やはり猫は液体だったか…水が流れ落ちるように（！？）階段を降りてきた猫 「流れていく猫」「液体ずぼら降り」とSNS驚嘆

液体になってみた＝まめたろさん（@kuromametaro620）提供

猫好きの間で大きな話題となっている投稿があります。まめたろさん（@kuromametaro620）がXに投稿した「やはり猫は液体だったか」というコメント付きの動画には、愛猫チョロすけくんの驚きの姿が写っています。この動画は瞬く間に拡散され、「いいね」は2万件を超えました。

滝のように流れる猫、チョロすけくん

動画に写っているのは、身をくねらせながらまるで滝の水が流れ落ちるように階段を降りてくるチョロすけくん。1歳の男の子です。このユニークな降り方に対して、「液体が流れてる！」「人間には全然マネできない降り方ですよね。流れていくネコ」「液体ずぼら降り」といったコメントが続々と寄せられました。

保護猫から愛されキャットへ

実は、チョロすけくんはまめたろさんが保護した猫です。まめたろさんの家の近くには公園とゴミステーションがあり、2023年の夏頃からゴミが漁られることが頻繁にありました。掃除中に茶白の小さめの猫を見かけたまめたろさんは、その猫が臆病で他の兄弟に威嚇され、餌にありつけずゴミを漁っていたことを知りました。

「その後も度々公園で見かけ、近隣の人に聞いてみると、公園付近に親猫と兄弟もいて餌やりをしている人もいるようでした。茶白猫は臆病で他の兄弟に威嚇されている様子で、餌にありつけずゴミを漁っていたのです」

ごみ収集の度にチョロすけくんを見かけるようになったまめたろさん。どうしても見ていられなくなり、12月に家族を説得して保護に踏み切りました。

「無理かなと思いつつ、奥にちゅ～るを置いたキャリーバッグを開け持つこと数分で食べ始め、そのままスッと扉を閉めました。家を出てから30分であっさり捕獲に成功しました」

捕獲時はパニックだったチョロすけくんも、自宅に連れ帰り撫でるとすぐにゴロゴロと喉を鳴らし、フミフミを始めました。そのあまりのチョロさに「チョロすけ」と名付けられました。今ではすっかり甘えん坊の食いしん坊に成長しています。

液体化した猫の謎

まめたろさんによると、この動画は階段落ちの途中から撮影されたもので、実際にはもっと上の方から同じように降りてきたそうです。「恐らく痛くないのではと思われます。いつもは歩いて降ります。このとき初めてこの降り方を見ました。他のシーンで液体化したことはありません」

動画の最後には、ハッと気付いたように立ち上がり、何事もなかったかのようにスタスタと歩いて行くチョロすけくんの姿が写っています。その様子がまた一段と可愛らしく、多くの人々の心を掴みました。

なぜ階段落ちを披露したのかは分かりませんが、猫は液体を体現してくれたチョロすけくんでした。

（まいどなニュース特約・渡辺 陽）