「アフターピルというセリフ好ましくない」セクシー田中さん報告書に呆れる声相次ぐ、原作表現を日テレ側が当初削除「そんな人たちがドラマ作ってるのか」
まいどなニュース / 2024年6月4日 7時45分
ドラマ「セクシー田中さん」原作者の芦原妃名子さんが亡くなった問題を受け、日本テレビが5月31日に公表した調査報告書。原作漫画にあった「アフターピル」(緊急避妊薬)に関するセリフについて、日テレ側が当初カットしようとした経緯に関する記述があり、その内容に呆れる声が上がっている。
生前の芦原さんはブログで、ドラマ化での改変について「漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開をよくある王道の展開に変えられてしまう」「個性の強い各キャラクターが原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される」とこぼしていた。
また、性被害未遂やアフターピル、男性の生きづらさなど、漫画の核として大切に描いたシーンが大幅にカットされているとし「その理由についても納得のいく返事はない」と綴っていた。
原作では、主人公・田中さんに向け、友人が「酔った勢いで避妊もしてなかったらサイアクだし 場合によってはアフターピル飲んだ方がいいかもしれません」と進言する場面がある。
しかし日テレの報告書によると、当初ドラマ制作サイドが作成した第3話の脚本では、このセリフがカットされていた。理由については「制作サイドは、日曜午後10時30分という放送時間帯を考慮すると、アフターピルというセリフは好ましくないのではないかと判断して、上記削除をおこなった」としている。結果的には芦原さんが「セリフにアフターピルをしっかり入れて」と要望し、原作に準拠したセリフで放送された。
しかし、望まない妊娠を避け、女性の体を守る薬について日テレ側が上記のような認識を示したことについて、SNSで疑問を呈する声が続出。
「散々ベッドシーンは流しといてアフターピルはダメってどういう思考回路やねん」「アフターピル、低用量ピルもだし、『エロ』のジャンルとしての認識しかないんでしょうね」「ドラマ制作者たちのリテラシー低すぎる」「女性の脚本家、プロデューサーのドラマでこうなんだものな…」と嘆く声があった。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
第2の「セクシー田中さん」が生まれるだけ…「芦原さんの死は日テレのせい」という安易な決めつけが危険な理由
プレジデントオンライン / 2024年6月21日 16時15分
-
「浅ましい嫉妬」改変・修正無視の日テレ『セクシー田中さん』根源は“エゴ”の闇
週刊女性PRIME / 2024年6月11日 17時0分
-
なぜ日テレは「若くて経験不足の担当P」だけの責任にするのか…「セクシー田中さん」報告書の根本問題
プレジデントオンライン / 2024年6月7日 16時45分
-
日テレ「セクシー田中さん」報告書内“正当化”で大荒れ…制作側に求められる原作改変ラインとは?
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月6日 9時26分
-
ドラマ「セクシー田中さん」、キャラの学歴変更は「必要な改変」? 報告書の「改変事例」一部にとどまるも...追加資料は公表予定なし
J-CASTニュース / 2024年6月3日 19時59分
ランキング
-
1Q. 納豆をより健康的に食べるには、どのような食べ合わせがおすすめですか? 【管理栄養士が解説】
オールアバウト / 2024年7月2日 20時45分
-
2洗濯用洗剤、計量せず詰め替えパウチから注ぐ人がいるって本当!? メーカー「目分量はNG、原液こぼすと洗濯機が傷むことも」
まいどなニュース / 2024年7月1日 11時44分
-
318÷0=?物議を醸した小3の宿題に東大生が反応。「教員の力不足」「思考力を磨く良問」などの声
日刊SPA! / 2024年6月30日 15時52分
-
4藤井聡太“八冠再独占”への道 最大の難関は伊藤匠・新叡王への挑戦権獲得、トーナメントでの4連勝が必須
NEWSポストセブン / 2024年7月3日 7時15分
-
5訪日観光客がSNSには決して出さない「日本」への本音 「日本で暮らすことは不可能」「便利に見えて役立たない」と感じた理由
NEWSポストセブン / 2024年7月1日 16時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください