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真夏の炎天下、クルマの中は5分で灼熱に…駐車する時に「放置してはいけないもの」リスト 溶けたり変形したり火災の可能性も

まいどなニュース / 2024年7月27日 10時10分

夏、駐車した車の中は… ※画像はイメージです(naka/stock.adobe.com)

夏休みのレジャーや旅行へ行くとき、クルマで移動する際にどうしても考えなければいけないのが駐車場問題です。遊園地やテーマパークで遊ぶにしろ、海や山でレジャーを満喫するにしろ、ショッピングモールでお買い物を楽しむにしろ、長い時間クルマを止めることになります。炎天下にクルマを長時間駐車する際には、気を付けなければいけないことがいくつかあります。子どもやペットは一緒に出かけることは大前提ですが、車内に置いておくと危険なアイテムもたくさんあるのをご存知ですか? 真夏の車内に置いて行ってはいけないアイテムをご紹介します。

エアコン停止から5分で…車中は熱中症危険度が警戒レベルに

JAFユーザーテスト(※1)によれば、真夏の12時〜16時にクルマを止め、エアコンを停止してからの温度を測定したら、車内の最高温度は50℃以上になり、窓を3㎝開けていたとしても45℃に達してしまいます。

そんな車中に子どもやペットを置き去りにするのはもってのほか。たとえ短時間だと思っても、熱中症の危険度は5分後に警戒レベル、10分後には厳重警戒レベル、15分後には危険レベルまで達してしまいます。

また、ダッシュボードの最高温度はなんと70℃超え。たとえサンシェードを装着していたとしても、50℃を超えてしまいます。炎天下に駐車されているクルマの中はまさに灼熱地獄。特にダッシュボードには熱に弱いものを置いてはいけません。また可燃性のあるものを置いておけば、火災の危険性もあります。置き忘れに注意しましょう。

(※1)出典:「真夏の車内温度-短時間で熱中症の危険!」
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/summer

夏、駐車場に止めたクルマに置き忘れてはいけないもの

うっかりクルマに置き忘れてしまって、帰ってきたら悲惨なことになっていたという経験がある人も少なくはないはず。普段から置いてあるものでも、真夏の炎天下という環境に耐えられずに、溶けてしまったり、変形してしまったりすることがあります。クルマから離れる前に、置き忘れたものはないか、置いたままで危険なものはないか、しっかりチェックしましょう。

▽1.精密機器

スマートフォンやタブレット、ノートPC、デジカメなどの精密機器は、過度な高熱にさられると故障する場合があります。あるスマホの場合、使用の際に推奨されている温度は0℃〜35℃。駐車中のクルマの中に置いたままにしないよう注意書きもされています。日の当たる場所に置いたままにし、高温になってしまったら、液晶が割れてしまったり、変形してしまうことも。バッテリーパックの膨張による液漏れも心配です。リチウム電池は最悪の場合、爆発してしまうこともあります。

▽2.炭酸飲料水

ペットボトルの炭酸飲料水は、残っている量によってはパンパンに膨れて爆発してしまうことがあります。フタを開けていない缶の炭酸ジュースも破裂してしまうことが。シートなどに広く飛び散ってしまえば、ベタベタして掃除も大変。ついつい置きっぱなしにしてしまいがちなので、気をつけましょう。

▽3.プラスチック製品

ダッシュボードはプラスチックを変形させるほどの温度まで上昇します。小物入れなどのカゴはもちろん、プラスチックの容器に入った芳香剤などは置いてませんか?溶けたプラスチックがダッシュボードについてしまったら、後始末が大変です。

▽4.化粧品

口紅が熱で溶けてしまったり、水分が蒸発してしまって品質が悪くなってしまうことが考えられます。お気に入りの化粧品が台無しになってしまったらショックですよね?必ずバッグに入れて持ち運ぶようにしましょう。

▽5.ガスライター

爆発して火災を引き起こす可能性があり、大変危険です。エアコンをつけて運転している場合でも、直射日光を浴びるダッシュボードは60℃を超えることがあります。タバコを吸う人は特に注意しましょう。

▽6.スプレー缶

ガス式ライター同様、爆発する可能性があります。暑いからと準備した冷却スプレー缶やガラスクリーナーなどを直射日光が当たる場所に置いたままにしないよう注意しましょう。

▽7.乾電池

暑い車内に置いておくと、液漏れしたり、発火する可能性があります。特に使用済みの乾電池は置きっぱなしにしてしまいがちですので、気を付けてください。

▽8.透明な吸盤、メガネ、水入りのペットボトルなど

透明なものをダッシュボード付近に置いておくと、収れん火災を引き起こす場合があります。収れん火災とは、レンズにより太陽光が一点に集中してしまい起こる火災のこと。メガネはもちろん、透明な吸盤や水入りのペットボトルなど、凸レンズの役割をする透明なものを太陽光が入る場所に置いておくのは危険です。サンシェードの吸盤が色付きになっているのは、そのためです。フロントガラスにお守りやマスコットを付けている場合は、注意が必要です。

(まいどなニュース/norico)

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