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「仕事はもうできないかも」という恐怖 コロナ禍を振り返り尾野真千子が今思うこと 舞台挨拶中に流した涙の理由

まいどなニュース / 2024年7月26日 11時0分

コロナ禍を語る、尾野真千子(撮影:石井隼人)

コロナ禍は芸能界にも暗い影を落とし、「エンターテインメントは不要不急なのか?」という議論も巻き起こった。俳優の尾野真千子(42)は当時、主演映画の舞台挨拶に立ち「私たちの仕事はもうできないかもしれないという恐怖が襲ってきた」と心境を述べて大粒の涙を流した。ポストコロナと言われる今、尾野はどのような思いで仕事と向き合っているのか。

不安だったコロナ禍

撮影中にフェイスシールドやマスクを着用する機会も減り、撮影現場の活気もコロナ前の様子に戻ってきた。

「当時はコロナという存在があまりにも未知過ぎて、私たちの仕事って一番恐怖じゃないかとおびえていました。俳優業とは人と人と向き合って密になる仕事だから。もうお芝居ができなくなるのではないかと真剣に思っていました。そればかりか人と触れ合うことすらできなくなるのではないかと」

ここ最近、当時の状況や心境を振り返ることが増えてきたという。

「皆さんもそうだと思いますけど『あの時はホント大変だったよね』としょっちゅう振り返ります。でもそうやって振り返ることができるのは、ありがたみを持って今を生きているからだと思います。コロナ禍前コロナ禍後での一番の変化は、ありがたみ。こうして対面して会話ができること、仕事ができること、たとえワンシーンでもそこに私を使ってくれること。その一つ一つがありがたい。コロナ前は忙しくなったりすると、仕事に対してただこなす作業という感覚になっていたこともあったけれど、今では全てにありがたみを持って引き受けています」

忘れないチャレンジ精神

フィリピンと日本の合作映画「DitO」(7月26日公開)では、出演場面は少ないながらも感情を揺さぶる熱演を披露。今回のインディペンデント系作品のように、作品規模の大小にかかわらず尾野は表現活動に打ち込み続ける。求められる場所がある限り。

「作品規模の大小を意識したことはありません。結局はその脚本が面白いかどうかです。自分の中になかったもの、尾野真千子ってこういうのやらなそうだよねと言われそうな作品をやるのは意外性があって面白いし、自分としてもチャレンジになる。たとえ重厚な作品ではないフラットに見れるエンターテインメント作品であったとしても、その中に伝えたいものがあるならば『おっ、目に物見せてやろうか?』となるんです」とモチベーションを教えてくれた。

(まいどなニュース特約・石井 隼人)

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