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表情が弱々しいおばあちゃん猫 動物センターから保護団体メンバーの家へ 午後の日差しが差し込む場所と段ボールハウスがお気に入り

まいどなニュース / 2024年8月8日 17時30分

保護後、タキさんは少しずつ元気を取り戻してくれました

千葉市動物保護指導センターで、弱々しい表情で人間をぼんやり見つめるメスの黒猫がいました。後につけられた名前は「タキさん」。推定15歳ほどのおばあちゃん猫で、センター職員によれば健康状態が悪いとのこと。

タキさんのことを知った動物支援団体・ワタシニデキルコトのメンバーは引き出すことを決意。懇意の動物病院・たんたんペットクリニックと連携し世話をすることにしました。

15歳という月齢にして元飼い主と別れた様子

同院でタキさんの体を検査すると、重篤な持病などはなかったものの、15歳という高齢のため体力などが落ちており、最低限の医療ケアをした後、同院で経過を観察することになりました。

それから数日、タキさんはセンターにいた頃と打って変わって元気を取り戻し、ゆっくりとした動きではあるものの、今したいことを能動的にするようになりました。

人間の言うことをよく理解して、トイレもきちんとでき、ベッドが大好きなことからおそらくは元飼い猫だったように感じられました。

どんな経緯があったかはわかりませんが、大好きだったはずの飼い主と離ればなれとなり、不安を抱えながらセンターに収容されたタキさんの心情を思うと胸が苦しくなります。

そして、タキさんの飼い主は今頃、どこにいるのでしょうか。亡くなったのか、健在なのか、やむを得ない事情でタキさんを手放したのか。いずれにしてもタキさんにはなんの罪もありません。「飼う」と決めた以上、最期の日を迎えるまで動物に辛い思いをさせるようなことはあってはなりません。

ゆっくりの動作ながらマイペースに過ごす

たんたんペットクリニックでの経過観察を経て、後にワタシニデキルコトのメンバーの家で世話を受けることになったタキさん。保護当初よりも随分と元気を取り戻し、この家に来てすぐに爪研ぎボードに乗ってゆっくりした動作でカリカリしていました。

その後は部屋中を探検。タキさんが「自分の家」として選んだのはちゃんとしたキャットハウスではなく、何故かダンボールハウス。

そんなのんびりマイペースな動作がかわいらしく、タキさんが動くたびに目を細めるメンバーでした。

日差しを浴びて過ごす余生が1日も長く続きますように

タキさんは午後の日差しが差し込む場所が大好きです。太陽光を受け、のんびりウトウトしながら過ごしています。

おばあちゃん猫・タキさんが最期を迎える場所はこの家になるかもしれません。それでもタキさんが保護され、心ある人たちの連携によって健康を取り戻してくれたことは本当に良かったと思いました。タキさんにとっていっさいの不安のない穏やかな日々が1日も長く続くと良いなと思いました。

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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