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「飼い主さんはどこに行ったのかな?」周囲をキョロキョロする保護チワワ 優しい家族に迎えられた矢先の悲劇 

まいどなニュース / 2024年7月23日 15時30分

埼玉県動物指導センターに収容されたチワワのオス、ニョッキ

2024年2月、埼玉県動物指導センターにオスのチワワが収容されました。「ニョッキ」と名付けられたこのワンコは推定10歳ほど。チワワとしてはハイシニアです。

センターの職員にも人懐っこく甘える一方、時折キョロキョロ後ろを振り返ったり、何かを探すような素ぶりを見せます。「僕このままここで遊んでいても良いのかな?」「僕の飼い主さんはどこに行ったのかな?」と思っているように映り、切なくなります。

保護から約1カ月ほどで「ずっとのお家」が見つかった

犬保護団体restartdog LIEN (以下、リアン)はニョッキを引き出すことにし、里親さんとのマッチングを目指すことにしました。

動物病院の検査ではニョッキに重い持病などはありませんでした。他のワンコとの触れ合いは不馴れで少々苦手で、ちょっかいをかけられると固まってまうこともありました。でも人間には甘えん坊です。

「時間がかかるかもしれない」と思われた里親さんとのマッチングも約1カ月ほどで実現。元保護犬の先住犬が暮らす里親さんの元で、ニョッキはその穏やかな余生を過ごすことになりました。

幸せな余生の途中で突然起きた異変…

ニョッキはこのお家で新たに「ラテ」という名前をもらい、先住犬と分け隔てなくたっぷりの愛情を注がれていました。

そんなある日、悲劇が起こります。ラテは先住犬と正面衝突したり、床の匂いを嗅ぎながらゆっくりとしか歩けなくなったりと、動作に異変が起こりました。すぐに動物病院に連れて行きましたが、目の前に指を近づけても瞬きもしない状況。どうも突然視力を失ってしまったようでした。

原因不明の事態に、多くの支援者も症例集めに協力

動物病院の診断でも、どうして突然視力を失ったのかは全くわからないとのこと。里親さんは情報を収集し、SNSなどでも同様症状が出たワンコがいないか声がけをしました。リアンの支援者の多くもラテの視力回復を祈って、症例集めにSNSで協力しました。

しかし、現在も視力は回復していません。原因も不明なままです。

複数の動物病院で獣医師の診断をあおぐ日々を送るラテ。どうか視力が改善され、優しい里親さんや先住犬の顔を瞳に映してくれることを祈るばかりです。

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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