コンパクトかつ上質 日産・ノートは名前の由来は? 乗り心地・環境・デザイン「すべてヨシ」の秘密に迫る
まいどなニュース / 2024年7月30日 19時30分
街中でよく見かける日産のコンパクトカー「ノート」。小回りがきく程よいサイズ感とデザイン性で「普段使いのクルマ」として、筆者も購入を考えたモデルです。
ノートについてよく調べてみると、初登場は2005年1月。2025年で20周年を迎えるわけですが、ここまでの生産台数は約180万台。多くの人たちに愛されたコンパクトカーであることは疑いもありません。
日産担当者の解説と合わせて、ノートの歴史をたどります。
「ノート」のモデル名の由来は「文房具」だけではなかった
まずはノートというモデル名の由来です。
「文房具のノートのように日々使えるクルマ」という意味かな? そう推測しましたが、別の意味も含まれるとのこと。
「モデル名の由来は、毎日をリズミカルに楽しくするNOTE(音符)と、そんな毎日を記録しておくNOTE(ノート)の2つのイメージを込めてネーミングしました。ノートの真新しいページを開くときの、ワクワクするような気持ちも込めています」
伝わりやすく覚えやすいモデル名からもわかるように、2005年の初代誕生のコンセプトは「毎日の暮らしに寄り添うクルマ」。そして、日産が「日本市場の最重要車種」と位置づけて市場に投入されたモデルでもありました。
「e-POWER」搭載以降、続々と「No.1」の座に
初代発売から11年後の2016年のマイナーチェンジでは、日産の先進技術「e-POWER」を搭載。e-POWERとはガソリンエンジンとモーターを融合させた日産独自の電動パワートレインで、いわゆるハイブリッドとは異なります。
ハイブリッド車の大半がガソリンエンジン・モーター双方を使って駆動するのに対し、e-POWERの動力はモーターのみ。e-POWERのガソリンエンジンは、発電機の役割を持っており、ガソリンを燃やしてエンジンを動かしバッテリーを充電。高い静粛性と運転のしやすさを実現しています。
ノートに搭載されたe-POWER第2世代は、コンパクト化と高出力化を実現し、よりストレスのない加速感と乗り心地となりました。結果的にさらにユーザーからの絶大な支持を受けることとなり、数々の輝かしい成績も収めました。
「2018年には『登録車数国内No.1』、2022年にはハイブリッド車を含む『電動車販売台数※国内No.1』、そして直近では『2023年度コンパクトカー販売台数※国内No.1』を獲得しました」
※電動車:バッテリーに蓄えた電気エネルギーをクルマの動力のすべてまたは一部として使って走行する自動車を指します。電動車順位は2022年1月~2022年12月の自動車登録情報(新車新規登録情報、自販連調べ)、全国軽自動車協会連合会公表資料に基づく日産調べ。
コンパクトカー: 排気量1,600cc以下、全高1,550mm以下の小型・普通乗用車を指します。コンパクトカー順位は2023年4月~2024年3月の自動車登録情報(新車新規登録情報、自販連調べ)に基づく日産調べ。
どちらも「ノート」「ノートオーラ」の合計台数。
現在のノートの最新モデルは全てe-POWER専用車という位置付けにもなり、日産の技術力の高さは、ノートに反映されていると言えるでしょう。
「3つのポイント」から疲労度の軽減を強く実感
ノートはASEAN地域ではNissan NOTEというモデルで販売されています。余談ですが、筆者は台湾を訪れた際、Nissan NOTEを現地のレンタカー会社から複数回借りて運転した経験があります。
その特長は勾配やカーブが激しい台湾の山岳エリアでこそ強く感じました。レスポンスの速さの一方、悪路での衝撃などが少なく、結果的に運転の疲労度が他の同クラスのクルマよりも遥かに少ないのです。
日産担当者もやはり「心地良い走り」がノートおよびe-POWERの一番のポイントだと言います。
「まだ『ノート』に乗っていただいていないお客さまにも、ぜひ『e-POWER』がもたらす心地よい走りを体感いただきたいです。『なめらかで力強い加速』『優れた静粛性』『快適な乗り心地』という『e-POWER』の3つのセールスポイントを『ノート』で感じていただけると思います」
2025年1月の20周年以降も、ノートはさらに未来へと進んでいくことでしょう。日本のコンパクトカー市場を牽引する小さな名車の今後も引き続き注目です。
日産「ノート」
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html
(まいどなニュース特約・松田 義人)
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