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動物センターに収容された柴犬 超がつく甘えん坊はおてんば カーテンビリビリも譲渡話が複数上がるモテモテさん

まいどなニュース / 2024年7月22日 19時30分

埼玉県動物指導センターに収容された柴犬のメス、ククちゃん

推定7歳ほどのメスの柴犬・ククちゃん。2024年5月に埼玉県動物指導センターに収容された元飼い犬です。センター収容のワンコの多くは恐怖心や警戒心から、身を潜めようとしたり、人間に攻撃的になったりするものですが、ククちゃんだけは違いました。

「なぜこんなお利口さんが棄てられたのか」

人間と目が合うとあふれんばかりのニコニコ笑顔。尻尾フリフリで歩み寄ってくる人懐っこいワンコでした。それでいて他のワンコとの協調性も抜群。トイレなども上手にでき、お利口さんな飼い犬だったことを想像させました。

「なぜこんなにお利口さんが棄てられたのか」が謎ですが、犬保護団体restartdog LIEN(以下、リアン)はククちゃんを保護しました。まずは動物病院へ。幸い重篤な持病などはありませんでしたが、未避妊だったため手術を実施。無事終えた後で預かりボランティアさんの家でしばらく世話を受けることになりました。

繊細な一方、容赦なく遊ぶオテンバぶりも

預かりボランティアさんにも相変わらずの人懐っこさですぐに心を開いたククちゃんですが、次第に甘えん坊ぶり、ヤンチャぶりも露呈。預かりボランティアさんの姿が見えなくなるとクーンクーンと鳴いてしまいます。

普段は明るいククちゃんですが、やはり元飼い主との突然の別れがトラウマなのか、大好きな人の姿が見えなくなると不安になるようです。心情を思うと切なくなりますが、一方で急にオテンバに遊び始めることも。預かりボランティアさんが目を離した隙に、この家のカーテンと格闘したようで、気づいたときには…見るも無惨なほどに引き裂かれていました。

ビリビリになったカーテンを見ると、かなり高い位置までジャンプし、引き裂いたようです。普段はニコニコで穏やかキャラですが、「遊び」となると徹底して激しく動くという一面も持ち合わせているようです。

複数の里親希望者さんが現れる異例のモテモテぶり

里親募集を開始したところ、「うちに」「うちに」と複数の声が掛かるという異例の事態となり、いったん募集を取りやめるほどに。

そう遠くない時期に今度こその「ずっとのお家」で過ごすことになりそうです。性格良好で、笑顔いっぱいのククちゃん。元飼い主と別れた悲しい記憶を忘れるほど、幸せいっぱいの第二の犬生を送ってね。

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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