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「土砂降りのなか、鳴き声が」発見された子猫はずぶ濡れ、大雨に流されるところを危機一髪、保護 母猫は?

まいどなニュース / 2024年9月5日 14時20分

雨どいの排水管にしがみついていた子猫(もくれんれんれんさん提供)

「土砂降りの中、子猫のような高い鳴き声が。同時に内線が鳴って別部屋に居た社員くんから『子猫の鳴き声がする』と報告。濡れながら3人がかりで捜索、屋根の排水ドレンにしがみついてた子猫を保護。親が迎えに来ることを期待したけど、結果夕方になってもお迎えがないので連れて帰って今この状態。」

土砂降りの中、勤務先で子猫を保護したことを「もくれんれんれん」さん(@UiTedu)がX(旧Twitter)で報告。投稿には「助けてくれてありがとう」「見つけてもらって良かった」「子猫さんかわいいですね!」と、感謝のコメントが相次ぐなど話題になりました。

鳴き声は別棟近くから…車庫の屋根の雨どいの排水管にしがみついていた子猫

もくれんれんれんさんによると、この日は朝から雨が降ったり止んだりしていたとのこと。勤務先で子猫の鳴き声らしきものが聞こえ、別棟にいる社員からも「近くで子猫の鳴き声が聞こえる。屋根の方かも」などと連絡が…そこで、もくれんれんれんさんは10メートルほど離れた別棟へ駆け付けたといいます。

「慌てて別棟に行くと社員AくんとBくんも外に出てきて。『隣の車庫の上だと思う』というのでハシゴを出して、Bくんが登ってくれましたが、その時には鳴き声は聞こえず見つけられませんでした。10分ほど探して見つからなかったため、お互いそれぞれの仕事部屋にいったん戻りました。

人の気配がなくなるとまた泣き叫ぶような声がし出したので再度集合。今度は声のする場所を見極めながら探しました。やはり社員くんたちのいる仕事部屋の中で声が聞こえ、その部屋にくっついて建っている車庫の屋根の雨といのゴミが流れないように被せているドレン(排水管)にしがみついていた子猫を発見したんです」

もくれんれんれんさんたち3人はずぶ濡れになりながら、屋根のドレンにしがみついていた子猫を保護。救出後、親猫らしき声が聞こえていたようで、探しているのだろうと子猫をカゴに入れて濡れないよう車庫に夕方まで置いていましたが…結局親猫は現れませんでした。

「子猫はずぶ濡れだったのでとりあえずタオルで水分を拭き取り、乾かしてから寒くないようタオルを何枚も敷き込んで、カゴの中に入れて濡れないように保護した車庫の中に置きました。大声で鳴いて探していた親猫が連れに来ることを期待したのですが、子猫はぐっすり寝てしまい、親猫とははぐれたままになってしまいました。

子猫がいた車庫の屋根は雨が溜まらないように少し傾斜していて、社員くんたちのいる事務所の壁の中に隠れている雨といに雨水が流れ込むようになっていたのですが…車庫の上にはソーラーパネルが乗っているので、親猫はパネルの下で子育てをしていたのかもしれません。ただ、ひどい土砂降りで移動途中に1匹はぐれ、もしかしたら雨といに流れ込む雨水の勢いに流され、ドレンにやっとの思いでしがみついていたのではないかと思います」

名前は、ギリシア語で豪雨という意味「ネロポンディ」から「ネロ」に決定

ひとりぼっちになってしまった子猫…もくれんれんれんさんのおうちに連れ帰り、翌日には動物病院へ行きました。

「自宅に連れ帰った時、見た目は生後10日経っているかどうかという気がしたので、ネットで調べて排泄を促してみたり、哺乳瓶もないのでミルクをストローで飲ませたりしました。次の日に病院に連れて行ったのですが、診察のほか、体重測定とノミがいたのでお薬を投与してもらいました。体重は280グラム。健康状態は良好そうでした。血液検査は小さすぎて血が取れないみたいで2週間後に。

また診察を待つ間、カルテに名前を記入しなくてはいけなかったので、急きょ名前を付けたんです。豪雨の中、保護したことから雨にちなんだ名前にしようとネットで調べてしっくりきたのが、ギリシア語で豪雨を意味する『ネロポンディ』。そこから一部を取って、『ネロ』と名付けました」

子猫の名前はネロくん(雄)に決定。今後は、里親さんを募集する予定だそうです。

   ◇  ◇

子猫に近付かない先住猫たち でも…

もくれんれんれんさんのおうちには、既に保護猫3匹とチワワ犬1匹の先住猫・犬さんたちがいます。猫たちは、 モノちゃん(9月で5歳・黒キジ)、シャールちゃん(9月で5歳・茶サビ)、シェリーちゃん(推定5歳以上 ・サバトラ)。チワワは、 はるちゃん(7歳)といいます。モノちゃんとシャールちゃんは5年前、保護団体の譲渡会で引き取り、シェリーちゃんは3年前、当時住んでいた家に車で勤め先から帰宅途中に国道沿いで保護したそうです。

ネロくんがおうちにやって来てから先住猫・犬さんたちの反応はというと、「いつも猫ズとチワワが同じベッドで私と一緒に寝てくれていたのに、猫ズは寝てくれなくなりました…またリビングで子猫をお世話していると猫ズの治安が悪くなるので、寝室でお世話しています。キャットケージは寝室の隣の部屋にあり、子猫は普段そこにいますが、もちろん猫ズは近付きません(泣)」と、もくれんれんれんさん。さらに「チワワは興味津々なのかよくお世話の様子を見に来ます」と話します。

先住犬のはるちゃんはネロくんに興味津々…先住猫ちゃんたちはネロくんに興味はありそうな子もいるそうですが、なかなか近付かないとか。里親さんの元へ行くまでには、距離が縮まるといいですね。

※その後、ネロくんの親猫と兄弟猫らしき猫さんたちが現れたそうです。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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