今後1年間の景気「悪くなる」と過半数が回答…給与所得は改善する一方で消費予測「変わらない」が最多に
まいどなニュース / 2024年6月3日 15時0分
企業が賃上げを行う一方で、物価上昇や円安などが生活者に大きな影響を与えています。マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティング(東京都新宿区)が実施した「消費動向に関する定点調査(2024年5月)」によると、今後1年間の景気の見通しについて、約2人に1人が「悪くなると思う」と回答しました。また、今後1年間の消費予測は「変わらない」が最多となりました。
調査は、全国の20~69歳の男女1200人を対象として、2024年5月にインターネットで実施されました。
2024年5月の生活実態に関するDI値(内閣府が毎月公表する景気動向指数のひとつ)をみると、「給与所得」は4.1で、前年同期より7.6ptの増加、そのほか、「預貯金」は-6.7(前年同期比5.5pt増)、「おこづかい」は-13.4(同3.4pt増)となりました。
また、消費動向に関するDI値では、電気・ガス価格激変緩和対策事業の補助金制度もあり、「電気料金の支払金額」は29.9(同20.6pt減)となりました。そのほか、「クラウドファンディングの支援回数」は-14.1(同11.3pt減)、「ふるさと納税の回数」は-5.8(同8.6pt減)など、いずれも過去最低を記録しています。
さらに、「映画館」(-12.5)、「レンタルDVD」(-25.8)、「レンタルCD」(-23.1)の利用頻度や「低カロリー・ダイエット食品の購入頻度」(-1.2)は前年同期より7~11pt減少するなど、前年同期比でマイナス傾向の指標が目立ち、上昇したものは見受けられませんでした。
次に、「今後1年間の景気の見通し」について調べたところ、「悪くなると思う」と答えた人が52%で過半数を占めた一方で、「良くなると思う」と答えた人はわずか7%でした。
また、「今後1年間における自分自身の消費予測」については、「変わらない」(54%)で最多となったほか、「増えると思う」(26%)は前年同期比4pt増、「減ると思う」(21%)は前年同期比2pt減となりました。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
夏のボーナス、前年より「増加」が約4割 支給額は平均2.0%増、規模間格差が顕著
PR TIMES / 2024年6月13日 17時45分
-
給与は増加、一方で消費は落ち込み目立つ 今後1年でどう変わる?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月12日 6時30分
-
国内景気は2カ月連続で悪化 個人消費の低迷が下押し要因に。今後は実質賃金のプラス転換がカギ
PR TIMES / 2024年6月6日 17時40分
-
4月の米個人消費支出、実質ベースで前月比0.1%減、インフレ圧力低下の兆しも(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月4日 1時10分
-
今後1年の景気「悪くなる」が多数派 給与所得は改善も、消費動向は低調傾向
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月31日 5時15分
ランキング
-
1ローソンの新型サラダが好調 「タイパ」を高める工夫とは? 全部で5種類を販売
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月24日 17時32分
-
2電気・ガス料金補助の首相表明、事前調整不足で「場当たり的」…政府・与党内から戸惑い
読売新聞 / 2024年6月24日 22時35分
-
3なぜ豊田章男氏は「不正撲滅は無理だと思う」と語ったのか…「組織不正」の研究者が見た認証不正問題の根本原因
プレジデントオンライン / 2024年6月25日 8時15分
-
4ローソンストア100「だけ弁当」第11弾は「だけ弁当(焼そば)」
食品新聞 / 2024年6月25日 8時33分
-
5不祥事続発、損保経営陣が謝罪=株主「本気か疑問」と批判―総会
時事通信 / 2024年6月24日 18時29分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)