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エアコンのプロが教える温度設定のポイント 汗ばむこともなく、肌寒くも感じない…「ちょうどよい温度」にどう保つ?

まいどなニュース / 2024年7月15日 12時10分

サーキュレーターで温度ムラを解消※画像はイメージです(Junichi/stock.adobe.com)

エアコンは、快適に過ごすためだけではなく、健康を保つためにも役立ちます。しかし、汗ばむこともなく、肌寒くも感じない…そんな「ちょうどよい快適な温度」に保つのは難しいと感じる人も多いかもしれません。東京ガスのくらし情報メディア「ウチコト 」(@uchicoto_tg)が、空調メーカーであるダイキン工業株式会社の森重雄己さんに「エアコンの設定温度や使用時のポイント」を聞いています。

▽快適な室温にするための設定方法

①常に室温を28℃にしたい場合

常に室温を28℃にしたい場合、エアコンの設定温度は少し低めの27℃程度に設定します。夏は屋外からの熱や、室内にいる人の熱、家電製品の発熱で、室温が設定温度以上になることがあります。暑いと感じたら、風を自分の方に向けるか、設定温度を下げる前に風量を強くすることで、体感温度を下げることができます。


② サーキュレーターで温度ムラを解消

部屋全体を均一な温度に保つためには、空気を循環させることが大切です。サーキュレーターを使って空気を拡散させることで、快適な温度を維持しやすくなり、省エネにもつながります。

③ 温度だけではなく湿度もチェック

大人が快適に過ごせる湿度の目安は40%~60%です。湿度が高すぎると、汗が蒸発しにくくなり、体感温度が上がります。自分が快適に感じられる温度と湿度を確認し、それに基づいてエアコンの設定温度を決めるのがおすすめです。

④睡眠時のエアコン設定は

夏は26~28℃、冬は18~20℃を目安に設定しましょう。タイマー機能は熱帯夜にはあまり適さないため、設定温度を一定に保つことがおすすめです。

▽エアコンで冷暖房を行うときに注意したいこと

① 自動運転機能を活用する

エアコンは運転を開始した後、設定された室温に調節するまでが最も消費電力がかかります。そのため、省エネの観点からも暑さや寒さが厳しい季節には、こまめにエアコンを入り切りするよりも、自動運転モードにしておくほうが快適で、経済的にもおすすめだそう。

② タイマー機能を使う時は注意

帰宅した時に部屋が冷えていて欲しい時など、タイマー機能を活用すると帰宅直後も快適です。しかし猛暑日に長時間不在にした場合は、部屋の熱気を一度換気してからエアコンを使用するほうが、電力消費を抑えられる可能性があるのだそう。タイマー機能は省エネも考えつつ活用しましょう。

③ 適切なお手入れで冷暖房効率を高める

フィルターにほこりがついてしまうと、それだけエアコンから放出される空気の量が減ってしまいます。それにより設定温度に到達するまでに時間がかかってしまい、無駄な電力が必要になります。2週間に1度はフィルターのお掃除をした方が良いとのこと。

④ エアコンは適切な時期に買い換えを

エアコンの設計上の標準使用期間は10年間のため、10年経ったら買い替えることが推奨されます。エアコン本体か、室外機に標準使用期間を表示したシールが貼ってあり、確認出来るとのこと。

省エネにも配慮しつつ、状況に適した室温を維持できるように使用していきたいですね。

▽出典:睡眠時のエアコン温度 は何度にしていますか?/ウチコト東京ガスのくらし情報メディア公式X

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