『ワンピース』ルフィは複数回負けて勝つのが定番？ 敗北経験から生まれた名ゼリフも

■クロコダイル戦の衝撃はすごかった

「週刊少年ジャンプ」で1997年から連載されている大人気マンガ『ONE PIECE』は、1か月間の休載の後、ついに最終章が始まります。そんな『ONE PIECE』で、数々の強敵を打ち倒してきた主人公・ルフィですが、ネット上では「ルフィって意外とバトルに負けてる？」とよく話題になります。

※この記事ではまだ単行本化、アニメ化されていない展開について触れているのでご了承ください。

　過去には青キジやマゼランなどに敗北しているほか、クロコダイルやカイドウ戦も有名なルフィの敗北バトルでしょう。ルフィが作中で初めて負けた相手は「スナスナの実」の能力者、当時七武海のクロコダイルです。「スナスナの実」の能力者・クロコダイルは自身を砂に変えることができ、物理的な攻撃が一切効かない強敵でした。

　vsクロコダイル戦では3回目のバトルで、ようやく勝利を収めているルフィ。1回目の敗北後に「スナスナの実」の弱点が水であることに気づいて、今度は拳を水に濡らして戦ったものの、2回目も体をシワシワにされ敗北してしまいます。そして、3回目は自身の血で濡れた拳を使い勝利しました。「ルフィが2回も負けたのはインパクトあった」と未だに語り草の戦いで、当時はルフィが再度負けてしまった事実に衝撃を受けた読者も多かったのではないでしょうか？

　最近では、「ワノ国編」のカイドウ戦での敗北が記憶に新しいところです。カイドウは人造悪魔の実「SMILE」を食べさせ　た部下たちで構成された「百獣海賊団」の総督。カイドウ自身は、龍に変身する「ウオウオの実　幻獣種 モデル『青龍』」の能力があります。ルフィはカイドウに何回も負けながら、諦めずに挑んでようやく勝利（そして「ゴムゴムの実」の驚愕の事実が明らかに）しました。「ルフィがストレートで勝ったボスキャラって実は少ない？」「グランドライン入ってからはフォクシーくらい？」といった声のように、ルフィはストレートでバトルに勝つことが少ない印象もあります。

　しかし、何度も敗れた経験のあるルフィが放った言葉だからこそ、話題になったセリフもありました。カイドウとのバトル中に「おれに勝てる可能性でも あんのか！？」と問われたルフィは、「生きてんだから 無限にあんだろ！！」と返します。ネット上では「刺さる言葉。これぞルフィ！」「現実社会でも奮い立たせてくれるセリフ」と称賛の声が続出。ただただ強いだけの主人公では、こんなカッコいいセリフは生まれないのではないでしょうか。

（マグミクス編集部）