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 「殿!」「ハンターチャンス!」…おもしろ世界観がゲームでも楽しめた、昭和の名作バラエティー番組たち

まいどなニュース / 2024年7月7日 15時32分

「Roblox(ロブロックス)」で楽しめる『風雲!たけし城』の公式エクスペリエンス (C)GeekOut株式会社

テレビのバラエティー番組を見ていて、その面白さを実際に体験してみたい!と思ったことはありませんか? 近年、バラエティー番組の人気に応えて、番組の世界観を再現したゲームやアトラクションが登場し、視聴者が実際に体感できる機会が増えています。実は、このような試みは最近始まったものではなく、昭和の時代にも存在していました。今回は、ゲームとして体験できた昭和のバラエティー番組について紹介します。

ゲームにもなった昭和のバラエティー番組として名前があがるのが『風雲!たけし城』ではないでしょうか。1986年からTBSで放送された本番組は、「殿」として出演するビートたけしさん指揮のもと総工費1億円をかけて建設した「たけし城」を舞台にしたバラエティー番組です。参加者は悪魔が待ちうける魔人の館や、泥沼の上を渡るジブラルタル海峡といった障害を乗り越えて城の攻略を目指します。

本作をもとにしたゲームが1987年にバンダイから発売されました。ファミコンの周辺機器「ファミリートレーナー」に対応したこのゲームは、足を使って操作を行うため、実際に番組に参加しているような体感を得ることができました。

2023年にAmazon Primeで『風雲!たけし城』が34年ぶりに復活した際には、「ファミコンでもよく遊んだ好きだった番組が復活だなんて楽しみ」「子どものころはゲームしか知らなかったけど、番組を見れて楽しめた」といった声が見られました。

『風雲!たけし城』と同じ1986年に放送された『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』もゲームになったバラエティー番組のひとつです。加藤茶さんと志村けんさんを中心にドラマ仕立てのスーパーコメディ「THE DETECTIVE STORY<探偵物語>」や、視聴者投稿ビデオの先駆け「おもしろビデオコーナー」などの人気コーナーがあり、多くの視聴者を楽しませました。

1987年にはこの番組を題材としたPCエンジン用ゲーム『カトちゃんケンちゃん』がハドソンより発売されました。内容は「THE DETECTIVE STORY(探偵物語)」を題材にしたアクションゲームで、プレイしたファンからは「番組内のギャグが再現されていて面白かった」「見た目に騙されて遊んでみたらかなりの難易度で思わずコントローラーを投げだした」などの声があがっていました。

番組は約6年間で全312回放送され、最高視聴率36.0%、平均視聴率18.1%という今では考えられないような高い視聴率を稼いでいました。

1981年から1993年までテレビ朝日系列で放送され、俳優の柳生博さんの名司会ぶりが評判だった『100万円クイズハンター』もゲームでも楽しめた番組です。番組は前後半に分かれた2部制で、前半は4組の解答者による早押しクイズ、後半は正解者が前半戦で獲得した他の解答者の商品を奪える「ハンターチャンス」の時間となっていました。

視聴者参加型である本番組に出演したことのある人からは「柳生さんから優勝を告げられたときが人生のクライマックスでした」「妹と出演した際に、柳生さんと握手をした感覚は今も覚えています」といった声があがっていました。

番組は終了していたにもかかわらず、1998年にはプレイステーション向けに富士通パソコンステムズからゲームが発売されています。放送終了後も多くのファンに愛されていたことが伝わってきます。

『風雲!たけし城』のようにリメイクされる番組もありますが、あとの2本は今の時代にリメイクすることは難しいでしょう。ただゲームを手に入れることは可能なので、当時を懐かしむ人は探し出して遊んでみてはいかがでしょうか。

(海川 まこと/漫画収集家)

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