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お客様!?「そういった行為はご遠慮下さい」 水族館のお願いを守れなかった珍客とは…「美味しそうだったのかな」

まいどなニュース / 2024年6月17日 6時50分

お、お客様…!?水槽の前で何やら怪しい動きをする珍客(いずれも室蘭民報みんなの水族館提供)

北海道の水族館で撮影された、ある「お客様」の動画が、SNS上で注目を集めている。屋外に設置された水槽には、「さかながビックリするよ。まどをたたかないでね」の貼り紙。しかし、ふらりとやってきた鳥が、じーっと見るや、コツコツとくちばしで窓を突いた。魚が美味しそうに見えたのか…。見守っていた飼育係は、この状況をユニークにつづっている。「お、お客様!?そういった行為はご遠慮下さい!」

オオセグロカモメとの攻防

投稿したのは、室蘭民報みんなの水族館(@MuroranAquarium)の飼育係・大西透さん。水槽ではサクラマス約170匹を飼っているという。水槽前に立っていた鳥は、オオセグロカモメ。水族館は海が近い場所にあるためよく姿を現すといい、アザラシのエサを狙うなど、攻防が繰り広げられているという。

今回のカモメは数日前から水槽近くをうろついており、「何かやりそうだな」と注意していた。すると6月7日、水槽の前で「コツコツ」。大西さんが記録を残すために後ろから撮影していたが、カモメは後ろを振り向いて気付くと、逃げていったという。翌日には水槽の上からサクラマスを狙う姿も。だが、水槽の上には防鳥ネットを張っていたため、食べることは叶わなかったよう。「いろんな対策を取ってきましたが、横から興味を持つのはびっくりしました(笑)」と話す。

とはいえ、カモメのことをX上で「お客様」と敬意を払った大西さん。「人間は説明すれば分かってもらえますので、その例になぞらえました。野生動物だからって、追い立てません。できればやってほしくないな、という飼育員の願いを込めました」と投稿の意図を語る。

サクラマス…実は養殖実験中

室蘭市では2022年から、水素サプライチェーンを構築する実証実験を行っており、水族館のサクラマスもその一環。風力発電の電力を使って水を電気分解し、水素と酸素を製造して水素はさまざまな場所へ。副産物の酸素の活用を探る中で、陸上養殖の需要がありそうなサクラマスが選ばれ、養殖実験することになったという。

「美味しそうに見えたのかな。このくらいの大きさだったら、丸のみするんです」と大西さん。残念ながら、試食第一号にはなれなかったが―。

(まいどなニュース・山脇 未菜美)

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