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幼心に焼きつくトラウマ級の展開も?「黒い」任天堂の片鱗を感じるゲーム4選

マグミクス / 2022年6月25日 6時10分

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■子供にも容赦ない、「黒い任天堂」の仕打ち

 任天堂のゲームには「どうぶつの森」シリーズや「マリオ」シリーズ、「カービィ」シリーズなど、老若男女にも遊びやすく、かわいいキャラクターも多いです。皆さんも遊んだことのある任天堂のゲームですが、実はよくよく考えるとブラックジョークや重い設定、下ネタを感じさせる描写が含まれているものも少なくありません。

 実際にとある対談記事で、任天堂の故・岩田聡社長は「具体的な定義はない」とした上で、「明るく楽しい、家族で楽しめる白い任天堂」と、「パッと見はかわいいが、意外とえげつない要素がある黒い任天堂」があるのではないかと語っていました。

 今回は、そんなあらためて考えると怖い「黒い任天堂」が感じられるゲームを紹介します。

●何気なく壊していたブロックやクリボーは……「マリオ」シリーズ

 任天堂の看板作品のひとつ、「マリオ」シリーズですが、ステージ上のブロックや、敵キャラのクリボーはキノコ王国の住人という設定が存在するのをご存知でしょうか。

 もともと、クッパはキノコ王国の住人をブロックやレンガに変えてしまい、その魔法を解くことができるピーチ姫をさらっていました。その際、キノコ王国を裏切ってクッパ側についた住人をクリボーにしていたことも、1作目の『スーパーマリオブラザーズ』の取扱説明書に書かれています。プレイヤーが何気なく壊していたブロックや倒していたクリボーは元キノコ王国の住人だったという事実は、なかなかショックかもしれません。

 さらに2020年7月に発売された『ペーパーマリオ オリガミキング』にも、「敵にオリガミにされてしまったら元に戻れない」という恐ろしい設定があります。オリガミであるためにバラバラにされてしまう、くり抜かれてしまうという展開も、幼少時にプレイしていたらトラウマになってしまいそうですね。

●妹が醜い怪物に……?『バンジョーとカズーイの大冒険』

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』への参戦発表時に、国内外で大きな話題となった『バンジョーとカズーイの大冒険』ですが、トラウマとなる描写が多いためプレイをためらう子供多かったといいます。

『バンジョーとカズーイの大冒険』は、悪い魔女・グランチルダがバンジョーの妹・チューティの若さと美しさを奪うためにさらったところから始まります。チューティーを救うために旅立つバンジョーとカズーイですが、ゲームオーバー時にはグランチルダの手によって醜い姿に変えられてしまう……というトラウマ描写が登場。さらには途中でセーブをした際にも同じシーンが出てくるため、「セーブ後は急いで電源を切った」なんて声も聞かれます。

そのほかにも倒した敵がバラバラになったり、話す声がゲップのキャラがいたりと、下品でブラックジョークが効いた『バンジョーとカズーイの大冒険』ですが、今なお人気も根強く、「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」でプレイ可能となったときには、Twitterで「またやりたい!」と喜ぶ反応も見られました。

■幼少時にはトラウマ級でも、今振り返ると怖くない?

ムーンサイドは作中屈指のトラウマステージ? 画像は『MOTHER2 ギーグの逆襲』パッケージ(任天堂)

●住人も外の様子もどこかおかしいムーンサイド『MOTHER2 ギーグの逆襲』

 センスの光るキャラクターの会話やポップなストーリーが人気の「MOTHER」シリーズ2作目の『MOTHER2 ギーグの逆襲』には、多くのプレイヤーが衝撃を受けた狂気の町「ムーンサイド」が登場します。

 主人公たちが迷い込んだムーンサイドは、一体が闇に包まれ、派手な色のネオンサインが輝く異世界のような町です。付近を歩いているだけで敵とのバトルが発生しますが、回復を得意とするキャラクターがパーティーを離脱しているため難所にもなっています。

 また、ムーンサイドの住人との会話では病院やショップなどでのやり取りも含め「はい」と「いいえ」が逆になっており、さらに混乱を招く仕様になっています。BGMもサイケデリックで怪しい雰囲気が漂うムーンサイドは、プレイヤーに強烈な印象とトラウマを与えたと言っても過言ではありません。

●魔が差したプレイヤーに恐ろしい仕打ち『ゼルダの伝説 夢をみる島』

「ゼルダの伝説」シリーズの1作、『夢をみる島』はユニークなキャラクターと切ないストーリーが人気の作品です。

 そんな『夢をみる島』では、ゲーム中唯一のお店「村の道具屋」で商品を手にしたまま、店主の目をかいくぐって店の外に出る、いわゆる「万引き」ができてしまいます。しかし、その後プレイヤーの名前が強制的に「どろぼー」となってしまい、エンディングまでこう呼ばれ続けるという大きすぎる代償も……。さらにその後に店に入ると、「しかたがない しんでもらう!」と店主からライフを0にされるビームを撃たれ、強制的にゲームオーバーになってしまいます。

「どろぼー」状態のときは店に入らなければ店主からの攻撃もありませんが、店を使わずにゲームをクリアしなければならないのはきついです。「どろぼー」と呼ばれ続けることを考えると、このようなプレイは避ける方が無難でしょう。

 おそらく「万引きは絶対にしてはいけない」というメッセージを幼いプレイヤーに教えようとしていると思われますが、強過ぎる罰にトラウマになるお子さんが多そうです。

(田中泉)

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