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【閲覧注意】「この小さい虫、もしかして…」SNSへの問いかけに恐ろしい回答がずらり→「1匹出たら100匹いるって言うよね?!」

まいどなニュース / 2024年8月21日 7時45分

ゴキブリの幼虫は1~9齢幼虫(8カ月~12カ月)があり、見た目も変化します。この画像はクロゴキブリの「1齢幼虫」。SNSで話題になっていた虫とよく似ています(画像提供:アース製薬)

「この虫何…?ゴキブリの子どもって思ってるんだけど違うの??」

先日、SNSに投稿されたポストが話題となり、多くの人たちが反応していました。

「はい、ゴキの子どもです。早めの対策を」
「クロゴキブリじゃないですかー」
「昨年、自分も出現して夏場大変でした。今のうちに対策しないと」
「そのゴキが出たって事は卵がかえったってことだから、まだ出てくるかも」
「1匹見たら100匹いるって言うよね」

筆者もこのちっこい虫、見かけたことがある記憶が……もしかして我が家にも潜んでいるかも?!と、思い始めると夜も眠れそうにないので、アース製薬のご担当者の方に、この小さい虫が本当にゴキブリの幼虫なのか、さらにはこれを見つけた時の対策についてお伺いしました。

「一匹出たら100匹」どころか、500匹!?

ーー今回の投稿に、コメントでは「クロゴキブリでは」とありましたが、そもそもゴキブリの子どもって、他の小さな虫と判別しにくくて、はっきり分からないんですが……

「世界には約4,600種類、日本には現在64種類のゴキブリが生息していると言われています(2024年6月現在)。とはいえ、身近でよく見かけるものは主に家の中でよく見かける黒い『クロゴキブリ』や、飲食店などで見かける小さな茶色の『チャバネゴキブリ』、特に沖縄方面に棲息する背中部分に白い紋様のある大きな茶色のゴキブリ『ワモンゴキブリ』の3種類です」

ーー特徴としては、触覚が体長より長いって感じでしょうか?そういえば「ゴキブリは1匹出ると100匹いる」とよく聞きますが、あれは本当ですか?

「ゴキブリは一生の間に卵が22~26個入った卵鞘(らんしょう)を、15~20回産卵するため、そのように言われていますね。ですから、メスが1匹いればおよそ500匹の卵を産むと計算できます。

家の中でよく見かけるクロゴキブリは、冬の間は戸外で休眠し越冬します。越冬場所は家の周りの場合、庭やベランダの植木鉢、プランターの下や何かのすき間などです。休眠中は夏のように活動はせず、食べることもなく成長もしません。

ちなみにクロゴキブリは幼虫や卵で越冬することが多く、卵は通常、越冬後の春に孵化します。外で越冬したゴキブリは、休眠から目覚めると餌を求めて家の中に侵入します。一般的にはこのようなサイクルで冬眠期と活動期があるのですが、暖房や加湿が効いた室内では、冬でも孵化してしまうことがあるので、冬の室内でもゴキブリを見かけることもあります」

Gにとってダンボールは快適住居! 紙や木片、革製品もご馳走!

ーー越冬できるほど生命力があるんですね。どういう場所で産卵するんですか?

「卵を産み付けやすいのは『暗くて狭くて暖かい』場所です。キッチンのシンク下や家電の裏側などがありますが、意外と盲点なのはダンボール箱です。

卵は鞘で保護されているので、駆除剤の効果が期待できません。見つけた時は、ゴム手袋などをして、ビニール袋に入れて潰すのがいいのですが、潰すことに抵抗がある場合は、ビニール袋を2重にして焼却ゴミとして出しましょう。卵があった場所は、アルコールスプレーなどで除菌してください」

ーーダンボール!確かに保温効果もあるし、産卵場所としてはうってつけですね。そうなると、宅配便の段ボール箱に荷物を入れたままにしたり、引っ越し後もそのまま段ボール箱で物を保管するのは、要注意ですね!

「産卵に適した場所を家に作らないことが大切です。まずはゴキブリが潜まないように、下記のようなスペースは日頃から注意してください。

①ジメジメとしていて湿気があり、暖かく、陽が当たらず狭くてエサになるものがある場所
②ベランダに植木鉢があったり、侵入できるすき間がある
③宅急便や引越しの段ボール
④キッチンのシンクやお風呂場など、いつも水や水滴がある場所

これらの場所は、ゴキブリにとって居心地の良い環境となるので要注意です。そして換気口、網戸やドアのすき間、排水パイプなどのすき間から侵入してきます。玄関や窓を開けっ放しにせず、網戸のすき間は隙間テープなどできちんと処理してください。

家の中では、食品や汚れた食器を夜まで放置したり、食べこぼしを放置、冷蔵庫の裏やコンロの下にごみや調理くずを放置しないように。お菓子のかけら1つであってもご馳走のため、食べこぼしを放置するのは厳禁です。

しかもゴキブリは雑食性なので、食品だけではなく、紙、木片、皮革類などを食べることもありますから、これらも要注意です。また、宅配便や引っ越しのダンボールにゴキブリの卵が付いて、放置している間に孵化してしまうこともあるので、すぐに処分することをおすすめします」

気温30℃を超えると要注意。しかも、忍者のように空気で殺気を察知できる!?

ーー紙や木片まで食べるんですか!?そう考えると、使わなくなったレザーバッグなども、処分した方がいいかもしれませんね。夏は特にゴキブリが増えるってイメージがありますが、どうですか?

「ゴキブリにとって最も活動しやすい時期は、気温が25~28℃程度と言われています。猛暑が終わり気温が落ち着く初秋が、ゴキブリが活動しやすい時期です」

ーーそうなると、ゴキブリも30℃を超える猛暑には屋内にやってきやすくなりそうですね。そんなゴキブリを見つけたら、どう対処するのがいいでしょうか?

「弊社の製品ですと、速効性の『ゴキジェットプロ(防除用医薬部外品)』がおすすめです。ただしゴキブリはスプレーしたり、追いかけたり、叩こうと手を振り上げた瞬間、お尻の『尾毛』の気流感覚毛で空気の動きを感じどんどん逃げるんです。1秒間で体長の50倍の距離を移動するとされています」

ーーいやもう、そうなると捕獲はもはや無理じゃないですか?

「でも、ゴキブリは前にしか進めないため、頭の前方(進行方向)から駆除剤で狙うのが効果的なんです」

ーーなるほど。薬剤はあまり使いたくない気もしますが、どんなものを選ぶと良いでしょう?

「薬剤を使用することに抵抗がある方は、ゴキブリの嫌がる天然ハッカ油を配合した駆除剤『ナチュラス 凍らすジェット ゴキブリ秒殺 200mL(防除用医薬部外品)』など、化学合成殺虫成分を使用していないものもあります。食器周りや、お子さまやペットがいるご家庭の方は、そのようなものを選んでご使用されると良いと思います」

ゴキブリ対策は外にも!が鉄則。仲間を呼び寄せるフンも徹底的に掃除して

ーーでも、お話を伺っていると、「とにかく家の中に入れない」ということが鉄則ですよね。そのためには、どのような対策が良いですか?

「前述のゴキブリが好む場所に『ブラックキャップ』(防除用医薬部外品)などの駆除剤を設置するのがおすすめです。食べてすぐに死ぬものではなく、徐々に死にいたらせるため、薬剤のそばで死んでいることはほとんどなく、ゴキブリは巣に帰ってから、また物陰で死んでいることが多いです。また、ゴキブリの外からの侵入を防ぐために、『ブラックキャップ 屋外用』(防除用医薬部外品)を使用して、お外でも駆除してください。玄関付近や、エアコンの室外機のそば、ベランダ、窓際、プランターの横などに置くと効果的。約 1 年間効果が続きます。

駆除剤は食べたゴキブリの排泄物や死骸を、その仲間が食べることにより、他のゴキブリにも駆除剤の効果が発揮されるので一石二鳥です。抵抗性があるとされるチャバネゴキブリにも効果が期待でき、卵を持ったメスが食べると、その卵にも効くのがポイントです」

ーー排泄物=フンですよね?これってどのようなものですか?

「ローチサインと呼ばれる排泄物が付着した、茶色いシミに注意して探していただくと見つかります。このローチサインとともに、黒や茶色の直径1~3mm程度のコロコロしたものが落ちていれば、それはゴキブリのフンです。ゴキブリの潜みそうな場所や、通り道であるキッチンの引き出しやシンクの下や食器棚、冷蔵庫周辺で見かけることが多いです。

これらフンには『集合フェロモン』と呼ばれる物質が含まれていて、放置していると、ゴキブリが集まってきてしまうので、もし見つけたら掃除をして取り除き、アルコール消毒をしておくことをおすすめします。このフェロモンによりゴキブリたちはさらに集まり、水場や餌場の近くに集団で生息します。この場所を一般的に『巣』と呼んでいます」

ーーフンを見かけたら速攻掃除して巣を作らせないようにしないといけませんね

「そうですね。『ゴキッシュ スッ、スゴい! 60 プッシュ(防除用医薬部外品)』なら、すき間の奥まで薬剤が届くため、すき間に潜む見えないゴキブリを逃さず、退治できます。お部屋空間・すき間のどちらでも使え、家中のゴキブリ退治と予防にはこの商品がおすすめです。事前準備なし、使用後の掃除なしで簡単・手軽にゴキブリ対策をしたい方におすすめです」

ーーなるほど。すき間に潜む見えないゴキブリも逃さず退治する必要があるんですね。

「はい、すき間に潜む見えないゴキブリも逃さず退治することで、家の中でゴキブリに遭遇する確率が少なくなってくるかもしれません。そしてゴキブリの排泄物や死骸は、風化して細かくなった粒子により、アレルギーなどの健康被害を起こす可能性もあるので、退治後は掃除もきちんとしてください」

無敵に思える憎きゴキブリですが、とにかく屋内に入れない、年中対策をするのが良策。夏はもちろん、その後も継続して対策が必要です。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・東寺 月子)

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