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「人間が怖いんだろうな」多頭飼育崩壊から救出された猫…パニックや過呼吸に→30匹以上をシェルターに保護

まいどなニュース / 2024年6月25日 15時50分

多頭飼育崩壊現場から保護され、ケージの中でパニックを起こしている猫(「北名古屋さくら猫」さん提供、Xよりキャプチャ撮影)

愛知県北名古屋市内の住宅で起きていた30匹を超える猫の多頭飼育崩壊。5月初旬に発覚し、今もレスキューが続いています。猫たちのレスキューなどに関わり、個人で保護活動をするボランティア「北名古屋さくら猫」さん(@sa9ra_Kita7goya)が近況をX(旧Twitter)に報告しました。

「多頭飼育崩壊から救出された子が…。怖いんだろうな。
この子達には何も罪は無い。
そこで産まれて一生懸命生きてきました。
石を投げられても薬剤まかれても鉄の棒を振り回され大きな音で追い立てられてもそこで生きていくしかなかった…」

現場の家は2階建て住宅。以前から2階の窓が開いた状態のままで、猫たちが出入りできるようになっていたとのこと。近所の人から石を投げられたり薬剤をまかれていたりしていたという猫たち…保護をする際に威嚇したりおびえるような仕草をしたりする子が多いといいます。

「いちばんの被害者は猫たちです。猫が苦手な人によって石を投げつけられたり、棒を振り回され追いかけ回されたり…このほか、クラッカーを猫に向けて鳴らされたり薬剤をまかれたりして怖い思いをしていたようで、おびえたりするのは人間が怖いんだと思います。それでも人間にご飯をもらっていたからパニックになり過呼吸になった子もいて。保護をしながらこれまでどんな思いをしてこの子たちが生きてきたのか…とても悲しくなりました」

飼い主が亡くなり、置き去りになった猫たちを全て保護

猫の多頭飼育崩壊が発覚したのは5月9日。同市環境課から「飼い主が亡くなられて猫たちが取り残されている。親族の方が餌と水をあげてるけどどうすれば良いのか分からない…」と「北名古屋さくら猫」さんに相談の連絡が入りました。現在妊娠中の猫をはじめ、体調の悪い猫などを優先にレスキューしていますが、出入り自由な状況で数の把握はまだできていないとか。これからシェルターをつくり、猫たちの居場所を確保するそうです。

「多頭飼育崩壊からのレスキューはとても厳しいです。全ての猫たちを保護することは、動物愛護団体も個人ボランティアも受け入れに限界があります。一時保護する場所の確保もしなければならないですが、それ以外に避妊去勢手術費、ウイルス検査、便検査など医療費もかかります。保護活動をしていると、命を助けるだけで四苦八苦です。ただ今回は知り合いが見つけてくれた格安中古住宅を私財をはたいて購入して、多頭飼育崩壊の子たちを全頭保護します。そして里親探しをして本当の幸せをつかんでもらいたいです」

「北名古屋さくら猫」では、医療費などの寄付を募っています。詳しくは、InstagramのDMまで。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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