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引き取られたチワワの呼吸が荒い 「いつ死んでも…」判明した心肥大やフィラリア陽性 困難を乗り越えた先に幸せが待っていた 

まいどなニュース / 2024年7月25日 15時30分

飼い主が長期入院することとなり、第二の犬生を目指すことになったチワワのガンちゃん

「飼い主が長期入院することになりました。飼っていたチワワを引き取ってもらえませんか」

2024年3月、犬保護団体restartdog LIEN(以下、リアン)に相談があり、保護することになりました。

迎えに行くとそのワンコは息が荒く、憔悴の表情です。「何か持病があるかもしれない」とメンバーは動物病院へ直行しました。

息を引き取ってもおかしくない状況だった

診断の結果は肺炎、心肥大、フィラリア陽性など。いずれも重篤で、突然息を引き取ることも考えられる状況でした。

「ガンちゃん」と名付けられたワンコはそのまま入院。どんな治療が最善なのかを判断してもらい、治療と世話を同時に行うことにしました。

体調を取り戻し愛想を振りまいてくれるように

酸素室に入るという緊迫した状況が続きましたが、峠を乗り越え改善。投薬や通院などは必要ではあるものの、退院できることになりました。

預かりボランティアさんの家で過ごすようになったガンちゃんは少しずつ自分を出し始めてくれました。いつも尻尾フリフリで愛想を振りまき、人間だけではなく他のワンコとの協調性も抜群でした。

ガンちゃんはあまり散歩に行くことがなかったようで、当初は目に入ってくるもの、鼻で感じるものに、いちいち反応して動き回ってしまうため、上手に歩くことができませんでした。しかし、何度かのトレーニングでコツをつかむと、他のワンコと一緒に楽しそうにテクテク。ひとしきり遊んだ後に、疲れて眠るガンちゃんの寝顔を見ると、「元気を取り戻してくれて本当に良かった」と思う預かりボランティアさんでした。

「もしかして、ここが僕のお家なの?」

保護から1カ月半後、「ガンちゃんを迎え入れたい」という里親希望者さんが現れました。聞けば別の保護団体から迎え入れた先住犬がいるとのこと。「ガンちゃんならきっと仲良くなって、『ずっとの家族』になってくれるはず」と申し出たとのことでした。

トライアルに旅立つ朝、ガンちゃんは何かを察してかエサを残しました。でも預かりボランティアさんは「不安に思わなくても大丈夫。今以上に幸せな毎日が待っているはずだからね」とガンちゃんを連れ、電車で2時間かけて里親希望者さんの家に向かいました。

里親希望者さんの予想通り、ガンちゃんと先住犬は一瞬で意気投合。ガンちゃんはここでもまた「もしかして、ここが僕のお家なの?」と察したのか、自分で部屋を探検。そして一番のお気に入りの場所を見つけてチョコンと座りました。

その様子は、もうずいぶん前からこの家で過ごしていたかのよう。スンナリ溶け込めたことで、正式譲渡となりました。

ガンちゃんはこの家で新たに「サンデーくん」という名前をもらいました。先住犬の名が「タルトくん」なので、チョコ繋がりの名前です。

仲良しパートナーとなったサンデーくんとタルトくん。優しい飼い主さんの元でいつまでも幸せいっぱいで過ごしてね。

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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