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カラーを外したことがないミミちゃん 「狭いエリアで生まれて生き延びてきた猫」が直面している試練

まいどなニュース / 2024年6月29日 19時28分

あのまま外にいたら・・・=NPO法人ねこけん提供

ミミちゃんは、あるマンションの現場で愛護団体NPO法人ねこけん(以下、ねこけん)がTNRした猫だった。最初捕獲した時に耳ダニがたくさんいたので、治療をしてからリリースしたという。

ミミという仮名は、早く耳が良くなるようにという願いを込めて付けられた。

「食物アレルギーもあるようだと分かっていたのですが、当時は保護部屋も預かりさん宅もいっぱいで、保護しても収容する場所がないのでリリースしました。でも、私たちにとってミミは気になる子でした」

2022年2月、ねこけんは再び捕獲器を設置してミミちゃんを捕獲。他の猫たちも捕獲して病院へ運んだ。

カラーを外せないまま

耳ダニだけならそれほど深刻な状況ではなかったが、病院で診てもらうと、ミミちゃんの顔面には黒っぽい何かが広がっていた。さらに、以前捕獲した時とは違い、顔がむくんでいて、目が小さく見えた。


「検査をしても、その正体が何なのか、すぐには分かりませんでした。血尿が出てむくんだ顔をしていますが、ご飯は自分で食べることもできました。ひとまず入院して精密検査と治療が続けられました」

「ミミは狭いエリアで生まれて生き延びてきた猫です。一見健康体に見えても、実際捕獲してみると問題のある子もいます」と ねこけんの担当者は語る。

食物アレルギーではないかと考えられているが、ミミちゃんはカラーを外したことがない。さまざまなフードを試し、病院を変え、今も治療が続けられている。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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