自作の「犬用の水洗トイレ」が凄い→「特許がとれるのでは？！」「ウチも採用したい」

かわいいゴールデンレトリバーがちょこんと座っている場所は、なんと、犬専用の水洗トイレ！向かって左の壁にはトイレットペーパーと洗浄ボタン。右壁には水道とシャワーが備え付けられています（画像提供：ゆずゴールデンレトリバーさん）

自宅で犬猫と暮らしている人も多いと思いますが、糞尿の処理に困ることはありませんか？先日、X（旧Twitter）への投稿が「画期的」と注目されました。

「ウンコを流す時はこんな感じ。トイレットペーパーで取って、排水口に入れてから流します。マットの汚れは、最後にシャワーで流します」

ゆずゴールデンレトリバーさん（@YuzuGoldendog）の投稿は、なんと「犬用水洗トイレ」。

筆者もラブラドールレトリバーをお世話したことがありますが、大型犬ともなるとその量は人間並み……「人間用のトイレを自分で使ってくれると便利なのになぁ」と思ったことがありますが、まさにその夢を叶えているではありませんか！これですよ、これ！！

「え、欲しい」
「おうちにあるの！？すごい！」
「これで賢い子だったら自分で流せるかも……」
「凄い。水洗トイレも凄いし、ワンちゃんも偉い」
「すごいハイテクだな」
「ウチもこれ採用したい」
「大型犬だとおしっこだけでも量すごいから楽になりますね」
「とても良い！！！！犬の水洗トイレなんて考えてもみなかった」

実際に愛犬と暮らしている人たちからは、羨望の眼差しコメントがずらり。実際に「欲しい」と思っている人たちもいる様子なので、どこで買えるのか？など、ゆずゴールデンレトリバーさんにお話を伺いました。

水洗式犬用トイレは、自分で設計したオリジナル！

ーー「水洗式の犬用トイレ」初めて見ました！ご自宅で使っているんですか？

「今回Xに投稿した犬の水洗トイレは、私が運営している一棟貸しの別荘『トライハク軽井沢ひなた』に設置しているものです。ちなみに自宅にも設置しています」

ーーこの犬用トイレはどこのメーカーのものでしょうか？

「私が設計しました。我が家では、ゴールデンレトリバーの女の子『ゆず』を飼っているのですが、自宅を新築する際に、ゆずのためにつくってみようと思いまして。いろいろと試行錯誤を重ねて設計図を書き、工務店にお願いしました。その経験をもとに『トライハク軽井沢ひなた』にも設置することに。こちらは改良した2号機になります。

ちなみに、犬のうんちの処理は、各自治体によって可燃ゴミで捨てないといけない場合もあるので、流したりする際には自治体に確認する必要があります。もちろん私のところも自治体に確認してから製作し、うんちを流しています」

ーーもしかすると、世界中探しても、水洗式犬用トイレはこの二つしかないかもしれませんね（笑）。でもなぜ犬用トイレを水洗式で製作することにしたんでしょうか？やっぱり便利ですか？

「おしっこをトイレ場外ですることがあったり、トイレトレーにトイレシートを敷いているだけだとシートがズレてしまったり。衛生的にキレイかと言われると汚かったりしていたので、それであればいっそのこと犬専用水洗トイレをつくろうと思ったんです。特にゆずはジャバジャバたくさん水を飲むため、その分おしっこの量も多くて。水洗トイレを覚えるまでは、トイレのために大量のペットシートを消費してました。でもそれがなくなったうえ、匂いもないですし、快適ですね」

ーーそれはお互いにストレスが減って良い結果ですね。ゆずちゃんはすぐ水洗トイレを使ってくれましたか？

「トイレシートで子犬の頃からさせてたので、シートなしでできるようになるまで、やはり1カ月以上かかりました。最初はトイレにトイレシートを敷いて、徐々にシートを小さくしていくというトレーニングをしました。ゆずは臆病な性格で、気を許してない人にはよく吠えています。だから最初は戸惑っていましたが、今では慣れっこで怖がらずに使ってくれます」

ーー投稿画像で見ると、トイレは割と広く見えますね。工夫されたところなどはありますか？

「サイズはW900xD600mmあります。製作上で一番難しかったのは、水の流れ方と水量ですね。試作機を何個もつくりました」

人もワンちゃんも快適な水洗トイレは夢のようですが、オリジナル製作品だったのですね。ツイッターで公開後、反響があって「買いたい」という希望者もいたそうですが、製品化の予定は今のところなしとのこと。いつの日か、トイレメーカーから製品化されるといいですね！

（まいどなニュース／Lmaga.jpニュース特約・東寺 月子）