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台風7号で水害から車を守った「イオンいわき店の立体駐車場24時間開放」の英断→イオンに災害時の対策を聞いた

まいどなニュース / 2024年10月10日 7時55分

台風や線状降水帯の発生など、水害で車が水没しそうな時、イオンに車を非難させることができるんです!※画像はイメージです(stock.adobe.com/aijiro)

台風8号が関東〜東北に近づいた8月中旬、猛威を振るい、各地で線状降水帯が発生する中「イオンいわき店の立体駐車場が開放される」という投稿がSNSで話題となりました。

水害は家屋だけでなく車も被害に合うため、「自家用車をどうすればいいか」と悩む人も多い中でのイオンいわき店のこの行動に、多数のコメントが寄せられ、情報が拡散されました。

「イオン素晴らしいな」
「私も念の為避難してきた!イオンさんありがとう」
「こんな対応は、車好きとしては嬉しいよね」
「福島イオンは花火大会のとき屋上駐車場の照明落としてくれたり、平イオンは台風来るからと立体駐車場開放してくれたり。イオン最高じゃねえか」
「車の避難場所っていうのいいね。命は大切だけど、できるなら高価な物も守れるなら守りたい」

「家の駐車場は水害の心配がある人には、とてもありがたいイオンの災害対応だと思います」という声がたくさん投稿されました。そんなイオンの災害対応について、広報ご担当者にお話をお伺いしました。

知らなかった!進んでいるイオンの防災拠点整備

ーーこの「水害時の立体駐車場開放」は全国どこのイオンでも実施されていることですか?

「大雨の際の立体駐車場の一般開放については、地域や店舗の状況に応じて対応しており、一部の店舗の取り組みです」

ーーでは今回の取り組みは、ある意味異例だったんですね。イオングループとして何か防災対策に取り組まれていますか?

「イオングループは東日本大震災以降、BCP(事業継続計画)に基づき、全国各地で地震安全対策や防災拠点の整備を防災対策として実施しています。災害時の一時避難場所となる店舗もございます」

ーー「防災拠点の整備」とは、具体的にどのようなことをされるんですか?

「防災拠点の整備とは、災害発生時に一時避難場所や救援・救護スペースの提供や、食品売場の提供、また発災直後から早期に店舗・施設の営業再開ができるよう、自家発電施設などエネルギー供給体制を確保することです。現在67ヶ所の拠点整備が完了しています」

ーー防災拠点とになる店舗があるとは、知りませんでした。地域の防災対策に積極的に取り組んでおられるんですね!

「はい、イオングループでは災害発生時、事業継続のために必要となるエネルギー会社に加えて、地域行政や病院、 大学、また各エリアの民間企業など、各地域に根差した外部パートナーとの連携を強化しています。 これまでに全国780を超える自治体・外部パートナーなどと、1100を超える防災協定を締結し連携を強化してきました。安全・安心な地域づくりを目指して、今後も各地域との協力体制を構築し、防災対策に取り組んで参ります」

ーー対策を告知している店舗などはありますか?

「例えば、イオンモールいわき小名浜では防災モールとしての取り組みをウェブサイトで告知しています」

思いのほか進んでいるイオンの防災対策。いざ!というときのために、最寄りのイオンがどんな対応ができる施設なのか、調べてみるのも一つの防災対策になりそうですね。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・東寺 月子)

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