後ろ脚の先を失い、パンの耳だけを食べて生きてきた茶トラ 「もう怖くないよ」ご飯と温かい毛布、優しい声に次第に心を開く
まいどなニュース / 2024年5月29日 14時20分
パンの耳だけもらっていた猫
ガブくんは、愛媛県で保護されて愛護団体NPO法人ねこけんにやってきた。保護の経緯は分からないが、それまではごはんをもらえずパンの耳ばかり食べていたという。虐待されたのか動物に襲われたのか、理由は分からないが後脚の足先がない。
人馴れしていると聞いていたので、代表がサッとキャリーの中に手を入れてケージへ移そうとしたら、手をガブリ!ガブガブガブと10数回噛んだという。もちろんそれだけでは収まらず、食器を下げようとしたスタッフの手もガブガブ、連日手でパンチを繰り出してきた。もちろん、仮の名前はガブになった。
「メンバーが皆で優しく話しかけたり、ちゅ〜るを差し出したり、安心できるようにケージを布で覆ったりして、やっと怖がらずに過ごしてくれるようになりました。こういう子はガブだけではありません。私たちは『ここは怖くない』と分かってもらえるように、ごはんをいっぱい食べて毛布の上で眠れるようにしています。」
譲渡会デビューのために修行中
ガブくんは怖がりというだけではなく、キャットフードもなかなか食べなかった。今まで食べられるものといえばパンの耳だけだったので仕方がない。ドライフードの上に嗜好性の高いおやつを置くとなんとか少しだけ食べられるようになったという。
最初は警戒心マックスだったガブくん。それでも少しずつ心を開いてくれて、優しい表情に変わってきた。メンバーのEさんがじゃらしを持って遊びに誘うと、ケージの奥から手を出してきてチョイチョイと。
「さすがのガブもEさんのジャラシテクには降参したようです(笑)」
まだまだ遠慮がちに遊ぶガブくん。譲渡会デビューのための修行が続いている。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
目が合えば「シャー!!!」野良を生き抜いたオス猫 血だらけの足で保護され家族もできたのに…見られなかった満開の桜、それでも
まいどなニュース / 2024年6月19日 14時20分
-
【能登半島地震】「被災地のネコを救いたい」広島で譲渡会
広島テレビ ニュース / 2024年6月17日 19時43分
-
吐き戻したエサで命をつなぐ野犬親子 体中のけがとダニが示す厳しい環境 保護された子犬は飢えから解放され心開いた
まいどなニュース / 2024年6月14日 15時30分
-
頭を金槌で殴られ、粘着テープでぐるぐる巻きにされていた猫 2年以上の歳月をかけて少しずつ心を開き、新たな家族の元へ
まいどなニュース / 2024年6月12日 14時20分
-
10年間のネグレクトでボロボロだったトイプーがトリミングで…… 生まれ変わった姿に感動「可愛い!」「泣きそう」
ねとらぼ / 2024年6月2日 22時0分
ランキング
-
1春ドラマ女優ベスト3。“子宮を1000万で貸した貧困女性”も凄いけど、今クールの圧倒的No.1は
女子SPA! / 2024年6月24日 8時46分
-
2すき家の「ディストピア飯化」が密かに物議のワケ おっさん客がネットで激怒?も全然笑えない理由
東洋経済オンライン / 2024年6月24日 13時0分
-
3その食べ方太るかも!「1番痩せるオートミールの食べ方」を12㎏痩せた保健師が教えます
女子SPA! / 2024年6月24日 8時45分
-
4新幹線の自由席を「1人で2席分占領する」女性…ガタイのよい男性がとった“強硬手段”とは
日刊SPA! / 2024年6月23日 8時54分
-
5結婚式、若い女性から「ご祝儀の金額が負担」の声多数 - いくらならいい?
マイナビニュース / 2024年6月24日 10時46分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)