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なにこれ、イカ…!? 日本水難救済会が開発した「イカポンチョ」とは? 溺れるリスクを軽減!

まいどなニュース / 2024年7月2日 11時20分

こちらがイカポンチョ。フードの形が特徴的です

日本水難救済会が開発したイカポンチョに関心が集まっています。ゲーム「スプラトゥーン」のキャラクターのようなイカの形をしたポンチョは、ウエットスーツよりゆったりして、スイスイとイカのように泳ぐ姿はとてもリラックスして見えます。開発した日本水難救済会の常務理事、通称イカ親父こと、江口圭三さんにお話を聞きました。

――イカポンチョとは?

江口:講習会などで子供たちをリラックスさせ、イカ泳ぎを習得、定着させるのにための遊泳補助具として開発しました。ウエットスーツ地で作成されているため浮力があり、おぼれるリスクを軽減してくれます。やわらかくて着心地も良いんですよ。水中での体温保持にも有効で、浜辺では濡らしておくことで熱中症を防ぐことができます。磯場では、貝や岩に接触した場合の切り傷を防ぐこともできます。

――イカのように泳ぐ動画を拝見しました。

江口:現状、溺れた場合などの水難対策として「大の字の背浮きで救助を待て」という認識が広まっているのですが、実際は鼻に水が入ったり呼吸ができずパニックに陥り、全く通用しないことが実証実験で確認されています。私たちは「他力本願に救助を待つより、自分の命は自分で守る」ための事前準備が最重要だと考え、事故を起こさないための「海の護身術」を提唱しています。

そのひとつが、イカ泳ぎなんです。呼吸がしやすく周りが見渡せ、音や声、助けてのサインなどが出しやすい。更に疲れにくく泳ぎが苦手な方でも比較的習得しやすい泳法なんです。まだ認知度が低いので、広めていきたいです。

――完成品を着て海に入った時の感想は?

江口:イカポンチョを見た人みんなが「笑顔」になり、機能を説明すると、感心してくれるのが印象的でした。「浜辺では暑いかな?」と不安でしたが、水に入り上向きに浮いてみると、背中全体にやさしく浮力が伝わり、水の上で昼寝ができるほどの心地良さでした。顔が日陰になり、紫外線を気にする女性にも受け入れられると思いますよ!

――これからの時期、水に親しむ機会が増えます。

江口:海や川はに出かける時は、天気や場所、海の状況をよく点検したうえで事前の備えをして、安全に楽しく過ごしてほしいものです。当会ホームページには、「備えて海へチェックリスト」も掲載してますので、ご参照ください。その準備のひとつとして、イカポンチョのようなシチュエーションに応じた安全グッズも準備して、どんどん海に出かけてもらいたいと切に思います

◇ ◇

SNSでは「茶目っ気溢れるデザインで素敵!」「これで命が守れるなら最高」「イカす!」などの大好評。梅雨が明けたら夏本番。事前準備を整え、思いっきり楽しみたいですね。

(まいどなニュース特約・ゆきほ)

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