ドラッグストア裏に現れるやせた茶トラ エサを食べず元気がない 警戒心を解くとスリゴロ甘えん坊に大変身
まいどなニュース / 2024年8月19日 15時30分
千葉県我孫子市内のあるドラッグストア。2024年春、建物裏にたびたび顔を出すようになったメスの茶トラがいました。どうしてここにに姿を現すようになったかの詳細は不明ですが、どうも元いた場所から離れていくうちに行き場を失い、周辺にたどり着いたものと思われました。
地元の保護団体、ねこ友会は当初TNRを実施しようと思いましたが、よく見るとかなり痩せています。そして、エサを目の前にしても積極的に口にしようとしないことから、TNRではなく保護することにしました。
エサを口にせず体に触れようとすれば「シャー」
後につけられた名前は「うにたん」。うにのような毛色が由来です。
保護後、動物病院に連れていきましたが、痩せてはいるものの健康状態は異常なし。エサを口にするようになり、栄養をとってくれさえすれば元気を取り戻すだろうとの診断でした。しかし、依然としてうにたんは、エサを口にしません。警戒心が強いのか体に触れようとすると「シャー」と頑なに拒否。
緊張と警戒心からエサを口にしないのだろうと考えられました。お世話することになった預かりボランティアさんは人馴れ訓練と合わせて、うにたんにたっぷりの愛情を注ぎ、慌てずに心を開いてくれることを待ち続けることにしました。
当初から一変。心を開くとスリゴロ猫さんに大変身
なかなか心を開いてくれないうにたんは、美形に似合わない激しい高速パンチを預かりボランティアさんにお見舞いしてきます。外猫時代の野生味を感じさせる姿でした。
しかし、1カ月もすると、うにたんは預かりボランティアさんの愛情を受け入れ心を開くようになり、一変してスリゴロ系猫さんに大変身。なでられるとウトウトするようになり、もちろん遠慮せずにエサを食べてくれるようになりました。
いつかさらに人間に信頼を寄せてくれますように
最近では預かりボランティアさんのことが好きすぎて、そのヨットパーカー中に入りたがるようにもなりました。
保護当初からはうって変わって甘えん坊になったうにたんに「ずっとのお家」を見つけるべく、先日里親募集がスタートしました。
初めての人の前ではまだ警戒する素ぶりを見せるため譲渡会には参加できていませんが、うにたんがさらに人間を信頼し心を開いてくれ、笑顔たっぷりの第二の猫生をおくってくれると良いなと思います。
(まいどなニュース特約・松田 義人)
この記事に関連するニュース
-
過呼吸持ちの母猫、怯えて「シャー!」と猫パンチで攻撃…過酷な“保護猫”動画が108万回再生の反響
ORICON NEWS / 2024年8月23日 16時10分
-
倉庫の重機運転席に産み落とされた2匹の子猫 1年かけて見つけた安息の家 「あなたがわが家をにぎやかにしてくれる」
まいどなニュース / 2024年8月23日 15時30分
-
夢を追いかけシェアハウスで暮らした親友 保護猫の預かりボランティアと里親 猫がつないだ不思議なご縁
まいどなニュース / 2024年8月21日 15時30分
-
用水路脇の段ボール 中には目も開いていない4匹の子猫 見つけた人、保護団体、預かりボランティア 優しさに包まれすくすく成長
まいどなニュース / 2024年8月19日 17時30分
-
郵便局のそばに置かれた箱 生後2カ月の黒猫はFIVキャリアだった 保護から9カ月後、優しい夫婦と運命の出会い
まいどなニュース / 2024年8月18日 17時30分
ランキング
-
1コレコレ、有名音楽Pによる「にじさんじ」所属VTuberらの盗撮疑いなどを告発。「品性下劣」「業界にいちゃいけない」と痛烈批判
オールアバウト / 2024年9月2日 11時5分
-
2なぜ年齢と共に「使えない人」化してしまうのか…45歳から脳がヨボヨボになる人と元気な人の決定的違い
プレジデントオンライン / 2024年9月2日 7時15分
-
3コメダ珈琲が恒例の「お月見祭」を開催 「お月見フルムーンバーガー」など7種の商品を季節限定で販売
OVO [オーヴォ] / 2024年9月2日 10時30分
-
4【物議】買った肉や魚「トレーから無料ポリ袋に詰め替え」…スーパーでの目撃談にSNSで批判噴出「不衛生」「やめて」
オトナンサー / 2024年8月31日 22時10分
-
5「卒業アルバムに我が子が少ない!」ブチ切れた保護者が“驚きの要求”…経緯を聞いてドン引き
日刊SPA! / 2024年9月2日 8時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください