「この子達をどうするんですか」自宅の敷地内に子猫4匹が置き去り…体を寄せ合う姿に「ひどい」「無責任」なぜここに?
まいどなニュース / 2024年5月28日 14時20分
「ウチの敷地に放置して行った人、この子達をどうするんですか」
自宅の敷地内に子猫たちが置き去りにされていたことを、1枚の写真とともにX(旧Twitter)に報告した保護主の「コハちゃん」さん(@KOHAKU_CHACHA)。写真には、段ボール箱に体を寄せ合う子猫4匹の姿が…どうしてこんなところに? そんな投稿に「ひどい」「迷惑で無責任な」などと、怒りのコメントが相次いでいます。
「こんなにかわいいのに捨てられる理由がワケわかりません」
「『この家の人なら見捨てない』と思ってんでしょうね」
「隅っこにひっついて可哀想に…ひどい人がいるんですね。救われて良かった。ありがとうございます!」
「まだ目が青い。。。2か月くらいですかね。こんなにかわいいのに捨てられる理由がワケわかりません」
「可哀想…優しい人のお家でよかった。この子達に大切にしてくれる飼い主さんが見つかりますように」
「私も昔捨て猫を保護しましたがほんとに心が痛みます。どうかこの猫ちゃん達が幸せになりますように」
保護主さんのおうちには、スコティッシュフォールドのコハクくん(7歳)とラガマフィンのチャチャちゃん(7歳)がいます。猫がいる家を狙ってなのか…保護主さんの敷地内に子猫たちが遺棄され、保護したといいます。「小さな命を置き去りにするなんて」と怒りが込み上げてきたという保護主さん。子猫たちは無事だったのか? お話を聞きました。
段ボール箱を発見時 子猫たちは鳴きもせず、じっとしていた
──自宅の敷地内に子猫たちがいることに気付いたのは。
「朝方、猫の鳴き声が聞こえたような気がしましたが気に留めなかったのですが…夕方になって宅配の時に使う段ボール箱がないか探しに外へ出たところ、ちょうどよい箱があると思い近付いてみたら子猫が入っていたんです」
──段ボール箱に子猫4匹が入っていたんですね。
「はい。ただあまり動かず、鳴きもせず、じっとしていました」
──すぐに子猫たちを自宅に保護されたと。
「あまり動かなかったこともあり乳飲み子と思いこみ、家に入れてから哺乳瓶とミルクを買いに行きました。でも哺乳瓶でミルクをあげるも自分から飲まず。何とか乳首を押しながら流し込むように飲ませました」
──乳飲み子ではなかったということ?
「そうです。Xに写真をあげたところ、離乳期の大きさだとコメントをいただきました。歯も生えていたことにも気付き、今度はウエットフードを買いに走りました。ただ1番小さな子だけがフードを食べて、他の3匹は興味を示しませんでしたが…次の日は4匹とも食べてくれて、ウンチも出ました」
遺棄されたのは、敷地奥の自転車小屋…保護主「猫好きな家と知ってのことか?」
──食べてくれて良かった。子猫たちの今の様子は。
「今は活発に子猫らしく走り回っています。保護時はやっと歩けるようになったくらいの感じでしたので、走り回っているのを見ると乳飲み子でないとはっきり分かりました」
──しばらくはお世話をされるとのことですが、今後は。
「実は、1匹の子の里親さんが決まりました。近所の優しい猫好きの方にもらわれる予定です。健康診断をしてから引き渡そうと思います。兄弟を離すのがつらいですが幸せにしてくれると思います。また身内の者が1匹を飼うかどうか検討中です。残りの子たちはおうちにお迎えすることを検討していますが、コハちゃん(コハクくん)との相性など考えると迷いもあり、とりあえず知り合いに声がけしている状況です」
──今回子猫たちは自宅の敷地内に遺棄されたのですね?
「段ボール箱が置かれていた場所は敷地奥の屋根のある自転車小屋でした。一応雨がかからないように配慮したものと思われます。門を入り奥まで箱を運んでくる大胆さに驚きました。我が家が猫好きだと知っている方が置いて行ったのだと思います。実は、近所に子猫たちによく似たシャムの猫さんを時々外で見かけます。その子が人の敷地に産んでそれを持ってきたのか。それとも、避妊手術していない飼い猫の子なのかは分かりませんが…。
怒りはもちろんあるものの、ごみ袋に入れられてごみ捨て場などに遺棄された話も聞くので…まだ私たちの自宅内に捨てられていたのは不幸中の幸いです。私たちが住む自治体は野良猫を地域猫と認め、補助金を使って避妊・去勢手術を行える制度などがないため、個人で手術費用を出しています。これまでに野良猫の避妊手術などを自腹でしてきました。まず自治体が地域猫と認めてくれるよう働きかけが必要だとあらためて思いました」
突然保護主さんのおうちにやって来た子猫たち。先住猫のコハクくん、チャチャちゃんたちの反応は?というと「なんかいるな…」という感じでそうっと見にくる程度で近寄らないとか。少しずつ距離を縮めて仲良くなれるといいですね。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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