「羽田空港で財布をなくした父」に1万円を手渡した“恩人”をSNSで奇跡的に発見！「無事に帰れたなら良かったです」感動のエピソードが話題

福岡から上京し羽田空港で財布をなくしたというお父さん。見知らぬ女性から1万円を受け取ったという（photoACより「パンダの中のパンダ」さん撮影、イメージ画像）

「昨日福岡から上京し羽田空港で財布をなくした事に気づき困っていた父に一万円をくださった恩人が見つかりました。
Xすごい！！
父は本当に喜んでおりました。
私もこのような親切な方が本当にこの世にいるんだと驚きでした。
本当にありがとうございました。」

上京したお父さんが羽田空港で財布を失くしてしまって困っていたところに、「これを使ってください」と1万円札を差し出してくれた“恩人”から連絡が来たことを、娘さんの陽出子（ひでこ）さん（@Hidekodeko_fufu）がX（旧Twitter）で報告。たくさんの人たちから驚きと感激のコメントが寄せられ話題になりました。

娘が父親の“恩人”へ向け感謝の気持ちをXに投稿したところ…「私の事だと思います」とリプライが！

実は“恩人”から連絡が来た前日に1万円を手渡した人物に向けて、陽出子さんがXにお父さんのエピソードを投稿。「お名前も全くわからないのですが、この場を借りて娘の私からお礼をお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えました。すると、その陽出子さんの投稿が奇跡的に“恩人”の元に届き、こんなリプライがあったといいます。

「お父様は画家さんですか？？
だとしたら、これ、私の事だと思います。
バズっててビックリしました
あの時電話していたのはお嬢様とだったのですね。
無事に帰れたなら良かったです…」

画家の父親はお礼に絵葉書2枚を渡していた

あの時、お父さんに1万円を渡した“恩人”の娘さんが、陽出子さんの投稿を「これお母さんの事じゃないの？」と気付き、女性がコメント。そして、陽出子さんは女性のコメントにすかさずリプライをしました。

「そうです！油絵を描いています！
自分の絵葉書を2枚渡したと言ってました。
昨日は本当にありがとうございました
あの後、来週ある展示会の審査の為に上野まで行かなくてはならず、私も仕事中ですぐに駆けつけてあげる事が出来なくて困ってたところでした。
本当に本当にありがとうございました」

再び感謝の気持ちを伝えたという、陽出子さん。受け取った1万円を返すことを伝えたところ、女性は「困ります　3倍にして送り返しますよww お金には生きてるお金と、死に金があると思ってて、今回は誰かのために生きてるお金を使えて良かったわ～とルンルンしてたので」と返信。とはいえ、お礼をせずにはいられない陽出子さんは、女性がXアカウントを通じて販売している干し芋を注文したそうです。

「心温まる交流」「Xの力侮れませんね!!」

お父さんの“恩人”が見つかった今回の一連の投稿には、次のようなコメントが寄せられました。

「うわー素敵です 見つかって良かったです 凄いですね！」
「Xのことを悪く言う方もたまにいるし、それも何となく分かるけど、こういう素晴らしい繋がりもあるし、私は去年からですが、本当にXやってて良かったって思いました　こんな心温まる交流を見ることが出来るんですから」
「こう言う繋がり方もあるんですね 今度はよしの干し芋屋さんが繁盛してなんか良い繋がり お父さんの絵も素敵 心温まる繋がりですね！」
「見つかった 改めて、素晴らしい方ですね 陽出子さんもお父さんも、安心しましたね」
「Xの力侮れませんね!!」
「心温まるお話をありがとうございます　こんな事が現実にあるんですネ
　何の見返りも求めずに手を差し伸べたよしの産業さんにも、せめてと絵はがきをお渡しになったお父様にも、生き方を見習いたいと思います」

（まいどなニュース特約・渡辺 晴子）