「使えた魚がいなくなった」水産資源の回復へ、料理人の団体が提言書 魚の管理強化など柱に
まいどなニュース / 2024年8月4日 7時0分
京都と東京の料理人らでつくる団体がこのほど、水産資源の回復に向けた提言書を水産庁の森健長官に提出した。漁業生産量がピーク時の3分の1まで減る中、日本の食文化を支えてきたアマダイやコハダといった魚種の資源調査と管理体制の強化、予算・人員の拡充が柱。
団体は水産危機の啓発活動を続ける「シェフス・フォー・ザ・ブルー」。関連産業の人材育成も昨年から始め、和食をテーマにした学生向けプログラムを京都と東京で行っている。
提言書では、資源状況に配慮した魚介類を消費者が購入できるよう、トレーサビリティー(生産流通履歴)の導入推進を要望。日本料理の「だし」に欠かせないコンブやカツオも入手しにくくなっているとして、カツオの国際的な資源保全推進を求めた。
団体メンバーは東京都千代田区の日本記者クラブで会見を開き、イタリア料理店「チェンチ」(京都市左京区)の坂本健さんは「料理を習い始めた頃はどんどん使えた魚が目の前からいなくなった」と食材の変化を指摘。京都の料亭で修行した日本料理店「てのしま」(東京)の林亮平さんは「先人が紡いできた日本の食文化と資源を次世代に残すきっかけにしたい。日本の海の現状を知ってほしい」と訴えた。
(まいどなニュース/京都新聞)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
魚力と北三陸ファクトリー、業務資本提携を締結
PR TIMES / 2024年7月31日 17時45分
-
全国から選抜された15名の学生がトップシェフ4名の伴走を得て3ヶ月間学び、実践するプログラム『THE BLUE CAMP』が、海と食の未来をつくる期間限定レストランを東京・京都にてオープン
PR TIMES / 2024年7月24日 14時45分
-
「平気でウナギを食べる人」が知らない資源の実態 ウナギをいつまでも食べ続けるためには
東洋経済オンライン / 2024年7月24日 11時30分
-
高知県四万十市のふるさと納税返礼品・中村伝統の味! 「カツオの塩タタキセット」とは?
マイナビニュース / 2024年7月23日 14時0分
-
山口県の誇る高級魚アマダイを通して海の未来を考える「アマダイを調べ隊」(DAY1)を開催しました!
PR TIMES / 2024年7月10日 12時45分
ランキング
-
19000円と16万円「炊飯器」を徹底的に比べてみた アイリスオーヤマVS象印、価格差は17倍以上
東洋経済オンライン / 2024年8月3日 9時30分
-
2やってはいけないお米の保存方法とは? 正しい保存場所や賞味期限を詳しく解説!
オールアバウト / 2024年8月3日 20時45分
-
3肉を食べるより有益な成分を摂取できる…予防医学の名医「世界の長寿エリアでもりもり食べられているもの」
プレジデントオンライン / 2024年8月3日 10時15分
-
4不動産会社の女性経営者が教える! 意外と知らない「内見のコツとNG行動」
ananweb / 2024年8月3日 20時30分
-
5部屋が散らかると貧乏につながるのはナゼ?
オールアバウト / 2024年8月3日 11時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください