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結婚指輪は割り勘!?→意見続々「お互い相手のを買って贈る」「もらいたいっていう憧れある」令和の事情は?

まいどなニュース / 2024年8月7日 11時30分

結婚指輪の費用は誰が支払う?男性が負担?二人で割り勘?※画像はイメージです(stock.adobe.com/Paylessimages)

昨今、デート費用は割り勘が主流ということは認知していたけれど、X(旧Twitter)のとある投稿に「え!?それも割り勘なのか!」と驚きました。

「彼氏、結婚指輪は割勘で買うと思ってたみたい。婚約指輪要らない代わりに結婚指輪は好きなブランドの物が良いって言ったとき『いいよ!』って言ってくれたから買ってくれるんだと思ってた。食事とかデート代はいいよ割勘で!でもさ、結婚指輪って割勘なの!?」

モヤモヤしたトゲさん(@__puripurii)の心のつぶやきに、1200を超えるコメントが寄せられました。

昭和生まれの筆者からすると、「婚約指輪をなしにしてるってことは、もちろん結納もしないのだろうから、結婚指輪は彼氏に買ってもらいたい」という希望はよく理解できますし、理不尽なお願いにも思えません。ですが、コメントをチェックしてみると、時代を経て意識の移り変わりを実感することに。

「婚約指輪なしなら、買ってくれてもいいっすね…」
「我が家は婚約指輪は男負担、結婚指輪も男負担、結婚費用も男負担」
「私は婚約指輪なしで結婚指輪は買ってもらいました!周りも割り勘の人は少ないイメージです」
「私は婚約指輪も結婚指輪も男性が払いましたよ」
という、男性負担派が多数なのかと思いきや……

「私は結婚指輪は割り勘というかお互いプレゼントし合うイメージでした」
「嫁への結婚指輪はぼくが買いました ぼくの結婚指輪は嫁に買ってもらいました」
「結婚指輪は、互いに贈り合うってパターンも多いのでは?そう非常識でもないかと」
「夫が私のを、私が夫のを買いました!」
このような、指輪を贈り合った=割り勘派の既婚者のコメントが同数ほどあり、筆者の予想を上回る状況。

投稿者のトゲさんにもお話を伺ってみました。

「結婚指輪は男性が贈るもの」とは限らない

ーーコメント欄もいろいろな意見が出ていましたね。彼氏さんは、結婚指輪を割り勘で買うと思ってらしたんですね?

「はい、なぜそう思っているのか理由は聞いていませんが、私は婚約指輪をいらないと言ったので、その浮いたお金で結婚指輪は買って欲しいとやんわり伝えました。自分の父は婚約指輪も結婚指輪も買っていたので、それが当たり前だと思っていました」

ーーわかります。でもコメントを読んでいると、令和では随分意識が変化してるんだなあと感じます。トゲさんの周囲では、実際どんな感じですか?

「婚約指輪も結婚指輪も買ってもらう人の方が多かったので、彼氏は結婚に対する覚悟が薄いのかな?と、やや不安になってしまいました。『私はお嫁に行く側で苗字も変わるのに…』と思ってしまって 笑」

ーーちなみにトゲさんの場合は、結婚に至るまでの状況はどんな様子でしたか?

「かなりスピード婚なんです。3月にお付き合いを初め、告白のときには『結婚したいと思っている』と言われました。そのためか、お互いの家族に同棲+結婚の挨拶には行きましたが、プロポーズらしいプロポーズはされていません。派手じゃなくていいし、豪華な食事も婚約指輪も要らないですが、(プロポーズを)正直して欲しいです…。入籍は8月予定なので付き合って5カ月で入籍になります」

もしかすると、スピード婚だけに細かな部分の擦り合わせをする時間がなく、ちょっとしたお互いの認識違いが出てしまったのかもしれない……とも考えられるトゲさんカップル。

コメント欄にも
「買ってほしい気持ちは理解できるけど、言ってない時点で彼が割り勘思考でも仕方ないと思う。彼がケチ云々じゃなくて説明不足」
「『婚約指輪の代わりに結婚指輪はプレゼントして欲しい』ってしっかり言葉に出して伝えたらいいかも。なかなか言いにくいことだけど男の人って察してとか、わかって欲しいとか、絶対無理だから 笑」
というアドバイスも。

こうしていろいろな人の意見を見ると、結婚は二人で一緒にするものだから、結婚指輪を買い合うというスタイルも、トゲさんの結婚指輪を贈られるのが憧れということも、どちらも理解できます。

結婚指輪の購入費用、全額男性負担派は約半数

マイナビウエディングが2023年4月に行った「結婚指輪の費用」について、アンケート調査(20歳~49歳、直近3年間で結婚した男女545名)によると、最近の結婚指輪費用の負担割合は以下のような結果になったそうです。

<結婚指輪の費用はどちらが払った?>
男性(n=258)
自分が全額負担 58.5%
パートナーが全額負担 3.1%
自分がやや多めに払った 11.6%
パートナーがやや多めに払った 1.9%
二人で折半 20.2%
結婚指輪は買っていない 4.3%
その他 0.4%

女性(n=285)
自分が全額負担 2.8%
パートナーが全額負担 42.8%
自分がやや多めに払った 3.9%
パートナーがやや多めに払った 11.2%
二人で折半 28.8%
結婚指輪は買っていない 8.4%
その他 2.1%

男性については「自分が全額負担」という答えが58.5%と過半数を超えていますが、「二人で折半」は男性だと20%、女性は28.8%という結果に。「結婚指輪は買っていない」を合わせると、3~4人に1人が「費用を二人で折半する」もしくは「結婚指輪を買わない」という選択をしているという結果でした。

ちなみに、マイナビウエディングが2015年に実施した同様のアンケートでは、「男性が全額負担すべき」と回答した人が40%以上、「男性が多めに負担すべき」という人も合わせると7割に近くなっていたそうです。

アンケートの結果を考えると、男性と女性の経済格差はかなり減ってきているうえ、「男だから〇〇」「女だから〇〇」という考えをせず、対等な関係だからこそ結婚生活がスムーズに送れる、と考える人が多くなってきていることがうかがえます。

ただ個人的には、今回話題となった投稿へ寄せられた次のコメントが突き刺さりました。

「私がDINKSだからこそ、声を大にして言えることなんだけど、妊娠出産するつもりがある女性はこれだけは譲ったら一生モヤるって所は、しっかり金払ってもらった方がいいよ。今のうちそこら辺の調整もできないようじゃ、様々な部分でモヤりっぱなしの結婚生活になると思う」
「それは二人で話し合って決めればいいのよ。これからの結婚生活全部、その積み重ねなのよ」

気になるトゲさんカップルのその後は?

「結婚指輪は贈られたい」というトゲさんの希望は叶ったのかどうか、個人的に気になる筆者は後日談を伺ったところ……

「結婚指輪は彼の方から、『婚約指輪も買ってあげてないし、結婚指輪は俺が買う!』と言っていただけて、無事好きな指輪を買ってもらうことになりました!彼なりの『覚悟の証』だそうです」

という返事に、他人事ながら両者が納得して幸せな結果になったことを嬉しく思いました。とにかく、二人にとっての幸せが一番ですね。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・東寺 月子)

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