマン」の邪魔を始めました。

　お城を借り切っての「助けられごっこ」にアーニャは大盛り上がり。ロイドは襲ってくる諜報員を倒したり、ペイントボール弾で打ち合いをしたりと苦労します。

　目を見張る身体能力を見せ、挿入歌をバックに塔までロイドはたどり着きました。ロープにつかまりながら移動するロイドが爆発を背にした作画は「神」と評判です。原作を膨らませて、アーニャの一生の思い出になるだろうエピソードを盛り上げたオリジナル部分は高い評価を受けました。

●ドッジボールの修行は格闘アニメくらいしんどい？

　MISSION：10「ドッジボール大作戦」は、オリジナル部分が盛りだくさんです。まずは、ドッチボールでMVPになれば「ステラ」がもらえるとダミアンたちがうわさするシーンが描かれました。ダミアンのオリジナルシーンでは、ドッジボールで勝つための特訓も見どころです。

険しい崖を登ったり、まがまがしい紫色の光の球を受け止めたりする激しい特訓をするダミアンとその子分たち。しかし実際は、崖はジャングルジムで、光の魂はタイヤのブランコでした。　子供らしい微笑ましい特訓姿は視聴者の笑いを誘いました。

　また、渋くダンディな演技で知られる声優の安元洋貴さんがキャスティングされたビル・ワトキンス（6歳）にもオリジナルシーンが作られました。

　夜まで特訓をしていたビルは父・少佐に「その手にステラをつかめ」と励まされています。おそらく父もビルも安元洋貴さんが演じていて、そのシュールさにTwitter上では「ビル」「安元洋貴」がトレンド入りするほど話題になりました。

（マグミクス編集部）