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サウナブームの陰で減っているのは?…思わぬ結果に衝撃 非サウナー側の意見は「汗が汚い」「値段が高い」

まいどなニュース / 2024年5月28日 19時45分

サウナブームなのに愛好家は減少傾向 ※画像はイメージです(maroke/stock.adobe.com)

“サウナブーム”といわれて数年が経ちますが、現在のサウナの利用状況はどのようになっているのでしょうか。一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所(千葉県船橋市)が実施した「日本のサウナ実態調査2024」によると、ライトユーザーは増加している一方、ヘビーユーザー、ミドルユーザーは減少していることが分かったそうです。

調査は、全国の18~69歳の男性5015人、女性4985人を対象として、2024年3月にインターネットで実施されました。

本調査では、「年に1回以上サウナに入る人」をライトサウナー、「月に1回以上サウナに入る人」をミドルサウナー、「月に4回以上サウナに入る人」をヘビーサウナーとして分類し、人口推移を分析。

その結果、2022年調査と比べて、ライトユーザーは845万人から1128万人と増加したものの、ヘビーユーザーでは287万人から219万人、ミドルユーザーでは548万人から431万人と、いずれの層も減少していることが分かりました。

また、利用頻度ごとの人口推移をみても、「半年に1回程度」「1年に1回程度」の層が増えているのみで利用頻度の多い愛好家が全般的に減っています。

さらに、2022年~2023年の愛好家人口動向においても、増加を後押ししているのは「半年に1回程度」(25.0%)や「1年に1回程度」(103.8%)の層で、利用頻度の高いユーザーは概ね20%程度減っていることが見て取れました。

「関東都市圏」「関西都市圏」「その他」の地域別でみても、ヘビーサウナー(関東都市圏:-30.9%、関西都市圏:-39.1%、その他:-14.4%)、ミドルサウナー(関東都市圏:-24.6%、関西都市圏:-24.8%、その他:-18.6%)ともに減少した一方で、ライトサウナー(関東都市圏:20.2%、関西都市圏:49.5%、その他:37.8%)が増加している傾向に大きな差は見受けられませんでした。

続けて、「温冷浴(熱気浴/蒸気浴→冷水浴→外気浴のサイクル)の認知度」について調べたところ、調査開始以来減少し続けていた「温冷浴を知らない」層が、2022年の16.8%から2023年では20.4%とやや増加に転じた一方、調査以来増加し続けていた「知っていて、実践している」(40.8%→35.8%)層が減少しており、サウナ愛好家の減少傾向に伴って認知度も減少していることが分かりました。

次に、サウナの利用に関して、サウナー・非サウナー双方に「サウナにいくらかけてもいいですか」と聞いたところ、サウナーは「500円以上1000円未満」、非サウナーは「500円未満」が最多となりました。

この結果について同研究所は、「全国の公衆浴場価格が概ね500円以下であることを考えると、サウナーであれば公衆浴場価格以上でも構わないが、非サウナーは公衆浴場価格を適正価格としている」と推察しています。

また、非サウナーに「サウナに行かない背景」を聞いたところ、「サウナに興味がない」(53%)、「サウナを気持ちよいと思わない」(19%)、「サウナよりも優先すべき趣味を持っている」(12%)、「サウナに行く時間がない」(12%)、「他人と裸で同じ空間にいることが苦手だ」(11%)、「値段が高い」(10%)などが挙げられました。

そこで、「どうすればサウナに行きますか」と非サウナーに尋ねたところ、「時間的余裕があれば行きたい」(14%)、「金銭的余裕があれば行きたい」(13%)、「便利な立地にサウナがあれば行きたい」(12%)などが挙げられたものの、4人に1人が「変化や改善があってもサウナには行かない」(25%)と回答したそうです。

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