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とつぜん書棚が崩壊した!…そのワケに「自分も経験あります」 手軽だと思っていた「軽量材の家具」…この季節にありがちなこととは?

まいどなニュース / 2024年7月30日 20時45分

突然本棚が崩れて、ダダーッと本の雪崩が…! ※画像はAIで生成されたイメージです(Ilja/stock.adobe.com)

軽量材を使った家具に起こる雪崩現象がSNS上で大きな注目を集めている。

「たった今、以前よりたわんで崩壊が危ぶまれていた書棚がついにブッ壊れ、我が家でも書籍雪崩が発生したでござる(キャッキャッ) 」とその模様を紹介したのは作家の有馬桓次郎さん(@aruma_kanjiro)。

棚板がたわんで落ち、見るも無残に崩れ落ちてしまった有馬さんの蔵書…特に地震などの衝撃が加わったわけでもないので、なぜこのような現象が起こるのだろうか。

有馬さんに話を聞いた。

ーー何年くらい使われていたものなのでしょうか?

有馬:こちらの書棚は家族から譲られたもので、どこで購入したものかは正確には分かりません。使用期間は10年以上は経つでしょう。ただ、ゼロ年代当時にホームセンターや家具量販店などで売られていた書棚は、一般的にカラーボックスのような脆弱な構造のものが多いと聞いています。

ーー具体的にはどのような不具合だったのでしょうか?

有馬:このような書棚の棚板は、軽量化のために圧縮材をロの字に組み、上に薄い板材を貼り付けた中空構造になっています。つまり重量物が載ってたわんだり、長い年月のあいだに湿気を吸うと、板材の接合面がはがれてしまい、横板に刺してるダボが外れてしまうんですね。今回ウチであった事例もそうでした。

その日のうちにホームセンターで中空構造ではない板材を買って同サイズにカットしてもらい、さらにダボで載せるだけの構造はやめて、横板にタッピングビスで直接固定するようにして修復しました。かなりがっしりしていて満足です。

ーー反響への感想を。

有馬:こういうことはまったく珍しい話ではなく、本を多く持っている人間にとっては、湿気の多いこの時期の風物詩のようなもの。世の蔵書家がいかに苦労しているのか知ってもらえたら幸いです(笑)。

◇ ◇

SNSユーザー達から

「自分も経験があります。あれでカラーボックスに懲りました。」
「無事復旧できます様に(書籍ではないですが、自分の家は食器棚がたわんで崩落した経験が)」
「昔、会社の先輩が『部屋(2階)の本が多すぎて床が曲がって来たんだ。1階に落ちるのも時間の問題だ』と言ってましたが、なぜかちょっとだけ嬉しそうでした。家屋崩壊危機(と言うか命の危機)なのに、本好きってヤツは…」

など数々の驚きの声、共感の声が寄せられた今回の投稿。読者のみなさんも同様の家具を使用している場合はくれぐれもご用心いただきたい。

なお今回の話題を提供してくれた有馬さんは現在、KADOKAWAの「電撃の新文芸」レーベルで小説『ステラエアサービス』シリーズを執筆中。ご興味ある方はぜひご一読を。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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