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祖父母の好きな色の花をお墓に供えたら→知らない人が「仏様に失礼よ」 住職の見解は?

まいどなニュース / 2024年7月25日 7時20分

お墓に供えるお花って、しきたりがあるの?(sum41/stock.adobe.com)※写真はイメージです

「この前、祖父母のお墓に祖父母が好きだった色のめちゃくちゃかわいい花をいけてたら、別の墓の全然知らない人が『仏花ってそういうもんじゃないの。白や黄色の菊とかなの。仏様に失礼よ』って言ってきた。」

 こんな投稿をしたのは、「うちゃか」(@sayakaiurani)さんです。供えたお花は「トルコキキョウ、ダリア、かすみ草です。祖母と祖父が好んだピンクと紫色にしました」とのこと。

 投稿には、花の種類や色よりも、その人を思う気持ちが大切だというコメントが多く寄せられています。

「仏花は亡くなった人のお洋服 と聞いたことがあるので、友達のお墓に行くときは友達が大好きな色のお花をお供えしています。」
「良いですよね 結局は、覚えてる、気持ちがある、こうやって時間を割いてくれている それだけでも良いのに、寄り添って好きだった花なんて持ってくる日には 嬉しいじゃありませんか」


「うちもいわゆる仏花は供えず、お母さんが好きだった野花みたいなやつばっかりww」
「うちもお庭に咲いてる季節のお花を切って持っていくの。」

 うちゃかさんの投稿には続きがあります。墓前で知らない人に花について指摘されていたとき、別の知らない人が現れました。

「そしたらこれまた別の墓の人が『いいんじゃないですか?カラフルな方がお墓が華やかになりますし、皆さん(たぶん亡くなった人たちのこと)も喜ばれるかと思いますよ?失礼なんかじゃないわよ』って言ってくれた。あとでその庇ってくれた方にご挨拶しにいったら『平日にお墓で出会うのも何かのご縁ね。私、そのお花すごく好きよ』って言ってくれた。」

「そんなこんながありましたって住職に伝えた数日後、その庇ってくれた方が私の遠い親戚だったことが判明した。
お墓の位置がまったく違っていたからお互い全然わからなかった……!
マジで『何かのご縁』だった。」

 なんと庇ってくれた人が、実は遠い親戚だったという驚きの展開です。うちゃかさんにお話を聞きました。

──お寺生まれの人も「『時花を最勝とする』(意訳)お供えものは季節の(旬の)新鮮なものが最高だ!と古来よりありますので、カラフルで大いに結構です」とコメントされていました。お墓でのエピソードをお話になったとき、ご住職はなんておっしゃっていましたか?

 住職は「気持ちが大切だからね。気にしないで。それにしてもそんなこと言う人誰かな…訪問帳には書かれてないから今からこっち来るのかな…」と言ってました。

──好きだったお花を供えることは、やはり失礼ではないのですね。宗派や地域によって仏花にタブーがあることもあるようですが、お花屋さんのサイトなどでも基本的に自由にお供えしても良いという内容でした。

 このポストをしたら大勢の方が「気持ちが大切」「うちだってこんな綺麗な花ばかりを飾ってますよ。だから大丈夫」「亡くなった人が好きな花を飾るのが1番」「私も死んだら菊は嫌よ!」という励ましの声がとても多く、うれしくなりました。と同時に皆さまの故人を思う気持ちに心が暖かくなりました。

──今回はご親戚との出会いにも繋がりました。次に会う機会があれば、庇ってくださった方に声をかけられますか?

 秋のお彼岸の際にイベントがあるのですが、その際にご出席されるらしいのでご挨拶しに行こうと思っています。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)

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