旅館の看板猫、お客さんが着く前にせっせと窓拭き 仕事熱心な姿に「プロの眼差し」とSNS感心

せっせと窓を拭くきなこちゃん＝桐屋旅館 aka.ねこ宿（@kiriya_ryokan）提供

「窓が汚れているのよ。早くキレイにしないと、お客さまがお着きになっちゃうわ。急がにゃいと！」と、Xに投稿したのは、桐屋旅館 aka.ねこ宿（@kiriya_ryokan）さん。投稿には窓をせっせと拭く（？）三毛猫の動画がアップされ、その愛らしい姿が多くの人々の注目を集めました。

桐屋旅館 aka.ねこ宿さんにお話を伺いました。

ーー猫の名前を教えてください。

「きなこと言います。本名はきなこもちで、3歳です」

ーーいつから看板猫を務めているのですか？

「2021年4月に東京で野沢温泉出身の方に保護され、その後、猫を育てるのがとても上手な野沢温泉の方のお家に引き取られました。そして、2021年6月に桐屋旅館にやってきて、看板猫として働いています」

ーー窓拭きが好きなんですか？

「そうですね。コロナ禍の時期には、フロントに設置された飛沫防止シートを拭いていたこともありました。どうやら窓拭きが好きなようです（笑）。ワンちゃんがお散歩していたり、鳥が飛んできたりすると、興味を持って一生懸命窓を拭き始めます」

ーー他にも面白いエピソードはありますか？

「きなこは子猫の時からユーモアたっぷりの性格で、一番体が大きな親分猫のショースケに『きなこアタック』を仕掛けたり、夫が雪かきをしていると現場監督をしたりと、いつも何かしらのネタを提供してくれます」

この投稿には、「窓拭きプロの眼差し！」「女将さん仕事熱心で」「昨年末に伺った時にも朝からお掃除していました」などたくさんの反響があり、「いいね」は1万件にもなりました。

窓拭きが大好きで、常に周りにネタを振りまくきなこちゃん。これからも旅館の人気者として、多くの人々を癒やし続けることでしょう。

（まいどなニュース特約・渡辺 陽）